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	<title>秋田県で体験した怖い話（実話） | 怖い話（実話）｜恐虫リリー</title>
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	<description>怖い話（実話）｜恐虫リリー kowamushi-lily.com 『恐虫リリー』では怖い話（実話）の配信を行っております。心霊・都市伝説・怪談・人間・不思議・心霊スポット等、投稿頂いた実話体験談をご紹介しています。</description>
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	<title>秋田県で体験した怖い話（実話） | 怖い話（実話）｜恐虫リリー</title>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「廃校舎の夜」心霊怪談（秋田県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 23 Jan 2026 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[学校]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[音・声]]></category>
		<category><![CDATA[秋田県]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：ヨウ さん（30代/男性/地方公務員）体験場所：秋田県Ｄ市の旧道沿い 山中にある廃校跡 数年前の夏、大学時代の友人Ａと久しぶりに再会し、夜のドライブに出たことがありました。 目的地は特に決めていませんでしたが、Ａ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-1440789499" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：ヨウ さん（30代/男性/地方公務員）<br />体験場所：秋田県Ｄ市の旧道沿い 山中にある廃校跡</div>


<p>数年前の夏、大学時代の友人Ａと久しぶりに再会し、夜のドライブに出たことがありました。</p>



<p>目的地は特に決めていませんでしたが、Ａが「昔から地元の肝試といえばっていう有名な場所があるんだ」と言い出し、Ｄ市の山中にあるというその旧校舎跡へ行くことになりました。<br>地元では「そこはもう取り壊された」と言う人もいれば、「まだ残っている」と言う人もいて、現存するのかもハッキリしない建物のようでした。</p>



<p>国道から外れて細い旧道を進むと、徐々に街灯も寂しくなり、気付くとヘッドライトの光すらも飲み込むような深い闇が、道の先まで続いています。<br>窓を少し開けると、湿った草の匂いと虫の鳴き声が車内に入り、夏の終わり特有の重たい空気を運んできます。</p>



<p>しばらく進むと、左手の森の奥に、朽ちかけた木造の建物が見えてきました。それは古い校舎のようで、あの廃校はまだ残っていたんだと、言い出しっぺのＡも驚いているようでした。</p>



<p>道端に車を停めて、私たちは懐中電灯を片手に建物へ向かいました。<br>平屋建ての校舎。その入り口の扉は外れており、廊下の奥まで暗闇が続いているのが建物の外からも分かります。</p>



<p>足を踏み入れると、ギッと床板が沈み、長年の湿気を含んだ木の匂いが鼻をつきました。<br>壁には色あせたポスターが残っていて、まるでそこだけ時間が止まっているようでした。</p>



<p>廊下の奥を照らしながら先に進むと、私たちの足音に交じって、背後から「コツ、コツ」と小さな音がしました。咄嗟に振り返りましたが、誰もいません。風もなく、虫の声すら遠のいたみたいで、私たちが歩みを止めると静寂だけが残ります。</p>



<p>その時、すぐ横の教室、廊下との仕切り窓の内側を何かが横切りました。電灯の光を反射した影がスッと一瞬だけ見えたんです。</p>



<p>思わず息を飲み、「今、何か通らなかった？」とＡに言うと、彼は黙って頷くだけ。<br>その直後でした。私たちの背後、廊下の奥から複数の足音がバタバタバタと近づいてきたんです。</p>



<p>規則的なリズムで、それは人の足音そのもの。<br>反射的に懐中電灯を向けましたが、光の先には誰もいません。<br>それなのに足音だけが近付いて来るんです。</p>



<p>足音は次第に早くなり、メシメシメシメシッと、床が軋む音に混じってこちらに迫ってきて、私たちは何が起きてるのか分からず恐怖だけが込み上げ、言葉を発するよりも先に体は玄関へ向かって駆け出していました。</p>



<p>背後から迫る足音を振り切り、外へ飛び出した瞬間、私は後ろを振り返りました。</p>



<p>校舎の中の廊下は奥まで闇が続いていて、シンっと静まり返っています。来た時と同じ光景です。他に何の動きもありません。懐中電灯の光が、古びた校舎の壁と中の廊下を照らしているだけ。</p>



<p>そのまま私もＡも暫く呆然としていました。<br>すると、リーリーリーと虫の音が聞こえてきて、まるで世界に音が戻ったようで、ハッと我に返りました。</p>



<p>車に戻り、エンジンをかけると、時計は0時33分を示していました。到着してから1時間以上が経過しています。信じられない体験をしましたが、ただ、実際には私たちは中に入ってすぐに出て来たんです。なので体感的にはせいぜい10分ほどかと思っていたのですが…</p>



<p>帰り道、私たちは無言のままでした。ラジオをつける気にもなれず、ヘッドライトが照らす白線だけを見つめていました。</p>



<p>後日、気になってあの廃校舎について調べてみたのですが、そこで驚くべき事実を知りました。<br>あの廃校舎、実は10年以上も前に既に取り壊さていたようなのです。調べた記事では住所も一致しています。</p>



<p>信じられんせんでした。<br>あの夜、私たちは実際にあの廃校舎に足を踏み入れ、そして恐ろしい体験をしました。その記憶に間違いはありません。あの夜の出来事が幻だったとは到底思えないのです。まるで狐につままれたような気がしました。</p>



<p>ただ一つ、間違いのない確かな出来事がありました。<br>あの夜の帰宅後に気づいた小さな違和感です。<br>Ａの車のトランクに泥の跡がついていたのですが、それがまるで、子どもの靴の形をしていたのです。<br>でも、あの夜の私たちはただ虚ろで、互いに何も口にすることなく、そのまま黙って洗車を済ませました。</p>



<p>今も夏の夜に山道を走っていると、ふとあの時の湿った空気を思い出します。<br>あの校舎は本当に幻だったのでしょうか。それとも、原因は分かりませんが、あの夜だけ当時の校舎が現世に姿を現したのか、今となっては確かめる術もありません。確かめる気もありませんが。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「うさぎのぬいぐるみ」心霊怪談（秋田県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 26 Jul 2022 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[子供]]></category>
		<category><![CDATA[病院]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[人形・ぬいぐるみ]]></category>
		<category><![CDATA[秋田県]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：かな さん（30代/女性/主婦）体験場所：秋田県A市 某病院 これは、私の友人のＡ子さんが体験した話です。 当時、Ａ子さんは秋田にある大きな病院で看護師として働いていました。かなり古い病院だったらしく、建物も随分 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-3344278367" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：かな さん（30代/女性/主婦）<br />体験場所：秋田県A市 某病院</div>


<p>これは、私の友人のＡ子さんが体験した話です。</p>



<p>当時、Ａ子さんは秋田にある大きな病院で看護師として働いていました。<br>かなり古い病院だったらしく、建物も随分と痛んでいたため、その頃には場所を移転して建て直すことが決まっていたそうです。<br>そのため、旧病棟から沢山の荷物を移転先の病棟へ移す必要がありました。</p>



<p>当時、彼女が勤めていた小児科病棟には、患者の子供たちが遊ぶためのおもちゃや絵本、ぬいぐるみなどが沢山ありました。<br>病院の移転に伴いそれらを整理することとなり、比較的きれいなものは新しい病棟に運ぶことにしたのですが、それ以外の汚れているものや、子供たちに人気がないようなものは全て処分することにしたのだそうです。</p>



<p>処分品は全て1つのボックスにまとめて入れておいたのですが、処分までの間、もし職員の中に欲しい人がいたら好きに持って帰っていいことになったそうです。<br>そこでＡ子さんもボックスの中を探してみると、一匹の可愛らしいウサギのぬいぐるみを見つけ、それを家に連れて帰ったのです。</p>



<p>彼女には当時5歳の娘さんがいました。<br>娘さんは、Ａ子さんが持ち帰ったウサギのぬいぐるみを喜んでかわいがり、寝る時まで一緒だったそうです。</p>



<p>その頃からでした。<br>Ａ子さんの家でおかしなことが起こるようになったのは。</p>



<p>最初の異変はリビングの電気でした。<br>しきりに蛍光灯が切れるのだそうです。</p>



<p>誰もスイッチには触れていないのに突然電気が消え、調べるとどうやら蛍光灯が切れたようだったので、直ぐに新しいものに取り替えるのですが、翌日にはまたバチバチッと切れ、それが何度も続くのだそうです。</p>



<p>しかし、あくまでＡ子さんは、それを偶然が続いただけのことと思っていたそうなのですが、次に起こったことが彼女にある確信を与えました。</p>



<p>それは、5歳の娘が寝ている時に発する寝言でした。</p>



<p>病院から持ち帰ったウサギのぬいぐるみと寝ている時に限って、娘さんは必ずうなされ、「ごめんなさい！お母さん！」と、寝言で叫ぶそうなのです。</p>



<p>しかも、その声はいつもの娘さんの声じゃないようだったと。<br>娘さんは、普段はＡ子さんのことを「ママ」と呼ぶはずなのですが、寝言の時に限っては「お母さん」と呼ぶそうなのです。</p>



<p>「その声は明らかに母親のことを恐れているようだった・・・」<br>とＡ子さんは言います。</p>



<p>ただ、翌朝目を覚ました娘さんは、昨夜どんな夢にうなされていたのかも、自分の寝言のことも何も覚えていないそうなのです。</p>



<p>しかし、娘さんのこの奇妙な寝言を切欠に、Ａ子さんは最近起こっている不思議な現象の原因が、全て病院から持ち帰った『ウサギのぬいぐるみ』にあると確信しました。</p>



<p>翌日、Ａ子さんはすぐに病院の処分品ボックスにウサギのぬいぐるみを戻しました。<br>すると、その光景を見ていた看護師長さんが慌てた様子で近付いて来るので、信じてもらえないだろうけどと、Ａ子さんはおずおずとこれまでの経緯を話すと、</p>



<p>「やっぱり…」</p>



<p>と、眉間に少し皺を寄せ、心苦しそうに師長さんは話し始めました。</p>



<p>「そのぬいぐるみはね、母親からの虐待で入院していた女の子が持っていたぬいぐるみだったんだよ。お母さんが買ってくれたんだ！って自慢して、大事そうに持っていたから、それが何だか健気で忘れられなくて…」</p>



<p>そう語ってくれた師長の話には、更に悲しい続きがありました。</p>



<p>女の子が退院後も、結局、虐待は繰り返されていたようで、その女の子は入退院を繰り返しながら、わずか6歳の時に亡くなってしまったのだそうです。</p>



<p>同じくらいの年齢の娘を持つ母親として、Ａ子さんはその女の子に心から同情しました。<br>ボックスの中から再びウサギのぬいぐるみを持ち出すと、このまま処分してしまっては女の子が成仏できないと考え、Ａ子さんは師長に相談し、一緒にお寺でお焚き上げをしてもらうことにしたのです。</p>



<p>お焚き上げの前に、住職にこれまでの事情を説明すると、やはりそのぬいぐるみには女の子の念が詰まっていると言われ、胸が張り裂けそうだったとＡ子さんは言います。同世代の娘を育てる彼女だからこそ、余計に心苦しかったんだろうと思います。</p>



<p>その後、Ａ子さんの家で不可解な現象が起こることはなくなりました。<br>娘さんも、何事もなく元気に成長しているそうです。</p>



<p>とは言え、Ａ子さんにとってその経験は、どうしても忘れないものとなったようです。<br>小児科病棟に勤めていると、時に歪な親子関係を目の当たりにすることがあるとＡ子さんは言います。<br>それがどうしてもＡ子さんの体験した出来事とリンクしてしまうのだと…</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「神様の家」不思議怪談（秋田県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 14 Jun 2022 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[ユタ・イタコ・お祓い師]]></category>
		<category><![CDATA[秋田県]]></category>
		<category><![CDATA[家族]]></category>
		<category><![CDATA[神様]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：神様 さん（30代/女性/主婦）体験場所：秋田県 某所 これは、私の幼少期の頃の記憶にある不思議な体験です。 私が物心ついた頃から我家では年に一回、年の瀬に、『神様の家に行く』という決まりがありました。 そこで『 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-3850088315" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：神様 さん（30代/女性/主婦）<br>体験場所：秋田県 某所</div>


<p>これは、私の幼少期の頃の記憶にある不思議な体験です。</p>



<p>私が物心ついた頃から我家では年に一回、年の瀬に、『神様の家に行く』という決まりがありました。</p>



<p>そこで『神様』と呼ばれるお婆さんに、来年のお告げをしてもらうのです。<br>時には親戚一同で行くこともあったように記憶しています。</p>



<p>ただ、幼かった私にとって、この神様の家は不思議な存在であり、恐怖の対象でもありました。</p>



<p>神様の家は私の住む場所からはずいぶん遠く、秋田県のどこか、住宅地からちょっと離れた僻地のような場所にポツンと建っていたように覚えています。</p>



<p>外観は昔ながらの家屋という感じで、中に入ると部屋に大きな太鼓があり、壁には沢山の人形が祀られていました。</p>



<p>そんな異様な空気感が漂う家の中で、私たちは掘りごたつに入り、着物を着たお婆さん、つまり神様のお告げを聞かなければならなかったのです。</p>



<p>因みに、私が神様の家で何を恐れていたかというと、そこに祀られている中の一体の人形でした。</p>



<p>その木彫りの人形は長い前髪を垂らし、その間からジトッとした視線が私に向けられているような気にさせられるのです。<br>見るともなく、気持ち悪いなーとその人形を意識していると、私は必ずお腹が痛くなり、神様の家にも関わらず度々寝込んでしまうようなこともありました。</p>



<p>そんな体験もあって、私にとってその人形は、ひときわ異彩な雰囲気を放っているように感じられたのです。</p>



<p>幼少期にはそんな奇妙な体験をしていたのですが、私が成長するに連れ、いつの間にか家族みんなで神様の家に行くことは無くなっていました。</p>



<p>しかし、高校生になったある日、私は再びあの人形と再会することになりました。</p>



<p>母が突然あの人形を家に連れ帰ってきたのです。</p>



<p>忌み嫌っていた人形が出し抜けに目の前に現れ、私は凍り付きました。<br>幼少期の頃の不快な記憶や体験を一気に思い出し、しばらくの間言葉を失ってしまいました。<br>人形から放たれる視線は以前と変わらず薄気味悪く、私の心臓をキュッと締め付けます。</p>



<p>たまらず「どうしてこんな人形持ってきたの！」と、母を責め立てました。<br>すると、母から信じられない事実を告げられたのです。</p>



<p>実はその人形、我家の守り神なのだと母は言うのです。</p>



<p>そもそも神様の家で祀られていた沢山の人形たちは、それぞれがそれぞれの家の守り神として祀られていたそうなのです。</p>



<p>そして、皮肉なことに、中でも私を最も恐怖させたその人形こそが私の家の守り神だそうなのです。</p>



<p>信じられませんでした。<br>そもそも人形が守り神という概念に困惑しましたし、何より私が最も嫌悪していた人形こそが我家の守り神なんて…</p>



<p>すると母の話はこう続きました。</p>



<p>「神様が、亡くなったの・・・」</p>



<p>幼少期の頃の記憶、神様と呼ばれていたお婆さんの顔を思い出し、あの頃の感覚が鮮明に戻った頃、母から更に意外な事実を聞かされました。</p>



<p>実は、子供の頃に私が神様だと教えられていたお婆さんの正体は、イタコなのだそうです。<br>東北地方に広く伝わる信仰の巫女で、死者の霊を『口寄せ』ると言われる存在です。</p>



<p>余談ですが、私の母の母、つまり私の祖母は、随分と早くに夫を亡くしました。<br>それからは女手一つで私の母を含む子供3人を育ててきたのですが、その祖母が心の拠り所としてすがっていたのが、イタコであるあの神様の存在だったそうなのです。</p>



<p>だから我家では、毎年そのイタコの家にご挨拶に行っていたそうなのです。<br>そのイタコが亡くなってしまった。それで守り神の人形を受け取り持ち帰ったのだと、母は言いました。</p>



<p>幼少期には知り得なかった事実をいろいろ聞かされ、私は困惑しました。<br>ただ、母の話を聞いた後、再びその人形に目を向けると、それまで感じていた恐怖心はほとんど薄らいでいました。</p>



<p>でも、どうしても私には、記憶の中で恐怖の対象だったその人形を家に置いておくことが耐えられず、それを母に訴え続けました。<br>結局、人形はお寺でお焚き上げしてもらうことになりました。</p>



<p>お焚き上げ当日、空はすっきりとした快晴でした。</p>



<p>人形は火にくべられ、パチパチと音を出して焼けていました。<br>その間、なぜか私は涙が止まらなくなりました。</p>



<p>正直悲しくもないのに、自分の意志とは無関係に涙がこぼれてしまうのです。<br>家族の中で泣いているのは私だけでした。</p>



<p>なぜ私だけがあの人形をあんなに怖がり、お焚き上げで涙を流したのか、未だに分かりません。<br>だけど、あの人形は確かにうちの家族と深い関係にあったのだと思います。</p>



<p>正直、イタコの存在すら信じていなかった私ですが、あの人形との出来事だけは今も心に深く刻まれる不思議な体験となりました。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「原因」心霊怪談（秋田県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Jul 2021 23:58:26 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[家・土地]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[音・声]]></category>
		<category><![CDATA[秋田県]]></category>
		<category><![CDATA[鏡]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：かな さん（30代/女性/主婦/）体験場所：秋田県秋田市の実家 これは秋田県秋田市の実家で体験した話です。 私の実家は住宅街にあるごくごく普通の一軒家で、もともとは広い野原が広がる場所だったと聞いています。 何の [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-1380200832" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：かな さん（30代/女性/主婦/）<br />体験場所：秋田県秋田市の実家</div>


<p>これは秋田県秋田市の実家で体験した話です。</p>



<p>私の実家は住宅街にあるごくごく普通の一軒家で、もともとは広い野原が広がる場所だったと聞いています。</p>



<p>何の変哲もない家でしたが、姉や私の成長に伴い、2階の部屋を増築したことがありました。</p>



<p>これはその頃のお話です。</p>



<p>当時、増築したばかりの2階の部屋を、私の部屋としてあてがってもらいました。<br>階段を登ってすぐ正面の部屋です。部屋のドアは換気のために常に開けていました。</p>



<p>部屋に入って正面の壁には鏡台を置いていたのですが、この鏡台が少し訳ありの代物でした。</p>



<p>我家の増築が済んだ頃に、母の勤める会社の社長夫人が亡くなられたんです。<br>その遺品整理の際、小さな会社だったので従業員とも仲が良かった奥様の鏡台を、母が形見分けに頂いて来たのですが、それから妙なことが起こるようになったんです。</p>



<p>その頃は私も少し背伸びしたがる年頃だったので、その鏡台を部屋で使うことを母が許してくれた時は、とても嬉しかったことを覚えています。</p>



<p>それから少し経ったある日のことです。</p>



<p>いつものように学校に行く前にその鏡台に座って朝の支度をしていると、鏡に私以外の誰かが映ったような気がしました。<br>慌てて後ろを振り返ったのですが、目の前には開け放たれた部屋のドアと、その先には1階に降りる階段があるだけで、他に誰の姿もありません。</p>



<p>気のせいかと思って再び支度に取り掛かると、今度は『ダダダダーッ』と物凄い勢いで階段を駆け上がってくる音が聞こえたのです。</p>



<p>「えっ！？」と驚いて、また直ぐに後ろを振り返ったのですが、やっぱり誰の姿もありません。いつの間にか音も止んでいます。<br>とてつもない勢いで階段を駆け上がるような音で、人間が走って出るような音には思えませんでした。大勢で駆け上がって来るような、本当に凄まじい音だったんです。</p>



<p>鏡台の椅子から振り返ったまま、静かな階段を呆然と見ていると、じっとりと額に汗が浮かんできて、私は急いで朝の支度を済ませ、そのまま学校へと向かいました。</p>



<p>その夜のことです。<br>部活でクタクタに疲れて帰宅した私は、今朝の出来事もすっかり忘れていて、ご飯も食べずにすぐに部屋のベットで倒れるように眠り込んでしまいました。</p>



<p>その日、生まれて初めての金縛りに遭いました。</p>



<p>深夜であることは間違いないと思うのですが、正確な時間は分かりません。</p>



<p>気が付いた時には目も明けられず、身体の一切が動かせず、意識だけが朦朧とありました。</p>



<p>そして微かに耳に入ってくる音がありました。</p>



<p>それは、知らない女性の苦しそうな呻き声でした。</p>



<p>一晩中その声を聞いていた気もするのですが、ハッと気が付いた時には声は止んでおり、窓から日差しが差し込んでいました。</p>



<p>夢でも見ていたのかと思ったのですが、朝ごはんの時にこのことを家族に話すと、姉が驚いた顔をしてこう言ったんです。</p>



<p>「私も…聞いた…」</p>



<p>どうやら姉もその夜、私と同じ体験をしたようなのです。<br>姉の部屋は私の部屋の隣にありました。増築前からある部屋です。</p>



<p>「夢かと思ってたんだけど…」</p>



<p>そう言って、気味悪そうに眉間に皺を寄せる姉も、一晩中金縛りにかかったまま、知らない女の悶え苦しむような声を聞いていたそうなのです。</p>



<p>心霊現象？<br>二人同時に同じ体験をしたことで、私たちの中で一気にその可能性が高まりました。</p>



<p>原因は分かりませんが、それが余計に怖くて、その日、霊感が強いという姉の友人Ａさんに来てもらうことになったんです。</p>



<p>「おじゃましまーす。」</p>



<p>と言って、恐る恐る我家に入るＡさんは、玄関の正面にある2階への階段を登ったところで、目を細めて言いました。</p>



<p>「この家ってさ、玄関入って正面の階段を上がって、その正面にドアの開いた妹さんの部屋があるじゃない。それで、更に部屋のドアから正面突き当りにあの鏡台があるでしょ…」</p>



<p>Ａさんはそう言って、階段を上って直ぐのところから、私の部屋の鏡台を真っ直ぐ指差しました。</p>



<p>「つまり玄関からあの鏡台まで一直線に結ばれていて、そこをすごい数の霊たちが通り道にしてるみたいだよ。私も詳しくは分からないけど、多分あの鏡台の鏡が、霊界との出入口みたいな役割を果たしているんだと思う。」</p>



<p>そう言って不快そうに鏡台を見つめるＡさん。<br>その言葉を聞いて私はハッとしたんです。</p>



<p>先日聞いた『ダダダダーッ』と物凄い勢いで階段を駆け上がってきた音、あれは大勢の霊がこの道を通る音だったのだと…</p>



<p>つまり母親がもらってきた鏡台の配置、増築した家の構造、ドアを開けておく私の習慣、それらが偶然一致して、心霊現象を生み出す道を作ってしまっていたのです。</p>



<p>とにかく色々と合点がいった私たちは、直ぐに鏡台の場所を移し、玄関と向き合わないように工夫して配置しました。そして鏡を使わない時は、常に鏡台に布を掛けておくことにしたんです。</p>



<p>「これで一安心ね。」</p>



<p>そう言ってＡさんは帰って行きました。<br>私も姉も、ようやく落ちくことができたんです。</p>



<p>でも、その後も夜になると、階段を駆け上がる音は聞こえ続けたんです。<br>『ダダダダダーッ』という物凄い音。</p>



<p>Ａさんの助言は全く効果がありませんでした。</p>



<p>それどころか、加えて他にも妙なことが起こり始めたんです。</p>



<p>鍵のかからない部屋のドアがなぜか開かなくなったり、誰もいない家の中で突然後ろから押されたり、私たち姉妹だけではなく、両親までもそんな体験をするようになったんです。</p>



<p>私たちは鏡台を処分するように両親に言いました。<br>原因は分かりませんが、この鏡台がうちに来てから妙なことが起こり始めたのは間違いありません。</p>



<p>少なからず自分たちも奇妙な体験をしていた両親は、まだ少し半信半疑なようでしたが、私たちの要求に根負けしたのか、仕方なく社長の奥様の遺品である鏡台を手放すことに決めました。</p>



<p>それからというもの、階段を駆け上がる音は聞こえなくなり、金縛りに遭うこともありません、今までが嘘のように平和な暮らしが戻ってきました。</p>



<p>あれから15年以上たった今、姉も私も実家を出ています。</p>



<p>ただ、今になって、本当にたまにですが、今も実家に帰ると時々聞こえてくるんです。</p>



<p>「ダダダダーッ」と階段を駆け上がる音が…</p>



<p>結局、何が原因なのか分かりません。</p>



<p>もしかしたらあの鏡台は関係なく、私の実家をずっと彷徨っている何かがいるのでしょうか？</p>



<p>それは私の実家が建つ以前からのことなのか、結局何も分からないままです。</p>
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		<title>【怖い話】都市伝説｜長編「吹奏楽部の伝統」秋田県で噂される実話怪談</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 27 Jan 2021 00:06:19 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[都市伝説・噂]]></category>
		<category><![CDATA[長編]]></category>
		<category><![CDATA[いい話]]></category>
		<category><![CDATA[呪い・祟り]]></category>
		<category><![CDATA[学校]]></category>
		<category><![CDATA[秋田県]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：しがないフルート吹き さん（31歳/女性/薬剤師）体験場所：秋田県 田沢湖畔の某合宿所 これは、私が中学1年生の夏に部活の先輩から聞いたお話です。 私の所属していた吹奏楽部では、毎年夏休みになると2泊3日の強化合 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-3112225423" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：しがないフルート吹き さん（31歳/女性/薬剤師）<br />体験場所：秋田県 田沢湖畔の某合宿所</div>


<p>これは、私が中学1年生の夏に部活の先輩から聞いたお話です。</p>



<p>私の所属していた吹奏楽部では、毎年夏休みになると2泊3日の強化合宿が行われていました。<br>その夏合宿中に、部に伝わるとある伝統行事が毎年行われていたのです。</p>



<p>それは合宿初日の夜、1年生は各々担当する楽器パートの先輩から『我が校の吹奏楽部にまつわる怖い話』を聞く、という変わった行事でした。</p>



<p>そんな事お構いなしに、私は人生初めての部活合宿が楽しみで、何日も前からワクワクしていたんです。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-01-min.jpg" alt="【怖い話】都市伝説｜長編「吹奏楽部の伝統」秋田県で噂される実話怪談-画像01" class="wp-image-5682" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-01-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-01-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-01-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-01-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-01-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-01-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>夏合宿当日、私たち吹奏楽部員120名は大きなバスに乗り込み、秋田県の田沢湖にある合宿所に向かい出発しました。<br>この合宿所は様々な団体に利用されており、秋田県出身の方なら『部活の合宿』と聞けばすぐにピンとくるところです。</p>



<p>実際に到着すると、そこは普段私たちが生活している場所とは全く違い、青い山々がズラッと連なる景色は圧巻で、冬にはスキー場として利用されたり、硫黄の香りが強い温泉も湧き出ていたりと、とても素敵なところでした。</p>



<p>初めての夏合宿は本当に楽しくて、みんなで食べる食事は美味しく、男子生徒は顧問の先生とどっちの方が沢山ご飯を食べられるか競争したりしていました。</p>



<p>食事の後は担当の楽器メンバーごとにお風呂に入り、待ちに待った自由時間には仲のいい部員同士で集まって、楽しいおしゃべりに花が咲きました。<br>そのほとんどは好きな人の話や、学校の名物先生の話で盛り上がるんですよね。</p>



<p>楽しい時間はあっという間に過ぎ、夜の8時を回った頃だったと思います。</p>



<p>「じゃあそろそろ、あの話をしないとだね。」</p>



<p>3年生の先輩がそう切り出したのを聞いて、私たち1年生は「何の話だろう？」と顔を見合わせました。</p>



<p>「私も1年生の時に先輩から聞いた話で、うちの部活で代々語り継がれてる話なんだけどね…」</p>



<p>そう言って先輩は、何年も前にこの吹奏楽部で実際に起きたという『怖い話』を語り始めたんです。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-02-min.jpg" alt="【怖い話】都市伝説｜長編「吹奏楽部の伝統」秋田県で噂される実話怪談-画像02" class="wp-image-5683" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-02-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-02-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-02-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-02-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-02-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-02-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>何年も前のその年も、この学校の吹奏楽部の先輩たちは、全日本吹奏楽コンクールでの全国大会金賞を目指して日々練習に励んでいました。</p>



<p>その年の自由曲に選んだ曲には、ピッコロという小さな横笛による美しいソロ演奏がありました。</p>



<p>ピッコロは通常フルートパートの誰かが担当することになるのですが、その年の自由曲のソロパートがあまりに美しかったため、フルートパートの誰もがピッコロ奏者を希望して、全員が名乗り出ました。</p>



<p>思いがけず多くの立候補があった為、顧問の先生はしばらく選考する期間を設けることにしました。</p>



<p>するとその期間中、ピッコロ奏者を希望した彼女たちは、他人を蹴落とすために陰口を叩いたり、陰湿ないじめをしたり、お互いに足の引っ張り合いを始めたのです。</p>



<p>特に3年生はこの大会が最後の大会となる為、他のメンバーよりも目立とうと必死でした。<br>2年生の後輩にはきつく当たったり、中にはフルートが上手い子をこっそり呼び出しては、いわゆる『シメる』ということもあったようです。</p>



<p>しかし、そんな風に周りが醜く争い揉める中、そのようなことには一切加担せず、3年生の女生徒Ａ子さんだけは日々淡々と楽器の練習だけに励んでいました。</p>



<p>周りから何か言われたり、ちょっかいを出されたりしても、Ａ子さんが仕返しをすることはありませんでした。ただ黙々と練習に励むのみでした。</p>



<p>ただピッコロという楽器は、大きな学校でもせいぜい2本程度しか置いていないような希少な楽器だったので、持ち帰ることも出来ず、Ａ子さんは家に帰ったあとはフルートを使って練習を続けていました。</p>



<p>自由曲が決まってから約2週間が経ったその日、顧問の先生はピッコロ奏者のオーディションを開催しました。<br>オーディション中は誰が演奏しているか分からないように、部員全員に目を閉じさせ、立候補者の中からランダムに選んで順番にピッコロの演奏をさせました。</p>



<p>その結果、オーディションに受かったのはＡ子さんでした。<br>陰口やいじめなどにも加担せず、日々一生懸命に練習していたＡ子さんが実力でピッコロ奏者を勝ち取ったのでした。</p>



<p>人間とは悲しいもので、自分を高める努力を怠り、周りを蹴落として自分が優位に立とうとする者が多くいるものです。<br>ですが顧問の先生は、そんな周囲に振り回される事なく、ただ一生懸命に練習してきたＡ子さんを、誰よりも高く評価していたのです。</p>



<p>そして遂にコンクールのシーズンが始まりました。</p>



<p>地区大会、県大会、東北大会と、いずれも素晴らしい点数で我が吹奏楽部は勝ち進んでいきました。</p>



<p>県大会の時には、審査員の先生から『ピッコロソロ、ブラボー！！』と評論に書かれました。<br>プロの奏者が特定のパートを名指しで評価することは稀なことで、本当に名誉なことです。</p>



<p>ただ、そんなことがあっても、ピッコロソロを担当した当のＡ子さんは、それに胡坐をかくこともなく、練習の手を緩めることもありませんでした。<br>毎日家に楽器を持ち帰り、学校のテスト期間中もピッコロの練習は毎日欠かさなかったそうです。</p>



<p>この頃には、以前はピッコロ奏者を目指して足の引っ張り合いをしていたフルートパートのメンバーも、</p>



<p>「Ａさんになら安心してピッコロを任せられる。自分たちも頑張って、全員で全国金賞を取ってやるぞ！」</p>



<p>そう意気込んで、それぞれが自分のパートに真剣に取り組んでいました。</p>



<p>しかし、出場を勝ち取った全国大会まであと数週間という時、悲劇は起きたのです。</p>



<p>Ａ子さんが階段から落ちて、右手首から指先までを骨折してしまったのです。</p>



<p>本番はもうすぐだというのに、この怪我は致命的でした。<br>もはや全国大会への出場は不可能です。</p>



<p>「原因は一体なんなのか？」<br>「過度な練習による疲労で、足元がふらついてしまったのでは？」</p>



<p>誰もがそんな風に考えていました。</p>



<p>ですが、本当の原因はそんなことではありませんでした。</p>



<p>同じフルートパートだった3年生のＢ子さんが、彼女を階段から突き落としたのです。</p>



<p>元々内気で優しいＡ子さんは、人を責めたり怒ったりできない性格です。<br>そこに付け込んだＢ子さんは、彼女を突き落とした後で更にこう言ったそうです。</p>



<p>「先生にチクったら、次はどうなるか分かんないよ？」</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-03-min.jpg" alt="【怖い話】都市伝説｜長編「吹奏楽部の伝統」秋田県で噂される実話怪談-画像03" class="wp-image-5684" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-03-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-03-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-03-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-03-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-03-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-03-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>ここまで、私たちは先輩の話を固唾を飲んで聞いてました。<br>合宿所の大部屋にはキーンと張り詰めた空気が、夏とは思えないほど冷たく立ち込めていました。<br>部活内の上下関係や曲がった競争心に、私たちは何とも言えない恐怖を感じたんです。</p>



<p>隣に座っていた友人は、入部当初から「ピッコロを吹きたい」と話していたので、尚更怖かったことでしょう…</p>



<p>自分の動悸が少し早まるのを感じながら、先輩の話は更に続きます。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-04-min.jpg" alt="【怖い話】都市伝説｜長編「吹奏楽部の伝統」秋田県で噂される実話怪談-画像04" class="wp-image-5685" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-04-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-04-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-04-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-04-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-04-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-04-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>木管楽器奏者の命ともいえる手を故障してしまったＡ子さんは、残念ながら夢の舞台に立つことが出来なくなってしまいました。</p>



<p>ですが、吹奏楽部自体は悲しんでいる場合ではありませんでした。<br>まだコンクールは終わっていませんし、全国大会本番までもう時間がありません。</p>



<p>幸い100名以上が在籍する大所帯の部だったので、急遽別の3年生がピッコロソロを担当し、足りないフルートパートに補欠の2年生を投入することになりました。</p>



<p>手首を骨折してしまったＡ子さんはというと、ショックから不登校になってしまいました。</p>



<p>全国大会という華々しい舞台で、堂々と演奏することを目標に、誰よりも練習を頑張ってきたのに、その夢をこんな形で絶たれてしまい、尚且つ同級生からは酷い仕打ちを受け、彼女は心身共にボロボロになってしまったのだそうです。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-05-min.jpg" alt="【怖い話】都市伝説｜長編「吹奏楽部の伝統」秋田県で噂される実話怪談-画像05" class="wp-image-5686" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-05-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-05-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-05-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-05-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-05-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-05-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>当時、全国大会の舞台となった会場は、東京都にある普門館という大ホールでした。吹奏楽部を取り上げるドキュメンタリー番組でも度々登場した施設です。</p>



<p>私もこれまでに1度だけ全国大会で訪れたことがあるのですが、ステージは黒く光り、そこで奏でる音は1～2秒差で跳ね返って自分たちに聞こえてくるのです。<br>残念ながら老朽化のため取り壊されてしまいましたが、全国の吹奏楽部員はずっとこのステージに憧れを抱いて練習したものです。</p>



<p>全国大会まで残すところあと2日となり、コンクール出場メンバー50名は一足先に都内のホテルに入りました。</p>



<p>私の代でもそうだったのですが、我が吹奏楽部ではコンクール出場メンバーだけが他部員より1日先にホテルに入り、その日の夕食に焼き肉を食べるという慣例がありました。<br>「しっかり食べて頑張れよ！」という顧問の先生の計らいによるもので、この年も出場メンバーだけで和気あいあいと焼き肉を頂いたそうです。</p>



<p>この日まで心血注いで練習に精を出し、お腹いっぱい焼き肉を食べた先輩たちは、本番前の一時的な安らぎからか、その日は殆どのメンバーが消灯時間を待たずに眠りに就きました。</p>



<p>その夜の事でした。<br>23時を過ぎた頃、ある男子生徒の一人が不思議な音を聞いて目を覚ましました。</p>



<p>甲高い、小鳥のさえずりのように可愛らしく、軽やかに転がるような音…</p>



<p>どうやらその音は、自分たちが毎日嫌になるほど耳にしていた自由曲を奏でているようでした。</p>



<p>神経を使った練習のし過ぎで、遂に幻聴まで聞こえるようになったのかと、彼は思ったそうです。</p>



<p>翌日、彼は隣の部屋で寝ていた友人に昨夜の話をすると、</p>



<p>「それ…俺にも聞こえた！…あれって俺らの自由曲だったよな！練習のし過ぎって怖いよなー！」</p>



<p>「え!?お前も聞こえたの!?てゆうかさ、あの音、ピッコロっぽくなかった？あのソロの部分の！」</p>



<p>すると、彼らの会話が耳に入ったのか、周りにいたメンバーも次々に集まってきて、皆一様にこう言うのです。</p>



<p>「私も聞いたけど…あれ、絶対ピッコロの音じゃん」</p>



<p>だけどあの時間、とっくに消灯時間は過ぎていたし、そもそも他の客も宿泊する深夜のホテルで、一体誰が楽器の練習を始めると言うのでしょう。<br>しかし、これだけの数の人間が聞いたと言うなら、全てをただの勘違いとするのも不自然に思い、誰からともなく冗談半分で後任のピッコロ奏者に聞いてみました。</p>



<p>「お前、昨日の11時頃、ピッコロのソロパート吹いてなかった？」</p>



<p>「は？なんで夜に楽器吹くの？てゆうかここホテルだし。有り得ないでしょ。」</p>



<p>「だよなー！」</p>



<p>予想通りのピッコロ奏者の返答を聞いた上で、みんなが出した結論は、『きっと自分たちは毎日練習しすぎたために、脳内で勝手にその音楽が再生されているのだろう』というものでした。</p>



<p>その結論通りと言うべきか、2日目の夜も、昨夜と同じピッコロのソロパートがどこからともなく再び聞こえてきたのです。</p>



<p>今度は全員がまだ起きている消灯前の時間でした。</p>



<p>更にこの日はコンクールメンバー以外の部員たちもホテルに合流していたのですが、そのほとんどの部員が音を聞いていて、その彼らが次々と部屋から出て廊下で騒ぎ始めたのです。</p>



<p>やや遅れて騒ぎに気付いたフルートパートのメンバーも廊下に出てきました。</p>



<p>「みんなどうしたの？何かあったの？」</p>



<p>フルートパートのメンバーは何が起きているのか誰も気付いていませんでした。</p>



<p>しかし、他の部員たちは口を揃えて、</p>



<p>「ピッコロソロが聞えるんだよ！しかも昨日よりハッキリ！」</p>



<p>「あの吹き方…どっかで聞いたことある吹き方なんだよね…」</p>



<p>「フルートパートのメンバーには聞こえないの？誰かドッキリで吹いているんじゃないよな？」</p>



<p>誰かがそうフルートパートの面々に聞きました。</p>



<p>しかし不思議なことに、フルートパートのメンバーには音が聞こえていないようなのです。</p>



<p>（これだけ多くのメンバーが聞こえている音が、どうして自分たちには聞こえないの？逆に自分たちがドッキリを仕掛けられているのでは？）</p>



<p>フルートパートのメンバーがそんなことを考えた時、誰かが言いました。</p>



<p>「もしかしてこれって…あいつが吹いているんじゃないの!?」</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-06-min.jpg" alt="【怖い話】都市伝説｜長編「吹奏楽部の伝統」秋田県で噂される実話怪談-画像06" class="wp-image-5687" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-06-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-06-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-06-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-06-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-06-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-06-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>さっきまで騒然としていた廊下が水を打ったように静まり返りました。</p>



<p>誰もが即座に理解しました。<br>あいつというのは、手首を骨折し無念のリタイアを余儀なくされたＡ子さんのことだということを。</p>



<p>「そんな訳ないじゃん！大体ここに来てるはずないし！てゆうか、もしかして私たちにドッキリ仕掛けてるんじゃないよね？」</p>



<p>「ドッキリなんか仕掛けてないよ。でもなんて言うかさ…あいつ、俺たちを恨んでたりするんじゃないかな…とか思って。」</p>



<p>「…もしかして、フルートパートのお前らが、あいつに何かしたんじゃないよな？」</p>



<p>「は!?何もしてないし!!それって酷くない!?」</p>



<p>徐々に騒ぎが険悪なムードになり始めた頃、やっと顧問の先生が顔を出しました。</p>



<p>「何してるんだ、明日は本番だぞ！さっさと寝なさい！」</p>



<p>するとクラリネットパートの2年生が顧問に説明しました。</p>



<p>「先生、さっき急にどこかから自由曲のピッコロソロを演奏する音が聞こえてきたんです。こんな時間のホテルでおかしいと思いませんか？その音を聞いてみんな部屋から出てきたんです。でもフルートパートの子たちには聞こえていないみたいで…それで、誰が吹いたんだ？とか、ドッキリなんじゃないか？って、段々喧嘩腰になってきちゃって…」</p>



<p>「ピッコロ…？お前ら練習のし過ぎじゃないのか？話は後でゆっくり聞くから。まず今日は早く寝なさい。」</p>



<p>顧問の先生がそう言うのだから、部員達は素直にいう事を聞くしかありません。<br>音の出所が気になりながらも、みんな渋々それぞれの部屋へと戻って行きました。<br>　<br>そして翌日。<br>全国大会当日の朝、衝撃の事件が起きました。</p>



<p>全員での朝食の時間、やや遅れて来たフルートパートの２年生が、青ざめた顔で顧問の先生に駆け寄りこう言いました。</p>



<p>「大変です！先輩の右手が…！」</p>



<p>彼女の言葉を聞いた瞬間、先生の顔からもみるみる血の気が引いて行くのが分かりました。</p>



<p>二人はすぐに走りだして、その『先輩』の元へ向かいました。</p>



<p>「お、おい…これは、一体…」</p>



<p>顧問は『先輩』の右手首を見て絶句しました。</p>



<p>『先輩』の右手首は、通常の２倍近くに赤く腫れ上がっていたのです。これでは楽器なんて持つことすら到底できません。</p>



<p>「おい大丈夫か！？ピッコロなら何とかする！だから今はそれより早く病院に行こう…！副顧問の先生に付いて行ってもらうから、そのままロビーで待ってなさい！」</p>



<p>そう話す顧問の言葉にも、『先輩』はガタガタと震えるばかりで返事も出来ません。</p>



<p>「どうしたんだ！大丈夫か！おい！」</p>



<p>顧問が何度も力強く声を掛けると、今にも消えてしまいそうなか細い声で『先輩』は答えました。</p>



<p>「…呪いです。…あの子の呪いなんです。私があの子を階段から突き落として、ピッコロのソロパートを取ったから…それであの子が私を恨んだんです。夢に、昨日の夢にＡ子が出てきて、私も同じ目に遭わせてやるって言って…」</p>



<p>そうなのです。<br>この右手首を真っ赤に腫らした『先輩』こそが、Ａ子さんを階段から突き落とし、後任のピッコロ奏者として後釜に乗ったＢ子さんだったのです。</p>



<p>その時のＢ子さんの顔色は気味が悪いほど青白く、瞳孔が開いた瞳は虚空を漂うように右へ左へ彷徨い、腫れあがった右手を左手で抑え、ただただ震えていたそうです。</p>



<p>Ｂ子さんは救急車で搬送された先の病院で、やっぱりと言うべきなのか、右手首の骨折と診断されました。</p>



<p>コンクールは急遽代わりのメンバーを充ててステージに立ったそうなのですが、結果は銅賞、全国金賞の夢は叶わなかったそうです。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-07-min.jpg" alt="【怖い話】都市伝説｜長編「吹奏楽部の伝統」秋田県で噂される実話怪談-画像07" class="wp-image-5688" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-07-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-07-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-07-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-07-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-07-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-07-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>ここで先輩の話は一度止まりました。<br>すると先輩は、スーッと私たち一年生の顔を流すように見回します。</p>



<p>（お、終わり…かな…？）</p>



<p>これまで先輩の話に、息を押し殺して耳を傾けていた私たち。<br>緊張で手の平はじっとりと汗ばみ、背中を指でなぞられるような気味悪さが漂う中、ただただジッと座って先輩の口を見つめていると、その口が再びゆっくりと動きました。</p>



<p>「それでね、話にはもう少し続きがあってね…」</p>



<p>そう言って、先輩が話を続けました。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-08-min.jpg" alt="【怖い話】都市伝説｜長編「吹奏楽部の伝統」秋田県で噂される実話怪談-画像08" class="wp-image-5689" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-08-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-08-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-08-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-08-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-08-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-08-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>コンクールメンバーだけが1日先にホテルに入ったその日…</p>



<p>先任のピッコロ奏者だったＡ子さんが…</p>



<p>自宅で自殺を図ったのだそうです。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-09-min.jpg" alt="【怖い話】都市伝説｜長編「吹奏楽部の伝統」秋田県で噂される実話怪談-画像09" class="wp-image-5690" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-09-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-09-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-09-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-09-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-09-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-09-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>仲間に裏切られたあげく、夢までも奪われ、絶望に打ちひしがれたＡ子さんは、自ら命を絶とうとしたのです。</p>



<p>幸い発見が早くすぐに病院に搬送されたＡ子さんでしたが、意識が戻らずに、しばらく生死の間を彷徨っていたそうなのですが…</p>



<p>コンクール当日の朝、Ｂ子さんの右手が赤く腫れあがったその時、奇跡的にＡ子さんの意識は回復したそうです。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-10-min.jpg" alt="【怖い話】都市伝説｜長編「吹奏楽部の伝統」秋田県で噂される実話怪談-画像10" class="wp-image-5691" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-10-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-10-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-10-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-10-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-10-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-10-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>「これが、我が吹奏楽部に伝わる怪談話です。」</p>



<p>先輩のその一言で、固唾を飲んで聞いていた一年生たちから、はあぁ～っと安堵の息が洩れました。<br>その瞬間、無色だった部屋に色が戻ったような気がして、私たちもようやく現実に戻れたように感じました。</p>



<p>その後、先輩たちはこんなことを言っていました。</p>



<p>「これって間違いなくＡ子さんの恨みだね～。私も1年生の時に先輩からこの話を聞いたんだけど、それからピッコロのソロ吹くのが怖くなっちゃった。」</p>



<p>「わかる～！私もそれでピッコロ希望するの辞めたんだよね。」</p>



<p>こんな風にして、私の初めての強化合宿は、その吹奏楽部にまつわる『言い伝え』を聞かされる事から始まったのでした。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-11-min.jpg" alt="【怖い話】都市伝説｜長編「吹奏楽部の伝統」秋田県で噂される実話怪談-画像11" class="wp-image-5692" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-11-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-11-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-11-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-11-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-11-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/01/suisougakubunodento-11-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>ここからは後日談なのですが…</p>



<p>そんな私も気付けば30代になった頃、約16年ぶりに当時の吹奏楽部顧問と同窓会で再会する機会がありました。</p>



<p>その先生は、私の中学校ができて間もない頃に赴任してきて、私が中学3年生に上がる時に他校へ異動してしまいました。<br>なので2年間もお世話になった先生とのお別れはとても辛く、泣きながら離任式に参加したのを今でもよく覚えています。</p>



<p>そんな大好きな先生にお酒を注ぎながら、当時の思い出話をしていた時のことです。</p>



<p>「先生、そう言えばずっと気になってたことがあるんですよ。私が1年生の時、先輩からあの学校の吹奏楽部に伝わる怖い話を聞いたことがあって…あれっていつの代の話なんですか？」</p>



<p>すると先生は少しの間をあけた後、急に何かを思い出したかのように笑い出しました。</p>



<p>「あれかー！あの話のオチはいつも3年生が引退した時にコッソリ教えてたんだけど、お前たちとは卒業まで一緒に居られなかったから教えられなかったもんな！あれは、実はなぁ…」</p>



<p>実はこのピッコロ奏者に関する怪談話は、全て顧問の先生の作り話だったのです。</p>



<p>というのも、いつの時代も陰口やいじめといった問題が後を絶たず、吹奏楽部員にはそんな馬鹿な事をして欲しくない、ではその為にどうしたら良いのだろうかと、若かりし頃の先生は悩んでいたそうです。</p>



<p>そこでたまたま思いついた作り話を生徒たちにした所、話に尾ひれが付いて、どんどん恐ろしい話に膨れ上がっていって、いつの間にか怪談話みたいになっていたのだとか。</p>



<p>「しかし、これは逆に良い教えに変えられるかもしれない。」そう思った先生は、敢えてその話を訂正することはせず、3年生が引退した時にやっと、この話は作り話だとカミングアウトするようになったそうです。</p>



<p>確かにこれが本当にあった話であれば、社会的に大問題ですよね。同級生を階段から突き落とすなんて、打ちどころによっては殺人です。</p>



<p>しかし、幼いながらにこの話を聞いた当時の私は、密かにこんなことを学んでいました。</p>



<p>一つ目は、自分が利益を得たいがために誰かを陥れようとしてはいけないということ。</p>



<p>二つ目は、自分の努力を認めてくれる人は必ずいるから、物事を絶対に諦めたり投げ出したりしないこと。</p>



<p>三つ目は、たった一人の間違った行動が周りに大きな影響を与えるため、考えなしに軽率な行動を取ってはいけないということ。</p>



<p>今でもこの話が後輩たちに語り継がれているかは不明です。</p>



<p>ですが、私の中では人生の大事な教訓の一つとしてずっと覚えていたい「吹奏楽部にまつわる怖い話」なのです。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「探さなくていいから…」人間が一番怖いと思う話（秋田県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 05 Jan 2021 23:56:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人間]]></category>
		<category><![CDATA[家族]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[田舎・村・集落]]></category>
		<category><![CDATA[アルバイト]]></category>
		<category><![CDATA[秋田県]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：なゆ さん（30代/女性/会社員）体験場所：秋田県 某村 これは私が大学生の頃、アルバイト先の先輩から聞いた話です。 アルバイト先だったそのコンビニは、慢性的な人手不足に追われていて、希望すれば女の私でも簡単に深 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-4255509223" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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</script></div><div class="blank-box sticky">投稿者：なゆ さん（30代/女性/会社員）<br />体験場所：秋田県 某村</div>


<p>これは私が大学生の頃、アルバイト先の先輩から聞いた話です。</p>



<p>アルバイト先だったそのコンビニは、慢性的な人手不足に追われていて、希望すれば女の私でも簡単に深夜シフトで勤務することが可能でした。</p>



<p>その際によく一緒に働いていたのが4つ年上のフリーターの男性、吉野さん（仮名）でした。</p>



<p>私が働いてい繁華街にあるようなコンビニは、近隣にある夜のお店の開店前と閉店時の時間だけ一時的に客足は増えるのですが、それ以外の時間は比較的暇を持て余すことも多く、私たちは無人の店内でよく取り留めの無い話をしていました。</p>



<p>吉野さんがご自身の昔話を聞かせてくれたのも、そんな客足の絶ったコンビニでのある夜でした。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-1-min.jpg" alt="秋田の集落" class="wp-image-3499" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-1-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-1-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-1-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-1-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-1-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-1-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>吉野さんの出身は東北の秋田県なのですが、そこは県内でも比較的中心街に当たる場所で、不便を感じることも無かったそうです。</p>



<p>海に面しているからか冬でもそこまで雪深くもなく、</p>



<p>「積もったとしても、かまくらは作れない程度だったよ。」</p>



<p>と、話していたのを覚えています。</p>



<p>そんな吉野さんが幼少期に一度だけ、壁のように積もる雪を目にしたのは、母親の実家に連れていかれた時だったそうです。</p>



<p>彼の母親の出身は県内の人間もめったに訪れないほど山深い土地で、世間からは半ば孤立したような集落だったそうで、車がなんとか一台通れるような雪深い田舎道を進み、母親の実家へと向かったのだそうです。</p>



<p>当時、幼稚園の年中だった吉野さんも、よりにもよってこんな真冬の時期に、雪の壁が切り立つこんな山道を走る事に不安と恐怖を覚えたそうです。</p>



<p>車には母親と吉野さんの他に、その年小学校に上がったばかりの兄が乗っていました。</p>



<p>父親は出張で来ることが出来なかったそうですが、それも今思えば疑問だったと彼は首を傾げます。</p>



<p>吉野さんの記憶では後にも先にも母親の実家を訪れたのはその一回きり。</p>



<p>どうせなら父親の身体も空いている時に家族みんなで顔を見せに行けば良かったのに、と、私も話を聞きながら不思議に思っていました。</p>



<p>険しい雪道を抜け何とか無事に集落に辿り着くと、吉野さんの祖父母をはじめ、村中の年寄りが集まって家族を歓迎してくれたそうです。</p>



<p>吉野さんは知らない大人に囲まれる緊張もあり、黙って頭を撫でられていたのですが、吉野さんの兄は違いました。</p>



<p>奇声を上げた兄は祖父母の古い家の中を駆け回り、置物や衣類、仏壇まで蹴り飛ばしたと言います。</p>



<p>「兄はすこし、頭が弱くてね」</p>



<p>「そうだったんですか」</p>



<p>あまり突っ込むのは礼儀に欠けると思い、私はそれ以上、彼の兄について詳しくは聞きませんでしたが、どうやら吉野さんはその兄を、あまり良くは思っていないようでした。</p>



<p>確かに話に聞く限り、</p>



<p>（身内にいたら、苦労しそうだな…）</p>



<p>と、失礼ながら私も納得していました。</p>



<p>到着したその夜は、たっぷり出されたご馳走を食べ、温かいお風呂に入り、吉野さんは母親と兄と一緒に客間に敷かれた布団で眠ったそうです。</p>



<p>慣れない布団に多少の心地悪さを感じながらも、その日は移動の疲れもあって、幼かった吉野さんはぐっすりと眠りに落ちました。</p>



<p>それなのに、夜中に何となく目が覚めてしまったそうなんです…</p>



<p>薄っすらと豆電球だけが灯る知らない家の夜、不安と心細い気持ちで横を見ると、一緒に眠っていたはずの母親と兄の姿がありません。</p>



<p>吉野さんは半ば泣きながら廊下に出て、母親を求め家の中を彷徨いまいました。</p>



<p>すると仏壇の置いてある部屋からヒソヒソと話声が聞こえてきたんだそうです。</p>



<p>吉野さんは恐る恐るその部屋の戸を少しばかり開けて、中を覗き込みました。</p>



<p>中にいたのは、昼間吉野さんたちを歓迎してくれた祖父母や村の年寄り連中。</p>



<p>そして母親と兄の姿もありました。</p>



<p>祖父母たちと母親は円になるように座って何やら難しい顔をしています。</p>



<p>その円の中心にいたのが、目の焦点を失い、涎を垂らしながら虚空を見上げる兄の姿でした。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-2-min.jpg" alt="囲まれた兄" class="wp-image-3500" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-2-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-2-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-2-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-2-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-2-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-2-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>その不穏な光景に吉野さんは息を飲み、その場に立ち竦んだそうです。</p>



<p>「……今年は……順番……仕方ない……」<br>「兄なら……えても……わからないから……」</p>



<p>ぼそぼそとしゃがれた老人の話し声が聞こえるのですが、何を言っているかまでは鮮明に聞き取れません。</p>



<p>そんな中で突然ハッキリと聞こえてきた声は、母親のものでした。</p>



<p>「仕方ないですね。この子にしましょう。」</p>



<p>そのどことなく弾むような母親の声と、怪しげな席で喜んで兄を差し出すようなその言動に、何だか得体の知れぬ恐怖を感じ、吉野さんは慌てて部屋に戻り、頭から布団を被りました。</p>



<p>（みんなで集まって何を話してたんだろう？）<br>（お兄ちゃんは一体どうなるんだろう？）</p>



<p>先ほど見た不気味な光景に漠然とした不安を抱えながらも、布団の中で目を閉じている内に、吉野さんはいつの間にか再び寝入っていたそうです…</p>



<p>翌日の朝から、兄の姿は消えました。</p>



<p>吉野さんが眠ってる内に片付けられたのか、兄が眠っていたはずの布団は既に無く、朝食にも兄の姿はありませんし、兄の分の配膳もされていません。</p>



<p>玄関を見ると兄の靴もありませんでした。</p>



<p>その朝、兄は忽然とどこかに姿を消してしまったのです。</p>



<p>それなのに、吉野さんの兄のことを口にする人は誰もいませんでした。</p>



<p>まるで初めから…兄などいなかったかのように。</p>



<p>その後も母や祖父母、それに村の人達の変わらない態度に違和感を感じながら、吉野さんは母親に連れられるまま、その山奥の集落を後にしたそうです。</p>



<p>それからしばらくして、家に戻っても何事もなかったかのように過ぎ去る日常に、さすがに引っ掛かりを感じた吉野さんは、一度だけ母親に兄の行方を尋ねました。</p>



<p>すると、母親は明るくこう言ったそうです。</p>



<p>「探さなくていいからｗ」</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-3-min.jpg" alt="目が笑っていない母" class="wp-image-3501" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-3-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-3-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-3-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-3-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-3-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/12/sagasanakuteiikara-3-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>「笑いながらそう言った母親の目がさ、全く笑ってなかったんだよね…」</p>



<p>それが今でも忘れられないと、寂しげに笑う吉野さん。</p>



<p>そう話す彼の顔を、私も忘れることが出来ません。</p>



<p>「……それって、本当に探さなくていいんでしょうか？」</p>



<p>そう聞いた私の方を振り返った彼の顔も…</p>



<p>全く笑っていなかったから…</p>



<p>私はそのすぐ後でコンビニを辞めました。</p>



<p>正直、彼の話の真偽は分からないままです。</p>



<p>そもそも本当に人が一人消えたとして、何事もなく日常を継続出来るものなのでしょうか？</p>



<p>でも、もし彼が話したことが真実なら、『神隠し』、昔から言われるそういうものって、誰も知らないし漏れることもない、その小さな人間関係の中だけで行われる謎めいた因習が、外の誰にも気付かれないまま実行された結果なのかもしれません…</p>



<p>秋田の雪深い山奥の集落で、極寒の冬の夜に消えた彼の兄は、今も誰にも探してもらえないままなのでしょうか…</p>
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