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	<title>人形・ぬいぐるみにまつわる怖い話（実話） | 怖い話（実話）｜恐虫リリー</title>
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	<description>怖い話（実話）｜恐虫リリー kowamushi-lily.com 『恐虫リリー』では怖い話（実話）の配信を行っております。心霊・都市伝説・怪談・人間・不思議・心霊スポット等、投稿頂いた実話体験談をご紹介しています。</description>
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	<title>人形・ぬいぐるみにまつわる怖い話（実話） | 怖い話（実話）｜恐虫リリー</title>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「おじさんの謎行動」人間が一番怖いと思う話（東京都）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 05 Dec 2025 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人間]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[人形・ぬいぐるみ]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：タカモト さん（40歳/男性/会社員）体験場所：東京都豊島区東池袋 これは私が池袋のとあるアニメグッズのお店に行った時の話です。 私は昔からアニメが大好きで、大人になった今でもその気持ちは変わっていません。 今か [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-3553774100" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：タカモト さん（40歳/男性/会社員）<br />体験場所：東京都豊島区東池袋</div>


<p>これは私が池袋のとあるアニメグッズのお店に行った時の話です。</p>



<p>私は昔からアニメが大好きで、大人になった今でもその気持ちは変わっていません。</p>



<p>今からかれこれ5年くらい前、友人のＡくんから突然「今度、池袋のアニ〇イトに行かない？」と誘われました。有名なアニメショップでしたが、私はそれまで一度も行ったことがなかったので、すごく嬉しくて「行く行く」と即答しました。</p>



<p>約束の日曜日、池袋駅でＡくんと待ち合わせました。<br>私は最寄り駅から電車を一つ乗り継いで池袋駅に到着。駅前で待っていると少しして「お待たせ」と言ってＡくんがやってきました。この日が楽しみで仕方なかった私は「全然待ってないよ」とご機嫌に返しました。</p>



<p>目的地のアニ〇イトは駅からすぐのところにありました。歩いて大体5分で到着。私は高鳴るテンションを抑えＡくんに「ここがアニ〇イト？」と聞くと「そうだよ」と答えてくれました。</p>



<p>店内に入ると、本当にアニメグッズの宝庫でした。たくさんのグッズで溢れかえっていて、正直興奮しましたね。ふとＡくんを見ると、彼もまた興奮している様子で瞳がキラキラ輝いていました。</p>



<p>お互いに好きなアニメが違っていたので、「1時間後に入口で待ち合わせよう」と約束して、一旦その場で別れました。</p>



<p>まず私が向かった先は、日常系アニメというジャンルのブース。しげしげとグッズを吟味していると、その中に目星のキャラのフィギュアを発見しました。ただちょっと値段が高かったので、いったん買うのを躊躇しました。</p>



<p>どうしようかと悩み、しばらく推しのフィギュアを凝視していると、</p>



<p>「これ、いいな～」<br>「買っちゃおうかな～」</p>



<p>私の横に50代中盤くらいのおじさんがいて、ブツブツ独り言を言っています。</p>



<p>その姿を見て私は（何、この人、気持ち悪っ）と思い、すぐさまそこから離脱。他にも見たいアニメのブースがあったし、また新作アニメのグッズも探したかったので、とりあえず店内をウロウロすることにしました。その途中、推しアニメの可愛いクリアファイルとボールペンを発見し（これなら値段も安いし買える！）と購入を決断。</p>



<p>そんな時、ふと背後に気配を感じ、何の気なしに振り返ると、すぐそこに先ほどのフィギュアのおじさんがいてめちゃくちゃ驚きました。私は気持ちを落ち着けて（偶然、好きなアニメが被っただけだろう）と、それ以上は詮索せず他のブースへ移動しました。</p>



<p>一通り回っていると、気がついたらあっという間に一時間が経過していました。Ａくんとの約束の時間なので、私は一階の入り口へと足早に向かいました。</p>



<p>入り口には既に買い物を済ませたＡくんが待っていました。<br>「ごめん、待った？」と言うと、Ａくんは「全然」とあっけらかんと返してくれました。</p>



<p>Ａくんもかなり本気の買い物に臨んだようで、大量のアニメグッズが詰まった袋を両手に持っていました。「結構買ったね」と言うと、Ａくんは「ちょっと買いすぎちゃった」と苦笑い。そのまま二人とも満足して店を後にすると、私はまたしても不穏な気配を感じ取りました。</p>



<p>辺りを見回すと、近くの駐輪場に先ほどのおじさんがいて、今度は間違いなく私のことをジーッと見つめています。</p>



<p>（え？なんなのホントに？ストーカー？付きまとい？）</p>



<p>なんだか気味が悪いなと思いながら、私はおじさんと目が合ってしまったことを後悔し、すぐに視線を逸らしました。</p>



<p>「ちょっと、近くでお茶しない？」</p>



<p>この状態で一人になるのが心細かったので、私はそう言ってＡくんを誘いましたが、</p>



<p>「ごめん、この後ちょっと用事があって」</p>



<p>Ａくんはそう言うと、すぐにタクシーを止めて行ってしまいました。</p>



<p>一人になってしまった私は、仕方ないので帰ることにしました。おじさんの視線は未だ感じてはいましたが、私は敢えて何食わぬ顔で平静を装い、駅方面へ足を向けました。</p>



<p>駅に向かっている間もなんだか嫌な気配を感じるのですが、また目が合ってしまったら怖いので、後ろを確認することもできません。すると運悪く、横断歩道の赤信号に捕まってしまいました。</p>



<p>（後ろは一体どうなってるんだろう？まさか付いて来てないよなぁ…）</p>



<p>そんな不安に駆られ、私は一秒でも早く信号が切り替わってくれることを祈っていました。</p>



<p>するとすぐ背後から、自転車の走行音が近付いてきました。</p>



<p>（まさか、あのおじさんじゃないよな…）</p>



<p>祈るような気持ちでゆっくりと頭半分だけふり返り、横目で後ろを覗くと、案の定、あのおじさんが付いて来ています。嫌な汗が流れます。正面を向き直し、フーッと溜め息を吐くと同時でした。<br>キッ！と、おじさんの自転車が私の横に止まりました。</p>



<p>私にはそちらを振り向くことが出来ませんでした。願わくば、たまたまおじさんの帰り道がこっちなだけで、私とは関係ないことを切に願いました。</p>



<p>すると突然、おじさんが謎の小包を私の前に差し出してきたのです。</p>



<p>「これ、どうぞ」</p>



<p>そう声を掛けてきたおじさんの顔は何故かイキイキしています。</p>



<p>「…な、なんですか？これ」</p>



<p>怯えてしまって、私の声は自分でも驚くほどか細いものでした。</p>



<p>するとおじさんは、すこぶる元気に言いました。</p>



<p>「あなたが欲しがってたもの！」</p>



<p>内心（この場から一目散に逃げようか）と考えましたが、おじさんは自転車、徒歩のこちらは分が悪いと諦め、仕方なくその小包を受け取り、中を確かめました。そうしなければ、おじさんは立ち去ってくれそうもなかったので…</p>



<p>中に入っていたのは、先ほど私が店で買おうかどうか考えあぐね居ていたフィギュアでした。</p>



<p>「…え？どういうことですか？」</p>



<p>おじさんに聞くと、</p>



<p>「ずっと見てたから…」</p>



<p>そう一言呟くと、おじさんはそのまま自転車で横断歩道を渡って行ってしまいました。</p>



<p>「え？え…？何？どうするの、これ・・・」</p>



<p>フィギュアと一緒にその場に残された私は、なんだかとても気持ち悪くて、そのまま立ち尽くしてしまいました。確かにめちゃくちゃ欲しかったモノではありましたが、見ず知らずのおじさんから贈られると、正直これほどまで違ったモノに見えるのかと戸惑いました。</p>



<p>とりあえず、このフィギュアをどうしようかと考えながら、ひとまず駅まで歩きました。</p>



<p>「でも、やっぱり、気持ち悪いよな…」</p>



<p>という結論に達し、私はフィギュアを駅構内にあるゴミ箱に捨てました。</p>



<p>その後、自宅方面に向かう下り電車のホームへ行くと、私は再び驚いたのです。</p>



<p>そこに、同じホームで電車を待つおじさんの姿があったのです。</p>



<p>フィギュアは捨ててしまったし、今あのおじさんに自分の姿を見られたら絶対トラブルに発展すると思い、ひとまず私はホームの柱の陰に隠れ、おじさんが電車に乗り込むのを見届けることにしました。</p>



<p>数分後、電車が到着。<br>おじさんは、私と同じ方角の電車に乗り込み行ってしまいました。</p>



<p>その後、私も次の電車に乗り込み、無事自宅に帰ることができたのですが、ずっとモヤモヤした気持ちが残り、その夜はなかなか眠れませんでした。</p>



<p>あのおじさんは何が目的で私にフィギュアをくれたのか？<br>ただ善意での贈り物だったのか？</p>



<p>そのことを深く考えれば考えるほど、結局おじさんの目的が全くわからず、今でも漠然とした気味の悪さを拭えずにいます。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「飾らない家」不思議怪談（高知県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 27 Jan 2023 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[子供]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[人形・ぬいぐるみ]]></category>
		<category><![CDATA[高知県]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：あさりピラフ さん（30代/女性/事務）体験場所：高知県高知市の友達の家 小さい頃、どこの家でも雛祭りにはお雛様を飾るのが習慣だと思っていました。 うちの家ではそれが普通だったし、なんなら料理にもお雛様があしらわ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-3374971480" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：あさりピラフ さん（30代/女性/事務）<br />体験場所：高知県高知市の友達の家</div>


<p>小さい頃、どこの家でも雛祭りにはお雛様を飾るのが習慣だと思っていました。</p>



<p>うちの家ではそれが普通だったし、なんなら料理にもお雛様があしらわれたものを作ってくれるような小まめな母でした。</p>



<p>しかし、そんな家ばかりではないのだと気付かされたのは、仲のいい友達Ｆちゃんの家に遊びに行った時のことでした。</p>



<p>雛祭りのその日、私は今日の夕ご飯はなんだろうなとワクワクしながらＦちゃんの家に向かっていました。<br>Ｆちゃんが貸してくれるという漫画が目当てでした。</p>



<p>それにＦちゃんの家はお金持ちの豪邸で、当然ひな祭りの今日は豪華で華々しいお雛様が飾られているだろうなと思い、ちょっとそれを楽しみにしていたりもしたのです。</p>



<p>だけどＦちゃんの家に到着してみると、思い描いていたようなお雛様はどこにも見当たりませんでした。</p>



<p>Ｆちゃんの家はそこらで見ないような豪邸です。</p>



<p>絶対にうちでは置けないような大きな大きなお雛様がどこかにあるはずだと思い、「ねえ、お雛様ってどこに飾ってるの？」と、素直にＦちゃんに聞いてみたのですが、</p>



<p>「え？お雛様？」</p>



<p>と、逆に不思議そうな顔で聞き返されてしまいました。</p>



<p>知らないのかな？と思って、身振り手振りを加えてＦちゃんに雛祭りのお人形について説明している時、奥のリビングからＦちゃんのお母さんが出て来たのです。</p>



<p>たまに遊びに来るので、おばさんとも顔見知りでした。</p>



<p>だからいつもの感じで無邪気に「お雛様どこですか？」と聞いたのです。</p>



<p>すると、いつもニコニコと優しいおばさんが急に顔色を変えたのが分かりました。</p>



<p>「・・・うちは、お雛様を飾らないの」</p>



<p>おばさんは平然を装うように私にそう言いました。</p>



<p>そのまま話題を変えようとしたのか、次におばさんは私をリビングに誘うと、イチゴの乗った真っ白いショートケーキをおやつに出してくれました。</p>



<p>私はそのケーキにすっかり夢中になり、お雛様のことは一旦忘れたのです。</p>



<p>ケーキも食べ終わり、おばさんも居るリビングでＦちゃんとおしゃべりしている時でした。</p>



<p>パタパタパタッと、ドアの向こうの廊下を、何かが走り抜けていく音が聞こえました。</p>



<p>一瞬、時が止まったように静かになりました。</p>



<p>Ｆちゃんは一人っ子だったし、お父さんは夜遅くまで帰ってこない家だったので、いつもならおばさんとＦちゃんと私の3人だけしか家の中にはいないはずでした。</p>



<p>私は廊下の足音に首を捻り、悪気なく「誰かいるの？」とＦちゃんに聞いたのです。</p>



<p>するとフルフルと首を振ったＦちゃんがおばさんを見ました。</p>



<p>私も釣られておばさんに目を向けました。</p>



<p>おばさんは驚くほど酷く顔が青ざめていました。</p>



<p>私もＦちゃんもなんだか変な感じがして、そのままおばさんの顔を見つめていると、廊下からまたパタパタパタと足音が聞こえたのです。</p>



<p>一つ一つは小さな足音で、それが複数人連れだって廊下を走り回っているようで、とても賑やかな足音でした。</p>



<p>おばさんは静かに立ち上がり、恐る恐る部屋のドアを開けると、ゆっくりと廊下に顔を出しました。</p>



<p>おばさんの背中は、そのままフリーズしたように動かなくなりました。</p>



<p>私とＦちゃんは不思議に思って、おばさんが立つ脇の隙間に顔を入れ、ドアの向こうを覗き込みました。</p>



<p>廊下の先を、何か走っていくのが見えました。</p>



<p>人ではありません。人にしては小さすぎました。</p>



<p>薄暗い廊下の向こうを走るのは、小さな人形のような後ろ姿でした。</p>



<p>ひらひらとした着物のような布地をひるがえし、それはまるでお雛様のようなものが、パタパタッと廊下の先を曲がって居なくなったのです。</p>



<p>私たちはドアから顔を引っ込めると、ビックリした顔を見合わせ、</p>



<p>「・・・なに？今の、見た？」</p>



<p>と私が聞くと、</p>



<p>「・・・人形が、走ってた？」</p>



<p>と、Ｆちゃんは驚いた顔で呟きました。</p>



<p>ただ一人、おばさんだけが言葉を発することもなく、立ったままぶるぶると震えていて、その震え方が尋常じゃなくて、私とＦちゃんは何も言えずに心配になりました。</p>



<p>その日はそのまま私は家に帰されたのですが、翌日、学校でＦちゃんに昨日のことを改めて聞いてみたのですが、Ｆちゃんは何も話してはくれませんでした。</p>



<p>「うちは、お雛様を飾らないの・・・」</p>



<p>ただそれだけで、それ以上は何も話してくれないまま、その言葉だけがすごく印象に残りました。</p>



<p>私はそれ以来、雛祭りの日になると、Ｆちゃんの家で起こったあの奇妙な出来事を思い出します。</p>



<p>廊下を走っていたのは確かに小さな人形だったと思います。</p>



<p>動くはずのない人形が、Ｆちゃんの家の中を走り回っていた・・・</p>



<p>『うちは、お雛様を飾らないの』</p>



<p>もしかすると、お雛様を飾らない家には、何か人には言えない理由があるのかもしれません。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「物置の中」心霊怪談（三重県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 07 Oct 2022 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[人形・ぬいぐるみ]]></category>
		<category><![CDATA[三重県]]></category>
		<category><![CDATA[家族]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：bob さん（30代/女性/主婦）体験場所：三重県いなべ市 私の従姉妹であるＡ子が実際に体験したお話しです。 Ａ子は小学校低学年まで不思議な体験をする事が多く、私もよくその話を聞いていました。 まだ物心つく前の幼 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-2621379500" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：bob さん（30代/女性/主婦）<br />体験場所：三重県いなべ市</div>


<p>私の従姉妹であるＡ子が実際に体験したお話しです。</p>



<p>Ａ子は小学校低学年まで不思議な体験をする事が多く、私もよくその話を聞いていました。</p>



<p>まだ物心つく前の幼い時には、仏壇の前で何やら話し声がすると思い叔母が見に行くと、Ａ子が一人で仏壇を向いて、誰もいない虚空を見ながらお話をしていたそうです。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-01-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「物置の中」心霊怪談（三重県）-画像1" class="wp-image-5497" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-01-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-01-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-01-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-01-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-01-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-01-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption>image photo</figcaption></figure>



<p>叔母はその不思議な光景に目を奪われていたそうですが、しばらく話したあと「あの写真の人が食べていいよってくれたよー！」と、仏壇にお供えしてあったお菓子を持ってきたそうです。</p>



<p>小学生の頃には、夜中の間中ずっと階段の上り下りを繰り返す足音を聞いた、とか、家族全員が寝静まった後に、自分の部屋の扉を「ドンドンドンドン！」と叩く音が朝方まで続いた、等々、数々の体験をしていたと聞いています。</p>



<p>しかし、成長するに連れそういった事も無くなり、中学校に上がる頃にはパタリとそんな経験をすることもなくなったそうです。</p>



<p>ただ、Ａ子も社会人になり、そんなことも忘れかけていた去年、2021年の3月にそれは起こったそうです。</p>



<p>Ａ子の家は、以前は1階にお爺ちゃんとお婆ちゃんが住んでいて、2階にＡ子と両親が暮らしていました。<br>ですが、ここ数年の間にお爺ちゃんとお婆ちゃんが他界し、1階はもぬけの殻となってしまいました。<br>その後、1階スペースをそのままにしておくのも勿体ないので、全体をリフォームして今度はＡ子の両親がそこで暮らすようになったそうです。<br>2階は古いままで、Ａ子の寝室もそのまま残っていましたが、結局リフォームした1階の方が居心地が良く、Ａ子も1階で過ごす事が多くなったそうです。</p>



<p>そんなある日のこと、朝起きたＡ子が2階の寝室から出ると、階段脇にある小さな物置スペースの扉が開いていたそうです。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-02-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「物置の中」心霊怪談（三重県）-画像2" class="wp-image-5498" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-02-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-02-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-02-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-02-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-02-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-02-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption>image photo</figcaption></figure>



<p>それまで開いているところを見た事がない扉だった為、少しゾクッとしましたが、違和感を感じつつもＡ子は扉を閉め、そのまま仕事に向かったのだそうです。</p>



<p>その日、仕事から帰ったＡ子は母親に、</p>



<p>「あの2階の物置、今朝見たら扉が開いてたんだよねー」</p>



<p>と話すと、母親は驚いた顔で言いました。</p>



<p>「え？私も今朝開いてるの見たよ。だから閉め直しておいたんだけど、、」</p>



<p>建て付けのせいか、その扉はかなり固いらしく、勝手に開くなんて事はまず有り得いないのだそうです。<br>扉の外側にはフック式の鍵が付いていましたが、それを掛ける必要もないくらい固い扉なので、フックは常に外れたまま。<br>そんな使いにくさもあって、普段から誰もその扉を開けることはなく、家族の誰もその物置に何がしまってあるのか記憶にないのだとか。</p>



<p>今朝、開いていた扉をＡ子が閉め直した時も、やっぱり扉はかなり固く、半ば無理矢理ガッと閉め込んだほどで、それが勝手に開くなんて考えられない状態だったそうです。</p>



<p>それなのに勝手に開いていた扉・・・<br>2人は少し寒気を感じ、何となく黙り込んでしまいました。<br>2階はリフォームせず古いままの造りだったため、そんなはずはないと思いつつも、「隙間風…のせいかな？」と、その話は早々に切り上げたのだそうです。</p>



<p>ですが、翌日の朝のこと。<br>目を覚ましたＡ子が自室を出ると、また物置の扉が少しだけ開いているのが見えてザワザワッと鳥肌が立ったそうです。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-03-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「物置の中」心霊怪談（三重県）-画像3" class="wp-image-5499" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-03-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-03-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-03-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-03-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-03-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-03-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption>image photo</figcaption></figure>



<p>すぐにＡ子は母親の元に飛んで行くと、</p>



<p>「ねー！また開いてる！！！」</p>



<p>と、慌てて言ったのですが、それを聞いた母親はＡ子以上に青ざめています。</p>



<p>と言うのも、母親は昨日の夜、フックの鍵も掛けたそうなのです。<br>外側からフックを外さない限り、扉が独りでに開くことは絶対にないはずだったのです。</p>



<p>これはもう、扉の中に何かあるに違いない。<br>そう確信した2人は、一緒に物置の中を確認してみる事にしました。</p>



<p>恐る恐る物置の前に行くと、その少し開いた扉の隙間に指を入れ、ギ―っとゆっくり扉を開きました。<br>暗く狭い収納スペースに徐々に光が差し込むと、薄っすらと見えた奥の箱の中から、「コトッ」と、固いものが落ちたような音が聞こえました。</p>



<p>それは何年も出さなくなっていた、雛人形の箱だったそうです。</p>



<p>2人は全身にブワーー！！っと鳥肌が立ち、目を合わせると、</p>



<p>「この子たちが、出してって、言っていたのかも…」</p>



<p>そう確信したのだそうです。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-04-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「物置の中」心霊怪談（三重県）-画像4" class="wp-image-5500" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-04-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-04-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-04-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-04-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-04-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/10/monookinonaka-04-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption>image photo</figcaption></figure>



<p>その後、雛人形を綺麗に掃除し、再び桃の節句の頃にはまた飾るようにしました。</p>



<p>すると、今のところ扉が勝手に開くことはなくなったそうです。</p>



<p>1階をリフォームしたことで、家族がみんな1階にいる事が多くなり、楽しそうしているのが羨ましかったのかなぁーと、Ａ子は言っていました。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「うさぎのぬいぐるみ」心霊怪談（秋田県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 26 Jul 2022 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[子供]]></category>
		<category><![CDATA[病院]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[人形・ぬいぐるみ]]></category>
		<category><![CDATA[秋田県]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：かな さん（30代/女性/主婦）体験場所：秋田県A市 某病院 これは、私の友人のＡ子さんが体験した話です。 当時、Ａ子さんは秋田にある大きな病院で看護師として働いていました。かなり古い病院だったらしく、建物も随分 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-575222446" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/07/usaginonuigurumi-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「うさぎのぬいぐるみ」心霊怪談（秋田県）" class="wp-image-5310" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/07/usaginonuigurumi-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/07/usaginonuigurumi-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/07/usaginonuigurumi-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/07/usaginonuigurumi-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/07/usaginonuigurumi-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/07/usaginonuigurumi-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></figure>


<div class="blank-box sticky">投稿者：かな さん（30代/女性/主婦）<br />体験場所：秋田県A市 某病院</div>


<p>これは、私の友人のＡ子さんが体験した話です。</p>



<p>当時、Ａ子さんは秋田にある大きな病院で看護師として働いていました。<br>かなり古い病院だったらしく、建物も随分と痛んでいたため、その頃には場所を移転して建て直すことが決まっていたそうです。<br>そのため、旧病棟から沢山の荷物を移転先の病棟へ移す必要がありました。</p>



<p>当時、彼女が勤めていた小児科病棟には、患者の子供たちが遊ぶためのおもちゃや絵本、ぬいぐるみなどが沢山ありました。<br>病院の移転に伴いそれらを整理することとなり、比較的きれいなものは新しい病棟に運ぶことにしたのですが、それ以外の汚れているものや、子供たちに人気がないようなものは全て処分することにしたのだそうです。</p>



<p>処分品は全て1つのボックスにまとめて入れておいたのですが、処分までの間、もし職員の中に欲しい人がいたら好きに持って帰っていいことになったそうです。<br>そこでＡ子さんもボックスの中を探してみると、一匹の可愛らしいウサギのぬいぐるみを見つけ、それを家に連れて帰ったのです。</p>



<p>彼女には当時5歳の娘さんがいました。<br>娘さんは、Ａ子さんが持ち帰ったウサギのぬいぐるみを喜んでかわいがり、寝る時まで一緒だったそうです。</p>



<p>その頃からでした。<br>Ａ子さんの家でおかしなことが起こるようになったのは。</p>



<p>最初の異変はリビングの電気でした。<br>しきりに蛍光灯が切れるのだそうです。</p>



<p>誰もスイッチには触れていないのに突然電気が消え、調べるとどうやら蛍光灯が切れたようだったので、直ぐに新しいものに取り替えるのですが、翌日にはまたバチバチッと切れ、それが何度も続くのだそうです。</p>



<p>しかし、あくまでＡ子さんは、それを偶然が続いただけのことと思っていたそうなのですが、次に起こったことが彼女にある確信を与えました。</p>



<p>それは、5歳の娘が寝ている時に発する寝言でした。</p>



<p>病院から持ち帰ったウサギのぬいぐるみと寝ている時に限って、娘さんは必ずうなされ、「ごめんなさい！お母さん！」と、寝言で叫ぶそうなのです。</p>



<p>しかも、その声はいつもの娘さんの声じゃないようだったと。<br>娘さんは、普段はＡ子さんのことを「ママ」と呼ぶはずなのですが、寝言の時に限っては「お母さん」と呼ぶそうなのです。</p>



<p>「その声は明らかに母親のことを恐れているようだった・・・」<br>とＡ子さんは言います。</p>



<p>ただ、翌朝目を覚ました娘さんは、昨夜どんな夢にうなされていたのかも、自分の寝言のことも何も覚えていないそうなのです。</p>



<p>しかし、娘さんのこの奇妙な寝言を切欠に、Ａ子さんは最近起こっている不思議な現象の原因が、全て病院から持ち帰った『ウサギのぬいぐるみ』にあると確信しました。</p>



<p>翌日、Ａ子さんはすぐに病院の処分品ボックスにウサギのぬいぐるみを戻しました。<br>すると、その光景を見ていた看護師長さんが慌てた様子で近付いて来るので、信じてもらえないだろうけどと、Ａ子さんはおずおずとこれまでの経緯を話すと、</p>



<p>「やっぱり…」</p>



<p>と、眉間に少し皺を寄せ、心苦しそうに師長さんは話し始めました。</p>



<p>「そのぬいぐるみはね、母親からの虐待で入院していた女の子が持っていたぬいぐるみだったんだよ。お母さんが買ってくれたんだ！って自慢して、大事そうに持っていたから、それが何だか健気で忘れられなくて…」</p>



<p>そう語ってくれた師長の話には、更に悲しい続きがありました。</p>



<p>女の子が退院後も、結局、虐待は繰り返されていたようで、その女の子は入退院を繰り返しながら、わずか6歳の時に亡くなってしまったのだそうです。</p>



<p>同じくらいの年齢の娘を持つ母親として、Ａ子さんはその女の子に心から同情しました。<br>ボックスの中から再びウサギのぬいぐるみを持ち出すと、このまま処分してしまっては女の子が成仏できないと考え、Ａ子さんは師長に相談し、一緒にお寺でお焚き上げをしてもらうことにしたのです。</p>



<p>お焚き上げの前に、住職にこれまでの事情を説明すると、やはりそのぬいぐるみには女の子の念が詰まっていると言われ、胸が張り裂けそうだったとＡ子さんは言います。同世代の娘を育てる彼女だからこそ、余計に心苦しかったんだろうと思います。</p>



<p>その後、Ａ子さんの家で不可解な現象が起こることはなくなりました。<br>娘さんも、何事もなく元気に成長しているそうです。</p>



<p>とは言え、Ａ子さんにとってその経験は、どうしても忘れないものとなったようです。<br>小児科病棟に勤めていると、時に歪な親子関係を目の当たりにすることがあるとＡ子さんは言います。<br>それがどうしてもＡ子さんの体験した出来事とリンクしてしまうのだと…</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「演劇の人形」不思議怪談（東京都）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 08 Apr 2022 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[人形・ぬいぐるみ]]></category>
		<category><![CDATA[東京都]]></category>
		<category><![CDATA[戦争]]></category>
		<category><![CDATA[学校]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：白い恋人 さん（23歳/女性/専業主婦）体験場所：東京都文京区 某高等学校 これは私が高校2年生の時に体験したお話です。 昔から演劇が大好きだった私は、高校でも演劇の強い学校で演劇部に所属していました。 その演劇 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-2965087959" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/02/engekinoningyou-min.jpg" alt="【怖い話】実話怪談｜短編「演劇の人形」不思議体験談（東京都）" class="wp-image-4813" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/02/engekinoningyou-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/02/engekinoningyou-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/02/engekinoningyou-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/02/engekinoningyou-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/02/engekinoningyou-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/02/engekinoningyou-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></figure></div>


<div class="blank-box sticky">投稿者：白い恋人 さん（23歳/女性/専業主婦）<br>体験場所：東京都文京区 某高等学校</div>


<p>これは私が高校2年生の時に体験したお話です。</p>



<p>昔から演劇が大好きだった私は、高校でも演劇の強い学校で演劇部に所属していました。</p>



<p>その演劇部では主に戦争を題材にした作品が多く扱われ、毎年顧問の先生が新しい台本を書いては夏の大会などで発表するというのが定例でした。</p>



<p>戦争ものの他にも、流産や犬猫の殺処分など、きわどい題材を扱う台本も多かったので、公演前には必ず神社にお参りすることも忘れてはいけない恒例行事の一つでした。</p>



<p>私が高校2年生の時のことです。<br>その年の夏の大会では、ひめゆりや沖縄戦のことを題材にした劇を公演しました。</p>



<p>劇の中盤には、防空壕に立てこもった日本兵が、敵に見つからないために泣き止まない赤ちゃんを殺してしまうという残酷なシーンがありました。</p>



<p>その赤ちゃんは人形を使って表現していたのですが、それが目・鼻・口もないようなお粗末な人形で、手や足など人間の形を模すこともなく、赤ちゃん程度の大きさの布の中に、ただただ綿を詰め込んだ枕のようなものでした。</p>



<p>そういった小道具の数は公演の度にものすごい量となり、毎回部室が大変なことになってしまうので、公演が終了すると部室から一度全ての道具を外に出して整理するのも毎回の恒例行事でした。</p>



<p>その年も無事に公演が終わり、部室を片付けている時でした。<br>棚の奥から例の赤ちゃんの人形が出て来たのを見て先生が言いました。</p>



<p>「その人形もいつも通り神社でお焚き上げしないとね。もし今からでも神社の許可が降りそうなら早めに行ってしまおう」</p>



<p>劇で使った人形や思いの詰まったような小道具などは、公演前のお参りと同様に、公演後には神社でお焚き上げをしてもらうのが慣例でした。</p>



<p>直ぐに神社に確認の電話を入れると、いつもお世話になっている神社がその日は都合がつかず、他の神社なら直ぐに対応して頂けるとのことだったので、今回はそちらの神社を訪ねることにしました。</p>



<p>顧問の先生が1人、それと部長と副部長だった私の3人でその神社を訪ねることになりました。</p>



<p>電車での移動中、人形は部長が持っていたことを覚えています。</p>



<p>神社に到着して神主さんとお話をした後、だいたいいつもの神社と同じような流れでお焚き上げが行われました。</p>



<p>お焚き上げ中は全員が携帯の電源を切っていました。</p>



<p>無事にお焚き上げが終わり、帰りの電車内で再び携帯の電源を入れると、私たち3人の携帯全てに学校にいる部員たちから不在着信が入っていました。</p>



<p>どうしたのだろうとも思いましたが、すでに学校も近かったですし、もう一人の顧問の先生も残っていたので、私たちは折り返し掛け直すこともせずに学校に戻りました。</p>



<p>ですが、学校に到着するとなんだか部員たちが騒がしくしていて、中には泣いている生徒もチラホラいました。</p>



<p>何があったのか訳を聞くと、私たちが学校を出た後、部室の掃除をしていた生徒の1人が『パンドラの箱』を開けたというのです。</p>



<p>『パンドラの箱』とは私たちがそう呼んでいるもので、中には戦争ものの劇で使う血糊や汚し、銃弾痕の付いた兵隊服など、少し忌まわしいような小道具を入れてある箱の事です。</p>



<p>私たちが学校を出た後、公演で使用した兵隊服を整理しようとパンドラの箱を開けた時、その生徒は一気に血の気が引いたと言います。</p>



<p>「箱の中の一番上に、さっき部長が持って行ったはずの人形があったんです。しかも、なぜか子供用のモンペとか着た状態で…」</p>



<p>口にすることも憚るように、そう訳を話してくれた生徒は、気味悪そうな顔をしたまま部室の奥を指差しました。</p>



<p>その指が指し示す先にパンドラの箱があり、そのすぐ下の床に、さっきお焚き上げしたはずの赤ちゃんの人形が無造作に投げ出されてありました。</p>



<p>なぜか服を着てはいましたが、確かにそれは先程お焚き上げしたばかりのあの人形でした。</p>



<p>信じられませんでした。<br>私たちは電車の中でも人形を確認していましたし、お焚き上げされたところも見ています。<br>それなのに今その人形が、目の前に転がっているんです。</p>



<p>「え・・・？どうして・・・？」</p>



<p>どういう訳なのか全く分かりませんでしたが、しかし、そのまま人形を放っておくわけにもいかず、顧問の先生が恐る恐る近付き拾い上げようとすると、</p>



<p>「あ、ちょっと待っ・・・」</p>



<p>と、一人の生徒が声を上げようとしましたが、先に先生が人形を拾い上げてしまいました。</p>



<p>その瞬間、</p>



<p>「えっ…あっつっ！？」</p>



<p>先生はそう声を上げて、再び人形を放り出してしまったのです。</p>



<p>赤ちゃん人形は、まるで長い時間ヒーターの前に置いていたかのように激しく熱を帯びていました。</p>



<p>その後、いつもお世話になっている神社に急いで連絡し、一連の出来事を伝えると、時間を作るから直ぐに部員全員で来るように言われました。</p>



<p>神社では再びお焚き上げをして頂いた後、全員分のお祓いをして頂きました。</p>



<p>その後、再び赤ちゃん人形が戻ってくることはありませんでした。</p>



<p>演劇では、作品によって公演中に不思議な体験をする話は付き物ですし、幽霊話で有名な劇場なども多数存在します。</p>



<p>私も例にもれず、舞台中に不思議な体験をしたことは何度かありましたが、中でもこの体験が一番怖かったので、今回投稿させていただきました。</p>
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		<item>
		<title>【怖い話｜実話】短編「ねえ、見てない？」心霊怪談（岡山県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 16 Jul 2021 00:01:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[憑依]]></category>
		<category><![CDATA[人形・ぬいぐるみ]]></category>
		<category><![CDATA[岡山県]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：朝霞 さん（30代/女性/事務職）体験場所：岡山県岡山市 友人の祖母の家 私は昔から人形が苦手でした。 普通の子供なら綺麗で可愛らしい人形を欲しがったりするものだと思うのですが、私の場合はそうではありませんでした [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-1155682853" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：朝霞 さん（30代/女性/事務職）<br />体験場所：岡山県岡山市 友人の祖母の家</div>


<p>私は昔から人形が苦手でした。</p>



<p>普通の子供なら綺麗で可愛らしい人形を欲しがったりするものだと思うのですが、私の場合はそうではありませんでした。物心ついた頃から人形の顔や姿が苦手で、親や親せきが買ってくれようとしても頑なに断わるような可愛くない子供でした。</p>



<p>私が学生の頃のことです。</p>



<p>私は岡山の学校に通っていて、親元を離れて初めての一人暮らしをしていました。<br>その寂しさからか、よく友達のＡ子とお互いの家に止まり合いっこしていたのです。</p>



<p>その日も私はＡ子の家に遊びに行っていたのですが、数時間したら帰る予定でした。なぜならＡ子はその日、私が帰った後、おばあさんの家へ行く予定だったからです。<br>しかし、ついつい話が盛り上がってしまい、もう少し話したいなと思っていたら、</p>



<p>「一緒に祖母の家に行かない？」</p>



<p>とＡ子が誘ってきたのです。</p>



<p>こうして私は初めて友人の祖母の家にお邪魔することになりました。</p>



<p>A子の家から余り離れていないという祖母の家は、電車に揺られること数分で最寄り駅に到着。ずいぶんと小さな駅でした。</p>



<p>駅からしばらく歩くと、閑静な住宅街が広がっています。おしゃべりしながら歩いていたので、正確な場所までは記憶していませんが、すごく静かでのんびりした住宅地を歩いていたのを覚えています。</p>



<p>すると急にＡ子が前方に向かって手を振ったので、その視線の先を追ってみると、立派な庭のある家の前で、とても上品で優しそうなおばあさんが私たちを待ってくれていました。</p>



<p>「まあ、いらっしゃい！」</p>



<p>嬉しそうな顔で孫を迎えるその女性を見て、この人がＡ子のおばあさんなのだと確信しました。</p>



<p>関係ない私が来ても嫌な顔一つせずに、Ａ子のおばあさんは優しい笑顔でカステラと牛乳をおやつに出してくれました。それを頬張りながら、和やかにお話をしていると、</p>



<p>「あ、お母さんに頼まれてたんだ！」</p>



<p>急にＡ子がそう言って、母に頼まれたという蜂蜜をおばあさんから分けてもらっている間、私は手持ち無沙汰で家の中をキョロキョロと見回していました。すると、ひとつ気になるものを見つけてしまったんです。</p>



<p>それは洋風のきれいなお人形さんでした。</p>



<p>棚の上に飾られていたその人形は、私とばっちり目が合う位置にありました。</p>



<p>昔から人形の無機質で吸い込まれそうになる目が苦手で、何を考えているのか分からない表情も厭でした。<br>しかし、一度見つけてしまったらそれが気になって仕方なくなり、それからＡ子とおばあさんとの会話も耳に入らなくなってしまったんです。</p>



<p>「どうかした？」</p>



<p>そんな私の様子を気に掛けてくれたのでしょう、Ａ子に声を掛けられ、私はその人形のことを話しました。</p>



<p>するとＡ子は「懐かしい～」と言って、人形に近寄っていきました。随分昔からある人形のようで、Ａ子とおばあさんは懐かしそうに昔話をしています。</p>



<p>その間も私は人形の目が気になって気もそぞろ、そんな私を見て、</p>



<p>「何？目が合うのが怖いの？」</p>



<p>そう言って、Ａ子は人形を反対側に向けてくれました。</p>



<p>ようやく人心地つけた私は、再びＡ子とおばあさんと楽しい会話を再会できたんです。</p>



<p>それからしばらくした時です。</p>



<p>なんだか視線を感じ、私は顔を上げました。</p>



<p>それと目が合った途端、ゾゾッと鳥肌が立ちました。</p>



<p>だって数分前に向きを変えたはずの人形が、またこっちを見ていたんです。</p>



<p>（そんなはずない…）</p>



<p>認識した瞬間、私はすぐに目を逸らし、</p>



<p>「…ねえ、見てない？」</p>



<p>と、小声でＡ子に確認しました。</p>



<p>「えっ？」</p>



<p>とＡ子は不思議そうにこちらを見たあと、ゆっくりと人形の方を振り返りました。</p>



<p>「…何が？」</p>



<p>Ａ子にそう言われ、私は怪訝な顔をしていたと思います。</p>



<p>「だから、人形が…見てない？」</p>



<p>と、少し苛立った声で再びＡ子にそう告げると、</p>



<p>「なに怖いこと言ってんの？」</p>



<p>そんな風に言われ、全く話が噛み合わないことに腹を立てた私は、</p>



<p>「だから…！」</p>



<p>と、再び人形に目を向けました。</p>



<p>人形は、向こう側を向いていました。<br>先ほどＡ子が向きを変えてくれたままの状態で、こちらからは背中しか見えませんでした。</p>



<p>「えっ…？」</p>



<p>「おかしなこと言わないでよ」</p>



<p>とＡ子に言われ、私はそんなはずはないと思いながらも、でも実際そうなのだから仕方ない、と、狐に化かされたような奇妙な気分でした。</p>



<p>その後、Ａ子とおばあさんが何を話していたのか記憶にありません。ずっと人形が気になって仕方なかったのです。</p>



<p>（もしかしたら、からくり人形なのかも…）</p>



<p>と、どうしても人形が気になった私は、帰り際におばあさんに頼んで人形をくまなく調べてもらったのですが、そんな細工は一切ありませんでした。</p>



<p>楽しそうに話しながら玄関に向かうＡ子とおばあさんの姿を横目に、私は自分でも人形をひっくり返したりして中身を調べましたが、何も見つかりませんでした。</p>



<p>何か白昼夢でも見たのかと、流石に私も自分の勘違いを疑い、人形を元の位置に戻そうとした時でした。</p>



<p>人形の首がかくりと回って横を向き、こっちに視線を向けたのです。</p>



<p>全身の毛が逆立つのを感じました。</p>



<p>予想もしていなかったことに声も上げられずにいると、人形がカタっと一瞬動き、</p>



<p>「みたよ」</p>



<p>と、表情のない無機質な声でそう言ったんです。</p>



<p>私はヒッと息のような悲鳴を上げ、人形をそのまま投げ捨てました。</p>



<p>ガンッと人形が床に打ち付けられた音に驚いたＡ子とおばあさんが、</p>



<p>「どうしたの？」</p>



<p>と言ってこちらに戻ってきましたが、私は動揺のあまりしばらく声が出せませんでした。</p>



<p>数分してようやく、しどろもどろ今起きたことを二人に話しましが、信じてもらえたのかどうかは分かりません。</p>



<p>ですが後日、Ａ子のおばあさんがあの人形をお寺に持って行き、供養してもらったと聞きました。</p>



<p>人型のものには魂が宿ると言われますが、人形はその最たるものなのだと思います。<br>もしかしたらあの人形にも『何か』の魂が入り込んだのかもしれません。</p>



<p>私が本能的に人形が苦手なのも、あながちおかしな事ではないのかもしれないと思う出来事でした。</p>
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		<item>
		<title>【怖い話｜実話】短編「人形を抱く女の子」不思議怪談（徳島県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 05 Jul 2021 23:59:31 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[人形・ぬいぐるみ]]></category>
		<category><![CDATA[徳島県]]></category>
		<category><![CDATA[子供]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：ハシミズ さん（30代/女性/医療事務）体験場所：徳島県徳島市の親戚宅 あれはまだ私が小学生の頃だったでしょうか。 夏休みだったか冬休みだったか、学校が長い休みの時でした。その日、祖母が叔父の家に用があるというこ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-2097904498" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：ハシミズ さん（30代/女性/医療事務）<br />体験場所：徳島県徳島市の親戚宅</div>


<p>あれはまだ私が小学生の頃だったでしょうか。</p>



<p>夏休みだったか冬休みだったか、学校が長い休みの時でした。その日、祖母が叔父の家に用があるということで、祖母は私を連れて、高知から徳島に住む叔父の家を訪ねたんです。</p>



<p>叔父の家は何の変哲もないこじんまりとした民家でした。新しくもないけど古すぎもしない、小さな庭のある普通の家でした。</p>



<p>祖母と一緒に客間に通され、私にはオレンジジュースを出してくれて、それを飲みながらきょろきょろと辺りを見て落ち着きなくしていました。<br>祖母と叔父夫婦は机を囲んで話をしていました。</p>



<p>私が落ち着かない原因は、好奇心で叔父の家を探検したくてうずうずしていたのもそうなのですが、それだけが理由ではありませんでした。叔父夫婦の後ろに隠れるようにして座っている、私と同い年くらいの女の子が気になっていたのです。</p>



<p>髪の毛はふわっふわのロングで、ワンピースを着たフランス人形みたいに綺麗な女の子なのですが、俯いたまま全然しゃべらない子でした。</p>



<p>その子のことが気になるのだけど、もともと少し人見知りだった私は、大人たちが誰もその子にしゃべりかけないので話す切欠が見つけられず、しばらくモジモジしていました。</p>



<p>そんな風に私も恥ずかしがって俯いていたからでしょうか、その子の顔はあまり思い出せないのですが、その子が持っている人形だけはしっかり覚えています。</p>



<p>それは、市松人形みたいな小綺麗な日本人形でした。</p>



<p>フランス人形みたいに綺麗な女の子が、日本の市松人形を大事そうに抱えている姿は、子供ながらに少し違和感を感じました。</p>



<p>その後もその女の子と話せないまま、しばらく祖母たちの会話を聞いていましたが、やはりつまらなくなって、私は一人でプラプラと庭に出て、庭の石の上でけんけんぱをして遊んでいました。でも、やっぱり一人は寂しくて、あの子が外に出て来てくれたらな、なんてちょっと期待していたところもあったんです。</p>



<p>私は人見知りでしたから、普段は初めて会った子と直ぐに仲良くなりたいなんて思うことはありませんでした。けれどその時はすごくその子のことが気になっていました。</p>



<p>客間の窓のカーテンは開いていて、庭からも部屋の様子が見えたので、私はチラチラその子のことを見ていたのですが、その子はこちらをチラリとも見てくれず、人形を大事そうに抱えたまま、ずっと同じ場所に座っていました。</p>



<p>結局その子とは一言も話せないまま、1～2時間くらいして祖母に「帰るよ」と言われ、徳島の叔父の家を後にしたんです。</p>



<p>それから数年が経った頃。<br>徳島の叔父に招かれて、私は再び祖母と母と一緒に叔父の家を訪ねる機会がありました。</p>



<p>その道中、なんとなく懐かしくなって、私はあの日の記憶を母と祖母に話しました。</p>



<p>同い年くらいの女の子がいたのに人見知りして話せなかったこと。一緒に遊びたいと思いながら一人で庭で遊んでいたこと。仲良くなれなくて寂しかったこと。</p>



<p>そんな当時の記憶を懐かしく話していると、そんな私の様子を変な目で見ていた祖母がこう言ったのです。</p>



<p>「子供なんておらなんだ」</p>



<p>あの日、叔父の家を訪ねた時、そこにいたのは祖母と私、それと叔父夫婦の4人だけだったと言うのです。<br>そんなわけはありません。あんなに綺麗で人目を引く自分の孫のことを忘れてしまうなんて、私は祖母がぼけ始めたのかもしれないと心から心配になりました。</p>



<p>私の記憶に間違いなどあるわけなく、あの女の子が今どんな風になっているのか気になり、ワクワクしたまま叔父の家に到着しました。</p>



<p>以前と同じ客間に通され、お茶を出してもらったところで、私はさっそく先ほどの祖母の記憶違いを笑いながら叔父に話すと、</p>



<p>「それで、あの子はどこにいるんですか？」</p>



<p>と聞きました。<br>すると叔父と叔母は少し眉を潜ませて、</p>



<p>「あはは、気味悪いこと言わんといて」</p>



<p>と、引き攣った笑顔で言うのです。</p>



<p>叔父夫婦は子供に恵まれなかったらしく、ずっと夫婦2人暮らしなのだそうです。</p>



<p>そんなはずはないと、あの日、髪がふわふわして人形を抱いている女の子がここにいたはずと話しても、叔父夫婦は全然相手にしくれず、むしろ怪訝な目で私を見ています。</p>



<p>てっきり記憶違いは祖母なんだとばっかり思っていたのですが、どうやら私の記憶が違っていたようなのです。</p>



<p>狐につままれたような気持ちのまま、時間だけが過ぎ、気付くと母も祖母もそろそろ帰ろうかと立ち上がっていました。</p>



<p>私もその後に続き叔父の家を出ようとした時でした。</p>



<p>玄関に見覚えのある人形が飾られているのに気が付いて、ギョッとして立ち止まりました。</p>



<p>「あ、あのときの人形…」</p>



<p>それは、あの女の子が大事そうに抱いていた市松人形でした。</p>



<p>「じゃあ…やっぱりあの日見た女の子は…」</p>



<p>そう思った時、その隣に飾られている人形を見て私は唖然としました。</p>



<p>そこには、見覚えのあるフランス人形が飾られていたんです。</p>



<p>フワッフワのロングの髪の毛にワンピース。</p>



<p>それは正に、あの日見た女の子そのものでした。</p>



<p>（なぜ…あの子がここに…？）</p>



<p>放心するように人形を見つめている私を他所に、祖母と母は叔父に別れの挨拶を済ませ、私は二人に手を引かれ叔父の家を出ました。<br>叔父夫婦はそんな私の様子を、最後まで怪訝そうな目で見ていました。</p>



<p>あの日の私はどんな記憶違いを起こしたのでしょう？<br>でも叔父夫婦の後ろに隠れるように座っていたあの女の子の記憶は間違いなく私の中にあるのです。</p>



<p>それは玄関にあった二体の人形を見た私が記憶違いを起こしただけだったのか…</p>



<p>それとも、あの日だけ人形が子供の姿を借りて私の前に現われたのか…</p>



<p>今も記憶の整理が出来ずにモヤモヤしたままです。</p>



<p>ただ、一つ思ったことがあるんです。</p>



<p>人形は長く置いておくと魂が宿るなんていいます。<br>あの日、もし私があの子にしゃべりかけていたら一体どうなっていたのか…そう思うと、少し薄ら寒くも感じます。</p>
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			</item>
		<item>
		<title>【怖い話｜実話】長編「人体模型」心霊怪談（新潟県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 24 May 2021 23:41:08 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[店・施設]]></category>
		<category><![CDATA[人形・ぬいぐるみ]]></category>
		<category><![CDATA[新潟県]]></category>
		<category><![CDATA[長編]]></category>
		<category><![CDATA[女子高生]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：いよかんちゃん さん（30代/女性/主婦）体験場所：新潟県Ｍ市の塾 これは私がまだ学生だった頃に体験した話です。 高校時代、私は隣町の新潟県Ｍ市にある塾に通っていました。その塾は最寄り駅から徒歩３分と近く、また私 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-4125602984" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：いよかんちゃん さん（30代/女性/主婦）<br />体験場所：新潟県Ｍ市の塾</div>


<p>これは私がまだ学生だった頃に体験した話です。</p>



<p>高校時代、私は隣町の新潟県Ｍ市にある塾に通っていました。<br>その塾は最寄り駅から徒歩３分と近く、また私の母の職場の目の前という便利な場所にありました。</p>



<p>建物は古く、築４０年は越していたと思います。<br>三階建ての赤茶けた外壁は所々が剥げていて、一部には鬱蒼と茂った蔦が巻き付いていました。<br>中に入ると、数年前に起きた地震の影響で壁の所々がひび割れており、外観も内観も一見して廃墟に近い印象を受ける建物でした。</p>



<p>その建物の二階に、私が通っていた塾がありました。<br>外階段を上って直接塾の出入り口がある形です。</p>



<p>一階には何かの会社の事務所が入っており、三階は使用されていないガランドウでした。</p>



<p>建物の中にも一階から三階まで続く内階段がありましたが、使っている人は誰もいなかったようで、時々覗いてみると、そこは何となく冷たくて、ひどくカビ臭かったのを覚えています。</p>



<p>そんな見た目のせいなのか、この塾には『出る』という噂がありました。</p>



<p>実際に講師や友人から変なものを見たという話を度々聞くことがありましたが、怖いと思う反面、彼らの話にはあまり一貫性がなかったので、私は半信半疑で聞いていました。</p>



<p>ある夏の日のことです。</p>



<p>その日の塾講習は午前中だけだったのですが、外は日差しが強く、エアコンの効いた教室から出たくなくて、私は講習後もそこで課題をこなしながらダラダラしていました。するといつも迎えに来てくれる母親から連絡があり、少し迎えが遅くなるということだったので、私は大手を振ってみんなが帰ったあとの教室に残らせてもらっていたんです。</p>



<p>ただそのせいで、この日わたしは不思議な体験をすることになったんです。</p>



<p>教室には人体模型がありました。<br>いつも窓際に置いてあり、日焼けしないようにとカーテンの陰に隠れるように置かれていました。</p>



<p>ですが何故かその日、講師の先生が教室のカーテンを全て開け放ち、人体模型を移動して日光が当たるようにしていました。<br>模型の顔は教室の方に向けられ、その背中には眩しい夏の日差しがもろに当たっていました。</p>



<p>逆光になった人体模型を見ると、そのギョロリとした目が私の目と合った気がして、何だか不気味に感じました。</p>



<p>そんな教室で私は一人残って課題をこなしていました。<br>講師の先生が時々教室を覗きに来てくれて、その度に雑談したりしながら過ごしていたんです。</p>



<p>そんな風にして数十分が経った頃でした。</p>



<p>なんの気なしに、ふと人体模型の方を見た時です。</p>



<p>「……えっ！？」</p>



<p>人体模型が窓の方を向いていました。</p>



<p>さっきまでは確かに背中に日光を浴びながら教室の方を向いていたはず。それが今はなぜか窓の外を向いているんです。</p>



<p>誰か動かしたはずがないことは、ずっとこの教室にいた私が誰よりも分かっています。</p>



<p>それならこの人体模型は勝手に窓の外を向いたのだろうか？<br>そう考えれば考えるほどゾッとしてきて、気付くと私は教室のドアを開けて走り出し、無意識に講師室へと逃げ込んでいました。</p>



<p>ノックもせず講師室に突然転がり込んで来た私を見て、講師の先生方は目を丸くして驚いていました。<br>その様子を見て私は急に恥ずかしくなって、仕事の邪魔にならないよう、何も言わずに講師室の端っこにあった椅子にちょこんと座らせてもらいました。</p>



<p>しばらくそうして座っていると、大分気持ちが落ち着いてきて、私は冷静に人体模型の向きが勝手に変わる可能性について考えていました。</p>



<p>もしかしたら最初から自分の勘違いで、元から窓の方を向いていたのかもしれない。もしくは教室に講師の先生が顔を出してくれた時、私が気が付かないところで向きを変えて行ったのかもしれない。それとも最初に講師の先生がカーテンを開けた時にぶつかって、その衝撃で模型の土台が少しづつ回転し、気が付いた時には向きが変わっていたのかもしれない。</p>



<p>どの仮説も無理があり頼りないのは分かっていました。ですが私はあえてそこは考えず、きっとそうだと自分に言い聞かせたかったんです。</p>



<p>そんな時、一人の女性講師の先生が私に話しかけてくれました。さっき人体模型に日光を浴びせるようにカーテンを全開にしていった先生です。</p>



<p>なぜ人体模型に日光を浴びせるのかも気になったので、それも含めて私は先ほどの動く人体模型の話をその先生に聞いてもらったんです。</p>



<p>すると、先生はふふっと笑ってこんなことを言いました。</p>



<p>「今日は天気がいいからね、窓から山々が綺麗に見えるでしょ？あの子ね、山を見るのがとっても好きなの。カーテンを開けてあげるとね、時々見てるんだ」</p>



<p>私をからかっているのか、それとも怖がる私を和ませようと冗談めかして言ってくれたのか、正直私には分かりませんでした。</p>



<p>だけど、その時の先生の表情がやけに恍惚としていて、気味が悪いと思いました。<br>直ぐに話も終えて、ただ何となく後味の悪い嫌な感情だけが残りました。</p>



<p>ようやく迎えに来てくれた母の車に乗って、母に今日の不思議な体験を話しました。<br>するとハンドルを握る母は眉間にしわを寄せて言いました。</p>



<p>「あー、あそこはね、本当に出るんだよ」</p>



<p>向かいの建物で働く母にとって、その塾の入る建物の怪談話は尽きることがなく、有名なものだったそうです。<br>正直、私としては早く言ってよと思いましたが、母にとっては折角便利な場所にある塾なので、そんな話をして私に嫌がられることを懸念したのだそうです。</p>



<p>母が言うには、塾の入るあの建物では、色々と不思議な体験や不気味な目撃情報が多いとの事でした。塾の友人達から聞いた一貫性のない体験談も含め、母の話を聞いていると、あの建物は色々な霊の吹き溜まりになっているのかもしれないと思いました。</p>



<p>母の話の中で、未だに強く印象に残っている話があります。</p>



<p>ある日、母が仕事をしていると、仲の良かった同僚が真っ青な顔して外から帰って来たそうです。<br>その表情に驚いて母がワケを聞くと、同僚は塾の一階部分にある事務所に用があって行ってきたそうなのですが、そこで気味の悪いものを目にしたと言うのです。</p>



<p>塾の一階の事務所に入って用事を済ませたあと、その同僚はふと内階段の方が気になって覗き込んだそうです。</p>



<p>すると、長い髪を振り乱した女が、暗い内階段の壁に張り付いていたと言うのです。</p>



<p>肝をつぶした同僚は直ぐに事務所の出入り口から外に出て、もう一度チラッと後ろを振り向くと、さっきの女が事務所の天井に逆さまに張り付いてゆらゆらと揺れていたと言うそうです。</p>



<p>これまでに聞いた友人や母の話、それと自分の体験も含め、やはりあの建物は本当に「出る」場所だったのだと私は今も思っています。</p>



<p>私が塾に通っていた期間中に運良く（？）その建物は取り壊され、塾は直ぐ近くのテナントビルに移動しました。</p>



<p>もうあの建物はありませんが、長い月日が流れた今でも、私の心にはあそこで体験した記憶がずっと残り続けています。</p>
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		<item>
		<title>【怖い話｜実話】短編「狐とお雛様」心霊怪談（青森県）</title>
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					<comments>https://kowamushi-lily.com/kowai/shinrei/kitunetoohinasama/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 09 Apr 2021 00:31:06 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[人形・ぬいぐるみ]]></category>
		<category><![CDATA[青森県]]></category>
		<category><![CDATA[動物]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[霊感]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：てゃん さん（20代後半/女性/主婦）体験場所：青森県 自宅 これは私が青森県の自宅で実際に体験した話です。 私には小さい頃からいわゆる霊感と呼ばれるものがあり、それはおばあちゃんからの遺伝だと聞いていました。  [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-3422559817" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：てゃん さん（20代後半/女性/主婦）<br />体験場所：青森県 自宅</div>


<p>これは私が青森県の自宅で実際に体験した話です。</p>



<p>私には小さい頃からいわゆる霊感と呼ばれるものがあり、それはおばあちゃんからの遺伝だと聞いていました。</p>



<p>葬式や法要でお寺に行くと、モヤッとした影のようなものが見えたり、車を運転していると人ではないものが目の前を横切ったり、お盆の時期お墓に行った時などは、明らかに霊としか呼べないようなものを見ることもしばしばで、それが私の日常でした。</p>



<p>普段からそのような感じなので、あまり細かい怪異まで気に留めていませんでしたが、中には幾つか怖い体験もあり、その中の一つをお話します。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-01-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「狐とお雛様」心霊怪談（青森県）-画像01" class="wp-image-5855" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-01-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-01-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-01-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-01-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-01-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-01-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>一週間の中で唯一旦那が休みの日曜日、私たちはいつも通り子供を連れてデパートに出かけました。</p>



<p>そのデパートに向かう途中で、私たちは道路に横たわっている一匹の狐の死骸を見たんです。</p>



<p>私が住む地域は、今でこそ道路が通り車が行き交っていますが、昔は山や森しかないような場所で、今でも猿や熊が出ることも珍しくなく、歩道を野ウサギが歩いていたりする土地です。<br>なので車に轢かれた動物の死骸を目にすることも珍しくないのですが、やはり見てしまうと可哀想に思うものです。</p>



<p>その日も自分が思っている以上にその狐に同情してしまったのでしょう、だからあんな怖い体験をすることになってしまったのだと思うのです。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-02-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「狐とお雛様」心霊怪談（青森県）-画像02" class="wp-image-5856" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-02-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-02-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-02-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-02-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-02-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-02-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>その日の夜のこと。<br>いつも通り親子三人、川の字で横になって寝ていました。</p>



<p>夜中の1時頃。<br>子供はスースー寝息を立てていて、その両隣で私も旦那も寝る前に携帯で漫画や動画を見ていた時でした。</p>



<p>『ティティティティ～♪』</p>



<p>旦那のすぐ後ろにあった押し入れの中から、オルゴールの音が聞こえたのです。</p>



<p>押し入れの中にはかれこれ15年ほど放置している雛人形が入っています。<br>恐らく音は、その雛壇に飾るオルゴールがワンフレーズだけ鳴ったのだと思います。</p>



<p>怖いのが苦手な旦那は直ぐに飛び起きてアウアウ言って怯えていました。</p>



<p>私はというと、至って冷静でした。</p>



<p>というのも、オルゴール等の機械は気温の変化で勝手に音が鳴ったりすると、以前ネットで見たことがあったので、多分そのせいだろうと思ったのです。</p>



<p>なので私は特に気にせずそのまま眠ろうとするのですが、でも旦那の方は気になって眠れなくなってしまったようで、中の雛人形を確認しようと言ってきかないのです。</p>



<p>普段は何があっても呑気にしている旦那ですが、その時だけは気が気じゃない様子で、青い顔して怯えていました。</p>



<p>「しょうがないな～」</p>



<p>そう言って、私は押し入れを開け、中から雛人形が入っている箱を引き摺り出しました。</p>



<p>そして箱の隙間に指を引っ掛け開封しようとした時、一つ気が付いたんです。</p>



<p>箱の隙間から毛が出ていることに…</p>



<p>引っ掛けた指で上蓋を少しだけ持ち上げ、中を覗き込むと…暗い箱の中には、尋常じゃなく髪の毛の伸びたお雛様がいました。しかも、その長い髪の毛のところどころに、薄茶色い動物の毛のような綿上のものが混ざり込んでいます。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-03-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「狐とお雛様」心霊怪談（青森県）-画像03" class="wp-image-5857" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-03-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-03-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-03-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-03-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-03-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-03-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>（あ、これはやばいやつだ。）</p>



<p>そう思った瞬間、背筋がゾワッと粟立ちました。</p>



<p>ですが、これ以上旦那に騒がれるのも嫌で、</p>



<p>「大丈夫みたい。」</p>



<p>と一言だけ言って、すぐに蓋を閉じ、一旦私だけ部屋を出ました。</p>



<p>その夜、旦那にはあれこれと理由をこねて、三人で別の部屋に移動して寝ることにしました。<br>怖くてほとんど眠れなかったのを覚えています。違和感が残っていたのでしょう、旦那も眠れなかったようで、明け方まで携帯の光が漏れていました。</p>



<p>次の日の朝、同居する母に理由を説明し、お雛様が入った箱の中を調べてもらいました。</p>



<p>母がゆっくりと箱を開け、中に手を入れ人形を取り出している様子を、私は見ないようにしながらも横目で追っていました。</p>



<p>するとチラッと視界の端に、お雛様の顔を捉えてしまったのです。</p>



<p>そこにいたお雛様の髪は、以前と同じ、綺麗に整えられた髪の毛でした。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-04-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「狐とお雛様」心霊怪談（青森県）-画像04" class="wp-image-5858" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-04-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-04-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-04-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-04-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-04-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-04-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>（もしかして、昨晩は私が寝ぼけて見間違えたのかしら…？）</p>



<p>そう思った矢先、</p>



<p>「これ、何かしら？」</p>



<p>そう言って、母は箱の中から何かを取り上げました。</p>



<p>それは、薄茶色い動物の毛のようなものの束でした。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-05-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「狐とお雛様」心霊怪談（青森県）-画像05" class="wp-image-5859" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-05-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-05-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-05-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-05-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-05-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/04/kitunetoohinasama-05-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>それは昨晩私も見た、長く伸びたお雛様の髪の毛に絡みついていた毛でした。</p>



<p>昨夜の恐怖がじわりと甦ってきたのですが、一つ気になる事があったので、その毛を袋に入れ、まだ日が高いうちに私は車を出しました。</p>



<p>行先は知り合いの獣医のところでした。<br>その薄茶色い毛は、一体何の動物のものなのか調べてもらおうと思ったのです。</p>



<p>突然の来訪や訳の分からない依頼にも、その獣医は快く答えてくれ、持ち込んだ毛をあれこれと調べてくれました。</p>



<p>そして獣医が下した結論は、</p>



<p>「これは狐の毛だねぇ、飼ってるの？」</p>



<p>（やっぱり…）と思いながら、</p>



<p>「飼ってません…」</p>



<p>とだけ私は答え、昨日、道路に横たわっていた狐の死骸のことを思い返していました。</p>



<p>死んでいる動物のことを可哀想だと強く思うと、その心に霊が付け込むという話は聞いたことがあります。</p>



<p>きっと道路で轢かれていた狐に、私が強い思いを抱いてしまったのが原因で、憑いて来てしまったのでしょう。</p>



<p>それからというもの、私は動物の死骸があっても気が付いた時点で、見ないように、または考えないようにしています。</p>
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			</item>
		<item>
		<title>【怖い話｜実話】長編「人形の家」人間が一番怖いと思う話（埼玉県）</title>
		<link>https://kowamushi-lily.com/kowai/ningen/ningyo_no_ie/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 17 Nov 2020 00:04:19 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人間]]></category>
		<category><![CDATA[家・土地]]></category>
		<category><![CDATA[人形・ぬいぐるみ]]></category>
		<category><![CDATA[埼玉県]]></category>
		<category><![CDATA[長編]]></category>
		<category><![CDATA[サイコパス]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：しまうたむら さん（40代/女性/自営業）体験場所：埼玉県Ｓ市 私は東京で生まれて大学まで東京で育ちましたが、現在は地方に住んでいます。そのため、時折懐かしく思って、東京の実家や学校の周りをGooglemapのス [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-4186080930" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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</script></div><div class="blank-box sticky">投稿者：しまうたむら さん（40代/女性/自営業）<br data-rich-text-line-break="true" />体験場所：埼玉県Ｓ市</div>


<p>私は東京で生まれて大学まで東京で育ちましたが、現在は地方に住んでいます。<br>そのため、時折懐かしく思って、東京の実家や学校の周りをGooglemapのストリートビューで見ることがあります。<br>中高時代に寄り道していたドーナツチェーンがいつの間にか不動産屋さんになっていたり、大学時代の思い出のカフェが変わらぬままあったり、懐かしいやら寂しいやら驚くやら。</p>



<p>そんなことをしていると、あのカフェでよく一緒にお茶をした友人は元気かしら？と、一緒に授業を抜け出してまでしていた他愛ない茶飲み話を思い出すのですが、そのうちの一つ、あのゾッとする話の記憶まで甦ってきてしまいました。</p>



<p>ゾッとする、と言うのは少し大げさかもしれません。それこそ他愛ない、長く忘れていたような話なのですが、身近な友人が体験したことであり、落ちがないのが返って怖いと感じた話なのですが…</p>



<p>友人のＡ子は埼玉県の実家で暮らしていました。<br>東京の大学までは、バス、JR、私鉄と乗り換えて、更に大学行きのバスに乗車するという交通機関フルコースで、Ａ子は毎日通学だけで片道二時間を費やしていました。<br>忙しい学科であっただけに「下宿はしないの？」と聞かれることも多かったようですが、Ａ子は一人娘だったこともあり、遅い時間に帰宅することになっても実家住まいを続けていたようでした。</p>



<p>Ａ子の実家は、最寄り駅が埼玉県中心部にある新幹線も停まる大きな駅とはいえ、実家までは駅から更に路線バスで30分かかる田園地帯。</p>



<p>「帰る頃には真っ暗で、ぼんやり灯った街灯がかえってホラーな雰囲気なのよ」</p>



<p>と、彼女は冗談のように笑ってネタにしていました。</p>



<p>そんな自虐的地元トークの延長で、Ａ子がこんな話を始めたのです。</p>



<p>Ａ子の家の近くには小規模ながらニュータウン的な区画があり、おそらくは高度経済成長期くらいに出来たのだろうけど、もはや営業しているとは思えないような薄暗いマーケットなどがあって、少し怖いのだそう。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="339" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-1-min.jpg" alt="ニュータウン" class="wp-image-2471" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-1-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-1-min-300x170.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-1-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-1-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-1-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-1-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>バスから降り、そのニュータウン区画を通ると、自宅のある旧来の住宅地への近道になるから、ちょくちょく利用していたものの、似た家ばかりが並ぶニュータウン区画はまるで迷路のようで、夕方の帰り道ではよく道を間違えては思わぬところに出てしまうこともあったそうです。</p>



<p>そうして道を間違えては、時どき前を通りかかる家の中に、おかしな家があるんだとＡ子は言いました。</p>



<p>それは、無数の人形がぶら下がっている家なのだそうです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-2-min.jpg" alt="人形がぶら下がった家" class="wp-image-2472" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-2-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-2-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-2-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-2-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-2-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-2-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>窓、ベランダ、軒下にはもちろん、庭木や、使われず錆だらけになった物干し竿や門柱にも、紐で括られた人形が無数にぶら下がっていると言うのです。</p>



<p>怖いのでまじまじとは見ないものの、横目で確認できるだけでも人形の種類は様々で、日本人形やドレスを着た西洋人形、ぬいぐるみ、プラスチックの動物の人形などが、ぶら下がってるそうです。</p>



<p>Ａ子がその家の存在に気付いたのが中学生の頃。<br>それからも徐々に人形の数は増え続けているそうで、</p>



<p>「先日迷い込んだ時は、ポストの上に真新しい人形が増えていてギョッとしたわ」</p>



<p>と彼女は肩をすくめてみせました。</p>



<p>その後も、たまにＡ子はその家の様子や変化を私に報告してくれました。その度にお互いそれが厄払いになるかのように、わざとらしく怖がってみては笑いあったりしていました。</p>



<p>そんなある日。<br>しばらく大学を休んだＡ子が、久しぶりに顔を見せた日のことです。</p>



<p>具合でも悪かったのかと私はＡ子に様子を尋ねました。<br>すると彼女は具合が悪いわけではないと答えながらも元気のない様子。<br>その日の授業を終えると、何となくいつものカフェへ二人とも足が向き、いつも通り向かい合って座りました。</p>



<p>ちょっと神妙な彼女の表情に、何か話したいことがあるのかなと待っていると、Ａ子から顔を寄せるように手招きされ、私がグッと顔を近付けると、Ａ子は怯えたような小声で次のような話をはじめました。</p>



<p>一週間ほど前、休講で早く帰宅できた日のことです。<br>大学からの帰り、Ａ子はいつも通り学校から二時間かかって自宅近くのバス停で降りました。<br>いつもなら、街灯が仄かに灯った暗くホラーな景色が広がるのですが、その日はまだ明るく、のどかな郊外の風景そのもので、時間もあるしＡ子は散歩がてらニュータウン区画をブラブラしながら帰ろうと歩き出しました。</p>



<p>機嫌良く歩いていた彼女は、気付くと例の人形の家の前に来ていました。<br>太陽の下で見る人形たちは、そりゃ多少は気味悪いものの、いつもほど不気味には感じず、むしろかえって好奇心をそそられて、Ａ子はついつい立ち止まってジッと観察してしまったのです。<br>しかもあろう事か、二階を窺うようにマジマジと見たり、家のあるブロックをぐるっと回ってみたり。</p>



<p>人形の家も多分まわりの家と同じ時期に建てられたのであろうこと、白い壁に赤い屋根、よく見るとベランダの手すりは曲線のお洒落なデザインで、庭の植栽も凝っていたことが窺えて「なかなか乙女チックな家だったんだなぁ」と感じたそうです。<br>そんな一般的な住宅としての一面が、人形がぶら下がる頃には返って不気味さを強調する一助となったわけですが。</p>



<p>そんな風に、人形の家を窺うように周囲をうろうろしていると、突然背後から現われた男にいきなり腕を鷲掴みにされたそうです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-3-min.jpg" alt="腕を鷲掴み" class="wp-image-2473" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-3-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-3-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-3-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-3-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-3-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-3-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>昼間のニュータウンはほぼ無人。通りに人は皆無ですし、どの家も人がいるかいないか怪しいくらいです。</p>



<p>固まって声も出ないＡ子に、男は口をパクパクさせながら何かを訴えています。</p>



<p>「ごめんなさい、ごめんなさい…」</p>



<p>と、Ａ子は小声で繰り返しながら、腕を放してもらおうと後ずさります。</p>



<p>（男が刃物を持っていたらどうしよう･･･）</p>



<p>と、腕を掴んでいる男の反対の手を見ると、青いドレスを着た紫髪の人形が握られていました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-4-min.jpg" alt="青いドレスの紫色の髪の人形" class="wp-image-2474" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-4-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-4-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-4-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-4-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-4-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-4-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>（あ…人形の家の人。新しく人形を飾るところだったんだ…）</p>



<p>男の正体に驚いたＡ子は、その瞬間「あ！」と一言だけ大きな声が出たんです。その声に驚いたのか、男の手が一瞬ゆるんだ隙に、Ａ子は男の手を振り払って走って逃げ出しました。</p>



<p>男が追ってくる気配もなかったそうですが、彼女はバス停のあるバイパスまで一度も振り返らずに一気に走り切ったそうです。<br>逃げている間もずっと男が握っていた青いドレスの人形のことが頭から離れず、今ここで私に話していても、その気味の悪い人形の姿ばかり浮かんでしまうということでした。</p>



<p>男の顔はほとんど覚えておらず、年齢はさして若くないようだという点以外は、何も記憶に残っていないとのことでした。<br>あまりにも疲れていたため、そのことは家族にも言わないまま、警察に言うことでもないかと思い、今初めて私に話したと言っていました。</p>



<p>話し終わってため息をついたＡ子は、再びその時の恐怖を思い出したのか、目には薄っすらと涙を浮かべていましたが、それは話して安心したからだとＡ子は言い、その後はいつも通りの彼女に戻っていました。</p>



<p>けれどもそれ以降、人形の家のことはもちろん、ニュータウンのことすらもＡ子は二度と話さなくなりましたし、何となくですが、人形が出てくる映画や美術展すらも避けているように見えました。</p>



<p>やがて私たちは大学を卒業し、私は生まれ育った東京から移住して就職、Ａ子は就職後、海外へ移住しました。</p>



<p>現在はＡ子の実家周辺もすっかり開発が進み、あのニュータウン区画はどうなったのか…</p>



<p>私は最初にお話しした通り、時折Googlemapのストリートビューで思い出の街がどうなったのかを見ることがあるのですが、長く忘れていた人形の家のことを思い出し、私は思い切ってその家の現在をGooglemapで調べてみることにしました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-5-min.jpg" alt="グーグルマップで検索" class="wp-image-2475" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-5-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-5-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-5-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-5-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-5-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-5-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>人形の家の具体的なアドレスはわかりませんが、Ａ子はそこを近道として使っていたわけですから、Ａ子の使っていたバス停とＡ子の実家の間にある、整備された区画を航空写真で探してみました。</p>



<p>Ａ子が言ってたように、昔は畑や田園が広がってたんだろうなと思われるＡ子の実家近辺を見ると、現在は大きな郊外型ショッピングモールと、バイパスから伸びた新しい道が通り、道路沿いにはレストランやカフェとおぼしきカラフルな屋根が並んでいます。その近くには、いかにもファミリー層が好みそうな、敷地内に公園を備えたおしゃれな大型マンションも確認できます。</p>



<p>そして、そこからちょっと離れた場所に、ここかなと思われる碁盤の目のような区画はありました。<br>おそらくかつてはニュータウンと呼ばれたその区画の半分は、既に更地のようでした。</p>



<p>ところがです。<br>更地と更地に挟まれて、一軒の赤い屋根が見えます。<br>古びてはいますが、はっきりと赤い屋根です。</p>



<p>拡大すると、ベランダだと思われる白っぽい部分がぼやけて見え、そこに何か蔦のようなものが絡まっているのが薄っすらと確認できます。</p>



<p>ストリートビューに切り替え、その建物を確認すると、私はゾッとしました。</p>



<p>人形の家でした。</p>



<p>Ａ子から聞いた通り人形がびっしりと吊るされ、異様な雰囲気を漂わせる家。</p>



<p>あれからも人形は増え続けたのでしょうか、庭木と庭木を繋いだ紐に万国旗のように人形が吊るされています。</p>



<p>そして、息も詰まるほど私の胸がドクンと脈打ったのは、ストリートビューの中に、青いドレスを着た紫髪の人形の姿を見つけた瞬間でした。</p>



<p>日に焼けた青いドレスはボロボロで、紫色の髪は色褪せてはいましたが、あの日Ａ子から聞いたままの人形です。</p>



<p>門柱の中央に角材が括られていたのですが、なぜかその人形だけそこにぐるぐるに縛り付けられ、一際目立っていました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-6-min.jpg" alt="縛り付けられた人形" class="wp-image-2476" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-6-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-6-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-6-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-6-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-6-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/ningyo_no_ie-6-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>何か呪術的な意味があるようにも見え、私は息を飲み、暫し呆然とその異様な光景を眺めていました。</p>



<p>このことは、Ａ子には話していません。</p>
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