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	<title>廃墟にまつわる怖い話（実話） | 怖い話（実話）｜恐虫リリー</title>
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	<description>怖い話（実話）｜恐虫リリー kowamushi-lily.com 『恐虫リリー』では怖い話（実話）の配信を行っております。心霊・都市伝説・怪談・人間・不思議・心霊スポット等、投稿頂いた実話体験談をご紹介しています。</description>
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	<title>廃墟にまつわる怖い話（実話） | 怖い話（実話）｜恐虫リリー</title>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「廃校舎の夜」心霊怪談（秋田県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 23 Jan 2026 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[廃墟]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：ヨウ さん（30代/男性/地方公務員）体験場所：秋田県Ｄ市の旧道沿い 山中にある廃校跡 数年前の夏、大学時代の友人Ａと久しぶりに再会し、夜のドライブに出たことがありました。 目的地は特に決めていませんでしたが、Ａ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-3617335257" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：ヨウ さん（30代/男性/地方公務員）<br />体験場所：秋田県Ｄ市の旧道沿い 山中にある廃校跡</div>


<p>数年前の夏、大学時代の友人Ａと久しぶりに再会し、夜のドライブに出たことがありました。</p>



<p>目的地は特に決めていませんでしたが、Ａが「昔から地元の肝試といえばっていう有名な場所があるんだ」と言い出し、Ｄ市の山中にあるというその旧校舎跡へ行くことになりました。<br>地元では「そこはもう取り壊された」と言う人もいれば、「まだ残っている」と言う人もいて、現存するのかもハッキリしない建物のようでした。</p>



<p>国道から外れて細い旧道を進むと、徐々に街灯も寂しくなり、気付くとヘッドライトの光すらも飲み込むような深い闇が、道の先まで続いています。<br>窓を少し開けると、湿った草の匂いと虫の鳴き声が車内に入り、夏の終わり特有の重たい空気を運んできます。</p>



<p>しばらく進むと、左手の森の奥に、朽ちかけた木造の建物が見えてきました。それは古い校舎のようで、あの廃校はまだ残っていたんだと、言い出しっぺのＡも驚いているようでした。</p>



<p>道端に車を停めて、私たちは懐中電灯を片手に建物へ向かいました。<br>平屋建ての校舎。その入り口の扉は外れており、廊下の奥まで暗闇が続いているのが建物の外からも分かります。</p>



<p>足を踏み入れると、ギッと床板が沈み、長年の湿気を含んだ木の匂いが鼻をつきました。<br>壁には色あせたポスターが残っていて、まるでそこだけ時間が止まっているようでした。</p>



<p>廊下の奥を照らしながら先に進むと、私たちの足音に交じって、背後から「コツ、コツ」と小さな音がしました。咄嗟に振り返りましたが、誰もいません。風もなく、虫の声すら遠のいたみたいで、私たちが歩みを止めると静寂だけが残ります。</p>



<p>その時、すぐ横の教室、廊下との仕切り窓の内側を何かが横切りました。電灯の光を反射した影がスッと一瞬だけ見えたんです。</p>



<p>思わず息を飲み、「今、何か通らなかった？」とＡに言うと、彼は黙って頷くだけ。<br>その直後でした。私たちの背後、廊下の奥から複数の足音がバタバタバタと近づいてきたんです。</p>



<p>規則的なリズムで、それは人の足音そのもの。<br>反射的に懐中電灯を向けましたが、光の先には誰もいません。<br>それなのに足音だけが近付いて来るんです。</p>



<p>足音は次第に早くなり、メシメシメシメシッと、床が軋む音に混じってこちらに迫ってきて、私たちは何が起きてるのか分からず恐怖だけが込み上げ、言葉を発するよりも先に体は玄関へ向かって駆け出していました。</p>



<p>背後から迫る足音を振り切り、外へ飛び出した瞬間、私は後ろを振り返りました。</p>



<p>校舎の中の廊下は奥まで闇が続いていて、シンっと静まり返っています。来た時と同じ光景です。他に何の動きもありません。懐中電灯の光が、古びた校舎の壁と中の廊下を照らしているだけ。</p>



<p>そのまま私もＡも暫く呆然としていました。<br>すると、リーリーリーと虫の音が聞こえてきて、まるで世界に音が戻ったようで、ハッと我に返りました。</p>



<p>車に戻り、エンジンをかけると、時計は0時33分を示していました。到着してから1時間以上が経過しています。信じられない体験をしましたが、ただ、実際には私たちは中に入ってすぐに出て来たんです。なので体感的にはせいぜい10分ほどかと思っていたのですが…</p>



<p>帰り道、私たちは無言のままでした。ラジオをつける気にもなれず、ヘッドライトが照らす白線だけを見つめていました。</p>



<p>後日、気になってあの廃校舎について調べてみたのですが、そこで驚くべき事実を知りました。<br>あの廃校舎、実は10年以上も前に既に取り壊さていたようなのです。調べた記事では住所も一致しています。</p>



<p>信じられんせんでした。<br>あの夜、私たちは実際にあの廃校舎に足を踏み入れ、そして恐ろしい体験をしました。その記憶に間違いはありません。あの夜の出来事が幻だったとは到底思えないのです。まるで狐につままれたような気がしました。</p>



<p>ただ一つ、間違いのない確かな出来事がありました。<br>あの夜の帰宅後に気づいた小さな違和感です。<br>Ａの車のトランクに泥の跡がついていたのですが、それがまるで、子どもの靴の形をしていたのです。<br>でも、あの夜の私たちはただ虚ろで、互いに何も口にすることなく、そのまま黙って洗車を済ませました。</p>



<p>今も夏の夜に山道を走っていると、ふとあの時の湿った空気を思い出します。<br>あの校舎は本当に幻だったのでしょうか。それとも、原因は分かりませんが、あの夜だけ当時の校舎が現世に姿を現したのか、今となっては確かめる術もありません。確かめる気もありませんが。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「廃旅館の湯」心霊怪談（青森県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 21 Nov 2025 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[音・声]]></category>
		<category><![CDATA[青森県]]></category>
		<category><![CDATA[廃墟]]></category>
		<category><![CDATA[ホテル・旅館・温泉]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：まつおか春灯 さん（30代/男性/介護職員）体験場所：青森県Ｋ市Ｎ温泉街 これは昨年の冬、青森県Ｋ市のＮ温泉街で体験した話です。 僕は介護施設で働いております。その日は夜勤明けの休日で、僕は温泉に浸かりたくて一人 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-42923357" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：まつおか春灯 さん（30代/男性/介護職員）<br />体験場所：青森県Ｋ市Ｎ温泉街</div>


<p>これは昨年の冬、青森県Ｋ市のＮ温泉街で体験した話です。</p>



<p>僕は介護施設で働いております。<br>その日は夜勤明けの休日で、僕は温泉に浸かりたくて一人でＮ温泉街へ日帰りで出かけました。</p>



<p>雪は小降りでしたが、それでもＮ温泉街の旧道の方は除雪が追いついておらず、人通りもほとんどありませんでした。僕は共同浴場に車を停めると、薄っすらと雪が積もる旧道を興味本位で少し歩いてみました。</p>



<p>少し歩くと、雪に埋もれるようにあった古びた木造三階建ての建物が目に止まりました。看板の文字はかすれていて読めませんが、元は温泉旅館だったはず。十年以上前に閉鎖されたと地元ニュースで見た覚えのある建物でした。</p>



<p>建物の前には「立入禁止」の札がありましたが、敷地内のまっさらな雪の上には新しい足跡がありました。地元の子が探検にでも入ったのだろうかと思い、そのまま通り過ぎようとした時、「カラン……」と何かが落ちる音がしました。</p>



<p>最初は屋根から雪が落ちたのだと思いました。雪国ではよくあることです。でもすぐにそんなはずないことに気が付き、足を止めました。</p>



<p>金属が床を転がるような音でした。それに音は建物の中から聞こえました。それは人の息遣いを感じるというか、妙に生々しい音に聞こえたんです。</p>



<p>一見して廃旅館にしか見えないけど、もしかしたら中でまだ誰か生活しているのだろうかと気になって、一歩近づいた時でした。ピューっと吹いた寒風に玄関脇の障子が押され、スッと半分開いたかと思うと、そこから一瞬、白い湯気のようなものがふわりと流れ出ました。</p>



<p>まるで誰かが中で風呂を沸かしているかのようでした。その温泉旅館は閉鎖されたという地元ニュースが再び頭をよぎり、なんだか背筋が冷たくなりました。</p>



<p>その時、背後から年配の女性の声が聞こえました。</p>



<p>「そっち行っちゃだめだよ」</p>



<p>振り返ると、雪の中に小柄なおばあさんが立っていました。真っ黒な和装に手ぬぐいを頭に巻いていて、まるで昭和に撮られた写真から抜け出してきたような格好でした。</p>



<p>「あそこはね、夜になると女の人が泣くのさ」</p>



<p>おばあさんはそう言って僕の袖を軽く引いてパッと放すと、そのまま坂の下の方へ歩いて行ってしまいました。慌ててお礼を言おうとしたのですが、吹雪のせいかおばあさんの姿はもう見えませんでした。いつの間に雪がこんなに強くなっていたのか、僕は気が付きませんでした。</p>



<p>結局その日は温泉に入り、夕方には帰宅しました。</p>



<p>後日、同僚の女性（地元出身）にその話をすると、「ああ、あの旅館ね」とあっさり言われ驚きました。</p>



<p>話を聞くと、昔、あの旅館で働く従業員の女性が、湯沸かし室で冬場に亡くなる事故があり、それ以来、夜になると泣き声が聞こえるという噂があるそうです。しかも、「泣き声が聞こえた人は、必ず誰かに止められる」という話まであると言います。</p>



<p>ぞっとしました。<br>僕が聞いたのは金属が床を転がるような音だけでしたが、もしかしたら泣き声を聞く前に、あのおばあさんが止めてくれたのかもしれません。一体あのおばあさんは誰だったのでしょう。</p>



<p>念のため翌週、明るいうちに同じ場所を訪ねましたが、道沿いに人家はなく、あのおばあさんは一体どこからやってきた人なのか、いよいよ謎でした。あの廃旅館の前は雪で覆われていましたが、玄関の脇の障子だけ、あの日と同じように半分開いたままでした。</p>



<p>その後も僕は何度もＮ温泉に行っていますが、旧道の方には近づかないようにしています。「カラン……」という、やけに生々しい金属音を思い出すだけでも気味が悪いのに、もし女性の泣き声なんて聞いてしまったらと思うと、ちょっと近づこうとは思えません。</p>



<p>ちなみに、今年の春、同僚に誘われて再びＮ温泉に行きました。それで旧道を通ることになったのですが、雪が溶けてもやはり旧道は静かなものでした。そのままあの廃旅館の前を車で通った瞬間、窓ガラスに白い指先の跡が浮かび、すぐに消えました。助手席の同僚には何も見えていなかったようです。</p>



<p>もしかしたら、あの旅館では、今も誰かが湯を沸かし続けているのかもしれません。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「廃墟団地の部屋」不思議怪談（神奈川県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 10 Oct 2025 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[廃墟]]></category>
		<category><![CDATA[アパート・マンション・団地]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[神奈川県]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：椎名ともや さん（30代/男性/フリーライター）体験場所：神奈川県川崎市〇〇区の某団地 大学を卒業して間もない頃、地元の友人と一緒に「団地の廃墟探索」を趣味にしていた時期がありました。といっても、心霊スポットに行 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-1312215467" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：椎名ともや さん（30代/男性/フリーライター）<br />体験場所：神奈川県川崎市〇〇区の某団地</div>


<p>大学を卒業して間もない頃、地元の友人と一緒に「団地の廃墟探索」を趣味にしていた時期がありました。<br>といっても、心霊スポットに行こうという感覚ではなく、あくまで“人の生活の痕跡”を辿ることに興味を持っていた感じです。</p>



<p>当時、川崎市〇〇区のとある大規模団地の中に、取り壊しが決まって封鎖された棟がありました。<br>入り口にはバリケードと立ち入り禁止の看板が立っていました。<br>とはいえ、ネットで見た限り多くの探索者がそこに入った記録を上げていたので、僕らも興味本位で行くことにしたんです。（みなさんは絶対に真似してはいけませんよ）</p>



<p>季節は秋。<br>空気が澄んでいて、昼でも日陰は肌寒く、廃墟の団地を見上げると、それ特有のどこか張りつめた雰囲気が漂っていました。</p>



<p>封鎖された棟の裏側には、ほんの少しだけ破れたフェンスがあり、そこから身体を横にして滑り込む形で侵入しました。</p>



<p>中は思ったよりも綺麗でした。<br>ゴミの散乱も少なく、誰かが住んでいた当時のままのような部屋が多いのが印象的でした。<br>古い洗濯機に黄色く変色したポスト、ポスターが貼られたままの壁。僕らは、まるで時間が止まったまま、人だけが消えた空間を散策しているような気持ちでした。</p>



<p>その日は5階まで上がり、最後に一番奥の部屋に入りました。<br>ドアの鍵は壊れていて、押すと自然に開きました。</p>



<p>中に入った瞬間、ふわっと生活臭がしました。<br>食べ物の匂いというより、洗濯洗剤やシャンプーのような香りです。</p>



<p>すると友人が「おかしくない？」と、ぼんやり呟きました。<br>確かに、明らかに部屋の中は“今誰かが住んでる”ような雰囲気なんです。</p>



<p>部屋の隅にある脱衣カゴには服が入っているし、カーテンも新しい。それにカレンダーは現在の月に合っています。そしてなにより、ガスコンロの上には鍋が置かれていて、しかもまだ温い。</p>



<p>僕らは顔を見合わせました。</p>



<p>「人がいるぞ、これ…」</p>



<p>と友人が口にした瞬間、誰かが玄関のドアノブをガチャッと回しました。</p>



<p>反射的に僕らはベランダへと逃げ、隣室の仕切りをよじ登り、そのまま隣室から部屋を出て階段を駆け降りました。</p>



<p>団地から出たところで、後ろから誰かが追ってくるような足音は聞こえず、ホッと胸をなでおろしたものの、部屋の中にあった“今”の空気感だけが脳裏から離れませんでした。廃墟団地の探索において、全く想定していなかった違和感に遭遇し、しばらく心臓がバクバクと鳴り止みませんでした。</p>



<p>その後、団地は取り壊されました。</p>



<p>あとになって調べてみたのですが、取り壊し前の「一時的な住みつき」や「不法占拠」のような記録は見当たらず、工事関係者からも特別な証言はないとのことでした。</p>



<p>ただ、あの匂いや温もり、整頓された部屋の生活感は、空き巣や物好きが一時的に作れるものじゃないと思います。</p>



<p>それなら僕たちが目にした5階奥の部屋の光景は一体なんだったのか？<br>あの生活感の原因が「住みつき」ではないとするならば、もしかしたら団地の記憶にでも迷い込んでしまったのでしょうか？<br>もはや取り壊された今となっては知りようもありませんが。</p>



<p>ただ、あの一件以来、僕は空き家や廃墟というものに対する考えが変わりました。<br>“無人”という前提を持ってはいけない。そこには誰かが生活していた時間があり、もしかすると、今も“誰か”が生活している可能性もある。</p>



<p>現実なのか、非現実なのか、どちらにしても、そう思わざるを得ない体験でした。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「山奥の廃神社」心霊怪談（宮城県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 08 Aug 2025 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[宮城県]]></category>
		<category><![CDATA[神社・お寺]]></category>
		<category><![CDATA[廃墟]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[山]]></category>
		<category><![CDATA[音・声]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：タカ さん（30代/男性/WEBエンジニア）体験場所：宮城県仙台市青葉区 山中の廃神社 2018年の夏、俺が27歳の頃の話。 仙台に住む大学時代の友達、ケン（仮名）と一緒に、青葉区の山奥にある廃神社に行った。そこ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-3015301536" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：タカ さん（30代/男性/WEBエンジニア）<br />体験場所：宮城県仙台市青葉区 山中の廃神社</div>


<p>2018年の夏、俺が27歳の頃の話。</p>



<p>仙台に住む大学時代の友達、ケン（仮名）と一緒に、青葉区の山奥にある廃神社に行った。そこは地元ではちょっと知られたスポットで、20年くらい前に神主さんがいなくなって以来、放置されてる神社らしい。心霊スポットってほどじゃないけど、「なんかヤバい雰囲気」って噂があって、軽い肝試し気分で夜の10時頃に車で向かった。</p>



<p>場所は仙台市内から車で40分くらい。山道を登って、舗装も途切れた細い道の先に、苔むした鳥居が見えた。</p>



<p>駐車スペースもないから、手前の路肩に車を停めた。鳥居まで徒歩で5分くらい。ケンは「マジで暗えな、熊出ねえよな」って、懐中電灯にぎりしめてビビってた。俺もスマホのライトつけて、ジメジメした空気の中を進んだ。夏なのに肌寒くて、虫の声がやたら響いてた。</p>



<p>鳥居を抜けると、参道の石畳は草に埋もれてて、狛犬は片方倒れてるし、賽銭箱は錆びだらけ。社殿はボロボロで屋根に穴が開いてるしで、全体的に廃墟感がすごい。</p>



<p>ケンが「写真撮ろうぜ」とか言ってスマホ構えてパシャパシャやってたけど、俺はなんか落ち着かなくて、その場で境内をぐるっと見回してた。</p>



<p>そしたら、急に女の子の笑い声が聞こえた。「クスクス」って、めっちゃ近くで。</p>



<p>10mくらい先の社殿の裏側から聞こえた気がした。ケンはまだ写真撮ってて気づいてない。俺、凍りついて「なんか聞こえなかった？」って小声で言った。ケンは「は？ 何も聞こえねえよ」とか言って笑ってたけど、俺がマジ顔だったから「マジかよ、ちょっと静かにしてみ」って、ライト構えて一緒に社殿の裏に向かった。</p>



<p>何もいない。<br>ライトが照らしたのは木々と雑草だけ。風もないのに葉がザワザワ動いてる気がした。</p>



<p>「気のせいじゃね？」ってケンは言うけど、俺はハッキリ聞いた。子供っぽい、でもなんか浮世離れした笑い声。</p>



<p>もう一回耳を澄ましたら、「ヒヒヒ」って、今度は別の低い声が境内の反対側からした。</p>



<p>「うわ、なんそれ！」って、今度はケンにも聞こえたらしく一気に二人そろってビビりモード。二人でライト振り回したけど、誰もいない。動物の声とも違う、人間の声だった。</p>



<p>「もう帰ろうぜ」って、怖くなって車に戻ろうとする道すがら、後ろから足音みたいなのがついてくる。振り返っても誰もいない。ダッシュで車に乗り込みエンジン掛けた瞬間、ダッシュボードに置いてた俺のキーホルダーが勝手にカタッて動いた。「やべえやべえ」ってケンは連呼してた。</p>



<p>帰りの車は二人とも無言。街の明かりが見えてやっとホッとした気がする。</p>



<p>後日、ケンの地元の先輩にこの話したら、「ああ、あの神社な。昔、あそこの山で、若い女が遭難して死んだって話があるな」って。詳細は不明だけど、戦後の混乱期に神主が村を出て、神社が荒れ始めた頃の話らしい。神主がいなくなったのは20年前どころじゃなかった。</p>



<p>ケンの先輩がそんなこと話すから、あとで地元の図書館であの神社の歴史調べたけど、特に怪奇現象の原因になりそうな記録はなし。ただ、近隣の山で、昔、行方不明者が何人か出たって記事が見つかった。</p>



<p>俺、霊感とか全くないけど、あの笑い声は絶対人間の声だった。動物や風の音じゃない。霊かどうかはわからんけど、実際説明つかないし、ケンも同じ声聞いたから気のせいじゃない。何かしら「そこにいるもの」だったとしか思えない。</p>



<p>なんであんな時間にあそこ行ったんだろって、今思うと後悔しかない。ケンは「二度と行かねえ」って今でも言ってる。もし仙台に住んでて、あの神社知ってる奴いたら、夜はマジで行かない方がいいよ。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「山門の向こう側」不思議怪談（愛媛県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 05 Jan 2024 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[田舎・村・集落]]></category>
		<category><![CDATA[山]]></category>
		<category><![CDATA[愛媛県]]></category>
		<category><![CDATA[動物]]></category>
		<category><![CDATA[廃墟]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：I.K さん（21歳/男性/学生）体験場所：愛媛県今治市 これは、私が高校入学の前に体験した話です。 当時、高校受験も終わり、入学までの暇な春休みを過ごしていた私は、ふと思いつきで近所の山を散策してみようと考えま [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-1204830788" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：I.K さん（21歳/男性/学生）<br />体験場所：愛媛県今治市</div>


<p>これは、私が高校入学の前に体験した話です。</p>



<p>当時、高校受験も終わり、入学までの暇な春休みを過ごしていた私は、ふと思いつきで近所の山を散策してみようと考えました。</p>



<p>昔から冒険好きだった私ですが、家の近くに未だに行ったことのない山があり、それはよくある田舎の小さな山なのですが、改めてそこを散策してみることにしたんです。</p>



<p>リュックサックに適当なお菓子と懐中電灯を入れ、昼の明るい時間帯に早速その山に向かいました。</p>



<p>山の周りはほとんどがみかん畑で、初めて踏み込んだ山の中は、道が舗装されていたりと割と人の手が入っていて歩きやすく、私は順調な足取りで山道を上へと登って行きました。</p>



<p>おそらく、山の中腹まで来たという時でした。</p>



<p>大きな鉄製の門を見つけたんです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-1-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「山門の向こう側」不思議怪談（愛媛県）-1" class="wp-image-6272" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-1-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-1-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-1-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-1-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-1-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-1-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>門は頑丈に閉ざされていて、更に門から先の辺り一面をぐるりと藪が囲っていて、藪の木々には有刺鉄線が張り巡らされていてと、そこには如何にもな雰囲気が漂っていました。</p>



<p>それでも、多分当時の私は怖いもの知らずだったのかもしれません。好奇心の赴くまま、門のすぐ脇から有刺鉄線をかわすように藪の下に潜り込み、門の内側に入りました。</p>



<p>そこは、不自然なくらい静かな場所でした。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-2-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「山門の向こう側」不思議怪談（愛媛県）-2" class="wp-image-6273" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-2-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-2-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-2-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-2-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-2-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-2-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>今思うと、その時点で私もおかしいと気付いていたと思います。</p>



<p>ただ、当時の私はそんなことお構いなしに、門の内側の舗装されていない道を奥へとずんずん進んで行きました。</p>



<p>歩き始めて2分ほど行った辺りで、ちらほらと小さな小屋が見え始めました。<br>（後から調べたのですが、この辺りにはもともと小さな集落があったそうです。）</p>



<p>そこから更にもう少し進んだ先に、少しひらけた場所が見えてきたんです。</p>



<p>そこには3軒の小屋があって、そのうちの1軒は2階建てで、2階の部屋にはそこそこ大きな窓があるのが遠目にも分かりました。</p>



<p>「あそこに何かないかな？」と好奇心を剥き出しにして、そのひらけた場所に足を踏み入れた瞬間でした。</p>



<p>なんとも不思議な感覚に包まれたんです。</p>



<p>なんというか、寺の仏堂や神社の神殿の中に入った時のような、あのなんとも言えない厳かな感じを更に強くしたような感覚。</p>



<p>初めての感覚に少し困惑しつつも、それでも私は2階建ての小屋の中を絶対に物色しようと近付いて行ったのです。</p>



<p>小屋の前まで来て、ふと2階を見上げた時でした。</p>



<p>2階にある大きなの窓から覗く部屋の中に、『それ』がいるのが分かったんです。</p>



<p>四足歩行の、獣のような姿がそこにありました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-3-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「山門の向こう側」不思議怪談（愛媛県）-3" class="wp-image-6274" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-3-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-3-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-3-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-3-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-3-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-3-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>ただ、不思議なのは、それ以上の姿がハッキリとしないんです。</p>



<p>森の中とはいえ、そこは比較的ひらけた場所。窓の奥にもさんさんと昼間の明るい日差しが差し込んでいます。<br>それにも関わらず、なぜか『それ』だけは周囲に闇をまとっているような感じ？がして、シルエット以上は顔も肌の感じも詳細な姿は全く認識できないんです。</p>



<p>「…なんだ…あれ？」</p>



<p>と、みけんに眉を寄せて数秒、少しづつピントを絞るように凝視した次の瞬間、『それ』と目が合ったのが分かりました。</p>



<p>顔も見えないのに、なぜかはっきりと、『それ』と見つめ合っている事が分かる。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-4-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「山門の向こう側」不思議怪談（愛媛県）-4" class="wp-image-6275" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-4-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-4-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-4-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-4-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-4-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/11/sanmonnomukougawa-4-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>途端に背筋が凍る感じがして、ボツボツボツともの凄い勢いで鳥肌が浮き立つのと同時に、私は猛ダッシュで逃げました。</p>



<p>がむしゃらに走りまくって、とにかく走って、門の前まで辿り着くと滑り込むように藪の下を通り抜け、ようやく舗装された山道に戻ることができました。</p>



<p>家に帰り、あの辺りの地域について色々調べてみたのですが、山の中には元々集落があった、ということ以外の情報は何一つ分かりませんでした。</p>



<p>結局、私があの小屋で見た存在は一体何だったのか、未だに謎のままです。</p>



<p>ただ、この世には絶対に踏み込んではいけない領域というものが存在する。それだけは理解することが出来た体験でした。</p>
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			</item>
		<item>
		<title>【怖い話｜実話】短編「夜間警備員Ｙさん」心霊怪談（山形県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 20 Oct 2023 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[廃墟]]></category>
		<category><![CDATA[学校]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[警官・警備員]]></category>
		<category><![CDATA[山形県]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：ゆずれもん さん（30代/女性/主婦）体験場所：山形県〇〇市の廃小学校 これは私の知人男性Ｙさんの体験した話になります。 Ｙさんは定年退職後、警備の仕事に再就職し、閉館後の施設や学校を巡回、施錠確認を行うお仕事を [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-3821685601" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：ゆずれもん さん（30代/女性/主婦）<br />体験場所：山形県〇〇市の廃小学校</div>


<p>これは私の知人男性Ｙさんの体験した話になります。</p>



<p>Ｙさんは定年退職後、警備の仕事に再就職し、閉館後の施設や学校を巡回、施錠確認を行うお仕事をされています。</p>



<p>最初は先輩警備員と一緒に巡回していましたが、人手不足もあって早々に単独での勤務を命じられました。</p>



<p>通常の業務であれば、まず巡回を終えて異常のないことを確認すると、緊急発報等がない限りは乗ってきた車で時間まで待機、勤務時間終了後に帰宅という流れです。</p>



<p>夜間警備の性質上、施設の電気設備は使わず、手持ちライト、又はヘッドライトを装着して巡回します。</p>



<p>もし不審者等に出くわした場合に備え、ベストを着用して警棒を携帯するため、巡回時は誰もいない音もない空間に、自分の足音と装備品がぶつかり合う音だけが響き渡るそうです。</p>



<p>基本的には施錠確認さえしっかりしていれば変わった事などそう起こることもなく、Ｙさんは年相応に楽な仕事だと満足しているようでした。</p>



<p>そんなある日、先輩警備員の退職に伴いＹさんの巡回経路が変更され、取り壊し予定の廃小学校を担当することになりました。</p>



<p>予算の都合で工期が決まらず、最後の卒業生を送り出して廃校になってから４年ほど経過している廃小学校でした。</p>



<p>市街地からは車で30分、深い山間の峠道を抜けた先にその廃小学校はありました。</p>



<p>道中には街灯もなく、車のライトだけを頼りに向かうことになります。</p>



<p>廃小学校の防犯設備はやはり古いままで、もちろん送電もされていないため侵入者があっても自動発報することはなく、Ｙさんの巡回による確認だけが異常を察知する唯一の手段でした。</p>



<p>そんなセキュリティの施設ですので、巡回の度に野生動物が侵入した形跡や、若者が肝試しにでも訪れたのか、タバコや飲み物のゴミが散乱していることも度々あり、外部から誰かしら出入りしているのは間違いなさそう。</p>



<p>それらが確認された際は、先輩警備員からの引継ぎ資料にあった通り、どの部屋に何があったかを写真で記録し、報告書と共に会社に提出することになります。</p>



<p>施設がどこかしら破損していた場合は、取り壊しが決まっている建物ですので補修を行う必要はなかったそうですが、何か変化が確認された時の報告だけは逐一必要でした。</p>



<p>ただ一点だけ、報告の必要なしとされている事項が引継ぎ資料に記載されていました。</p>



<p>「言葉で説明できない現象を除く」</p>



<p>Ｙさんは淡々と語ってくれました。</p>



<p>Ｙさんが車で廃校に到着すると、電気の点いている教室が外から見えるそうなのです。前述したように、既に送電は止まっています。</p>



<p>校内を巡回していると、Ｙさんの足音に重なるように、別な足音が聞こえるそうです。</p>



<p>教室内に入った時は、まるでＹさんを歓迎するように机や椅子を引きずる音がするそうですが、目の前にあるそれらは整然と並んだまま全く動いていないそうです。</p>



<p>最上階を巡回している時は、さらに上階から走り回るような音が聞こえたり。</p>



<p>廊下の向こうに電気が点いている教室が見えたので、確認のためにＹさんが近付くと、煌々と点灯していた電気が何度か点滅した後に消灯するとか。</p>



<p>これら全ての現象が、巡回の度に必ず発生していたそうです。</p>



<p>報告のために記録しようと電気の点いた教室を撮影しても、写真には暗い教室が写るだけで、それは何度撮影しても一緒なのだとか。</p>



<p>音を録音しようとしても同じで、何度繰り返してもやっぱり録れないそうなのです。</p>



<p>証拠が残せないそれらの事象は「説明出来ない現象」に該当するため、報告が出来ないことをＹさんは悔しく思っているのだとか。</p>



<p>そんな体験のあとＹさんは、その廃小学校の前の担当者で、現在は退職してしまっている先輩警備員に連絡を取ろうとしましたが、今も連絡はとれないままなのだそうです。</p>



<p>ただ、その先輩警備員がＹさんを自分の後任にと指名したのだそうです。<br>Ｙさんが適任だと。</p>



<p>確かに分かるような気がします。</p>



<p>私の目の前で、一般的には、にわかには信じ難い現象を当然のように語り、その証拠が掴めずに会社に報告できないことを、歯がゆそうにして心から悔しがっているＹさん。</p>



<p>もしかしたら、一番怖いのはＹさんのような、最近私はそんな気もしてるのです。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「自由なカラオケ店」心霊怪談（北海道）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 Sep 2023 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[店・施設]]></category>
		<category><![CDATA[北海道]]></category>
		<category><![CDATA[廃墟]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：ぽちぽちパンダ さん（40歳/男性/webライター）体験場所：北海道 某所 これは僕が実際に体験した話です。 当時、中学生だった僕が住んでいた学区では、昼夜を問わずに子供達だけでカラオケに行く事を禁止されていまし [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-2417210185" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：ぽちぽちパンダ さん（40歳/男性/webライター）<br />体験場所：北海道 某所</div>


<p>これは僕が実際に体験した話です。</p>



<p>当時、中学生だった僕が住んでいた学区では、昼夜を問わずに子供達だけでカラオケに行く事を禁止されていました。</p>



<p>理由は分かりませんが、とりあえず入店する段階で身分証明書を見せなくてはならず、学生手帳くらいしか身分を証明できるものを持っていない僕たちでは、親同伴でないと友人同士でカラオケに行くことも出来ませんでした。</p>



<p>年頃な時期だった僕たちは、親の同伴がどうしても嫌で、なんとか友人同士だけでカラオケに行けないものかと試行錯誤していましたが、学生手帳の他に身分証明書を持たない僕たちでは、どうしても入店の壁を超えられずにいました。</p>



<p>そんなある日、先輩のＳが僕たちに自慢げに話してきました。</p>



<p>「自由にカラオケできる所を見つけたんだ」</p>



<p>僕たちは「教えてよ」と頼みましたが、Ｓは自慢するばかりで具体的なことは何も教えてくれません。</p>



<p>ただ、あまりにＳが自慢しかしないので、そのうち僕たちは「どうせＳの嘘だろう」と考えるようになっていました。</p>



<p>そんな時、同級生のＴが「ダメもとで１週間だけＳを尾行してみようぜ」と言い出しました。<br>自由なカラオケ店なんてどうせＳの嘘だろうけど、とりあえず面白そうだったので僕たちはその提案に乗ってみる事にしたのです。</p>



<p>それから一週間の間、僕たちは学校でＳに会う度、何気なく「今日は放課後何するの？」と探りを入れていたのですが、Ｓから「今日はカラオケに行く」という言葉は聞けないまま、一週間が無駄足に終わろうとしていた週末の金曜日でした。</p>



<p>「今日は学校帰りにカラオケに行く」</p>



<p>遂にＳはそう言ったのです。</p>



<p>「付いて来るなよ！場所は絶対に秘密だし、いつも俺一人で行ってるんだ！」</p>



<p>Ｓからそう念押しれましたが、僕たちは絶対にバレないようにＳの尾行を開始したのです。</p>



<p>自転車で学校を出たＳの少し後から、僕たちも自転車に乗って気付かれないように後を追いました。</p>



<p>僕たちの住んでいたところは、田園ばかりでどこまでも見通しが良く、近いとか離れているとか無関係にあからさまな尾行は出来ないような場所でした。</p>



<p>それでも運が良かったのか、その尾行はばれることないまま、Ｓが建物に入って行くところまで追跡することが出来たのです。</p>



<p>ただ、Ｓが入った建物はカラオケ屋ではなく、ただの廃墟でした。</p>



<p>厳密に言えば、元スナックだった廃墟です。</p>



<p>看板に薄っすらと「カラオケ」という文字は見えますが、「スナック〇〇」という店名の横に申し訳程度に添えてあるくらいです。</p>



<p>「マジでここに入ったよね？」</p>



<p>「なにここ？」</p>



<p>そう言って僕たちは建物の前で不思議そうに顔を見合わせていると、中から話し声のようなものが聞こえてきました。</p>



<p>多少気味悪くもありましたが、僕たちは好奇心に負けて中に入ってみることにしました。</p>



<p>廃墟スナックの店内には、一人で楽しそうに話しているＳの姿がありました。</p>



<p>「こんなとこで何してんだよ！」</p>



<p>Ｓの奇妙な行動に驚いて僕たちはそう声を掛けましたが、Ｓは僕たちの方を振り向くこともないまま一人で談笑を続けています。</p>



<p>これが冗談なのか本気なのか全く分からないまま、近くに落ちていたブルーシートをＳに向かって投げつけました。</p>



<p>するとそのブルーシートがＳにぶつかる直前、空中で停止しました。</p>



<p>まるで、そこにいる見えない誰かに覆いかぶさったかのように。</p>



<p>その光景を見た途端、僕たちは一目散に廃墟を出て自転車に乗って走り出していました。</p>



<p>近くの公園まで来て自転車を降りると、僕たちはさっきの出来事について取り留めもなく話しながら、どんどん混乱を深めていきました。</p>



<p>するとそこに担任の先生が通りかかりました。</p>



<p>僕たちは先生に泣きつくように、さっき見た廃墟での出来事やＳの様子を話しました。</p>



<p>「見間違いだろ？Ｓの冗談だったんだろ？」</p>



<p>先生はそう疑いながらも、僕たちと一緒に再び廃墟まで付いて来てくれました。</p>



<p>すると廃墟に入ってすぐでした。</p>



<p>「お前たちは外に出ろ！」</p>



<p>先頭にいた先生が大声でそう叫びました。</p>



<p>先生のすぐ後ろにいた僕は、その声に慌てながらも、先生の陰から前を覗き込みました。</p>



<p>目の前には、泡を吹いて倒れているＳがいました。</p>



<p>先生がすぐに救急車を呼び、事件性が疑われたので警察も来ました。</p>



<p>僕たちも事情聴取的なものを受けたのですが、正直に見たままのことを話しても、誰もまともには聞いてくれていないことが分かりました。</p>



<p>ただ、病院に運ばれたＳには外傷が見当たらなかったため、とりあえず僕たちが暴行したという疑いはすぐに晴れました。</p>



<p>ですが、そのままＳの意識は戻らず、しばらく植物状態が続いた後、息を引き取ったのだそうです。</p>



<p>僕たちがＳの後を付けたからこうなったのか、それともこれがＳの運命だったのか、僕には分かりません。</p>



<p>ですが、確実に言える事は、あの場には僕たちやＳの他、まだ数人の誰かが居たはずということです。</p>



<p>あの時、楽しそうに談笑していたＳは、顔や視線を動かしながら話していました。</p>



<p>まるで複数の人間と会話するかのように。</p>



<p>あのスナックには心霊スポットという噂も別にありませんでしたし、なにか事件があったという話も聞きません。</p>



<p>廃墟スナックでＳが一体誰とカラオケを楽しんでいたのか、それはＳにしか分からないことです。</p>



<p>この一件のせいで僕は、大人になってからも有名カラオケ店にしか行けませんし、ましてや一人カラオケなど出来ないようになってしまったようです。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】長編「タイムカプセル」不思議怪談（静岡県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 11 Nov 2022 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[廃墟]]></category>
		<category><![CDATA[旅]]></category>
		<category><![CDATA[静岡県]]></category>
		<category><![CDATA[長編]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：北里有李 さん（20代/男性/会社員）体験場所：静岡県沼津市 これは数年前、中学の同級生とタイムカプセルを掘り出した時の話だ。 中学の頃は、私、タケシ、シンジ、ヒデオ(すべて仮名)の四人でよく遊んでいた。 卒業式 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-1875849650" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：北里有李 さん（20代/男性/会社員）<br />体験場所：静岡県沼津市</div>


<p>これは数年前、中学の同級生とタイムカプセルを掘り出した時の話だ。</p>



<p>中学の頃は、私、タケシ、シンジ、ヒデオ(すべて仮名)の四人でよく遊んでいた。</p>



<p>卒業式の日、式が終わると四人でタケシの家に集まり、庭に生えていた小さな木の下にタイムカプセルを埋め「２５歳になったらみんなで開けよう」と約束した。</p>



<p>高校はそれぞれ別の学校に進学したが、付き合いは続いていた。<br>その後、皆家族の都合などでバラバラになり、地元に残ったタケシだけがくよくよと泣いていたが、そのまま私たちは疎遠になっていった。</p>



<p>それから十年ほど経ったある日、突然タケシから連絡がきた。</p>



<p>「もしもし？」</p>



<p>「もしもし、中学で同級生だったタケシだけど、覚えてる？」</p>



<p>「……ああ！久しぶり！突然どうした？」</p>



<p>「２５歳になったし、みんなで集まってタイムカプセルを掘り起こさない？」</p>



<p>「いいけど、他のやつらは？」</p>



<p>「もうみんなに連絡したよ」</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/01-min-1.jpg" alt="【怖い話｜実話】長編「タイムカプセル」不思議怪談（静岡県）-画像01" class="wp-image-5558" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/01-min-1.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/01-min-1-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/01-min-1-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/01-min-1-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/01-min-1-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/01-min-1-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption>image photo</figcaption></figure>



<p>正直、その時の私は中学の時のタイムカプセルのことなどすっかり忘れていた。<br>しかし、タケシの連絡ですぐに思い出し、三週間後の土曜日にと約束を交わした。<br>久しぶりに三人と会えるのが楽しみだった。</p>



<p>約束の日、私は10年振りに沼津に帰ってきて少し興奮気味だった。</p>



<p>待ち合わせは当時私たちが通った中学校の前、夕方頃に集まろうと約束していた。<br>少し張り切りすぎた私は午前のうちに沼津駅に到着してしまい、まだ約束の時間まで大分あったので、それまで思い出の街を少し見て回ろうと駅を出た。</p>



<p>久しぶりの街は驚くほど変わっていなかった。<br>よく四人で行った公園や駄菓子屋が、まるでタイムスリップしたかのようにそのまま残っていて、懐かしさと嬉しさが込み上げ私は胸がいっぱいになった。</p>



<p>街を歩いていると、昔一度だけ家族で訪れたことのあるラーメン屋があったので、そこで昼飯をとることにした。</p>



<p>ガタガタとうるさく開く戸をくぐると、客のいない店内が出迎えてくれた。<br>少し気まずい思いでカウンターに座り注文するのだが、店主はこちらに一切顔を向けない。それどころか返事すらせず、黙々と、恐らく私のラーメンを作り始めた。<br>少し気味悪く思い、私は出されたラーメンを一気にすすり上げると、勘定を済ませ直ぐに店を後にした。</p>



<p>ラーメン屋を出て少し歩いていると、いつの間にか日が傾き、空はすっかり夕方になっていた。</p>



<p>「あれ？なんか時間感覚が変だぞ。仕事のしすぎかな？」</p>



<p>そんなことを思いながら、とりあえず待ち合わせ場所の中学校まで急ぐことにした。</p>



<p>校門の前には既に三人が集まっていた。<br>皆あまり変わってなくて、すぐに分かった。</p>



<p>シンジ「おい遅いぞ」</p>



<p>私「ごめんごめん、ちょっと散歩してたら遅くなった」</p>



<p>ヒデオ「お前も全然変わんないな。とりあえず全員揃ったことだし、まず飲みにいかね？」</p>



<p>会って早々、私とシンジとヒデオはワイワイとはしゃぎ出したのだが、タケシだけは全く声を発さない。</p>



<p>私「おい、タケシどうした？」</p>



<p>タケシ「・・・あんまり時間ないんだ。まずタイムカプセル掘ろう」</p>



<p>タケシは切羽詰まったような顔でそう言った。<br>何か事情があると感じた私は、とりあえず飲みに行こうとしている二人を制し、まずはタケシの家に行こうと促した。</p>



<p>道中でお互いに連絡先を交換したのだが、タケシはLINEをやっていないどころか携帯も持っていないと言う。<br>「そんなバカな！？」と驚くと、「家の固定電話はまだ残っているから、用事があったらそこに掛けてくれ」とぶっきらぼうに返された。</p>



<p>タケシの家の前に着くと、昔遊びに来ていた時と全く変わってなくて、私たちは嬉しくなった。<br>少し広めな和風の家屋は、『となりのトトロ』にでも出て来そうな趣がある。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/02-min-1.jpg" alt="【怖い話｜実話】長編「タイムカプセル」不思議怪談（静岡県）-画像02" class="wp-image-5559" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/02-min-1.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/02-min-1-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/02-min-1-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/02-min-1-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/02-min-1-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/02-min-1-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption>image photo</figcaption></figure>



<p>外からタケシの家を眺めて懐かしんでいると、私は少し気になる事を見つけた。<br>もう夕方も過ぎて日もとっぷり暮れているというのに、家には一切の明かりが灯っていなかったのだ。<br>（誰もいないのだろうか？）と、少し違和感を感じたのだが、その時は思い出話をしていたかったので、明りのことは敢えて言うこともなかった。</p>



<p>家の前で懐かしい嬉しいと興奮して話していると、そんな私たちには目もくれず、タケシは無言のままスタスタと庭に入っていった。<br>先程から鬼気迫るようなタケシの雰囲気が気になり「どうしたんだ？」と声を掛けるが、無視されるだけだった。</p>



<p>庭にあるタイムカプセルを埋めた木の前に立ったタケシは、すぐに地面に跪くと、一心不乱に土をかき分け始めた。<br>素手のまま、がむしゃらに土を掘り返すタケシの姿が余りに異様で、私たちはその場に立ち竦んでしまった。<br>すでに太陽が沈んだ暗闇の中、ざっざっと響く土の音が気持ち悪かった。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/03-min-1.jpg" alt="【怖い話｜実話】長編「タイムカプセル」不思議怪談（静岡県）-画像03" class="wp-image-5560" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/03-min-1.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/03-min-1-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/03-min-1-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/03-min-1-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/03-min-1-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/03-min-1-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption>image photo</figcaption></figure>



<p>呆然とタケシの奇行を眺めている時だった。<br>突然、私たちの周りに冷たい人の気配があるのを感じた。<br>一人二人ではなく、数えきれないほど大勢の気配。<br>普通の人間ではない、何か恐ろしいモノだと確信できた。</p>



<p>暗闇でわずかにしか見えないシンジとヒデオの顔。<br>二人も同じ気配を感じているようで、怯えた目をしているのが分かる。<br>タケシだけが変わらずに土を掘り続けていた。</p>



<p>すると突然土の音がやんだ。</p>



<p>一気に静寂が周囲を取り囲むと、ゴソゴソとシンジの影がポケットからスマホらしきものを取り出し辺りを照らした。<br>灯りの中に現われたのは、土まみれの箱を持つタケシだった。<br>箱はどうやら十年前に埋めたタイムカプセルのようだ。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/04-min-1.jpg" alt="【怖い話｜実話】長編「タイムカプセル」不思議怪談（静岡県）-画像04" class="wp-image-5561" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/04-min-1.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/04-min-1-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/04-min-1-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/04-min-1-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/04-min-1-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/04-min-1-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption>image photo</figcaption></figure>



<p>ぼうっと灯りに照らされたタケシの顔を見て、私は気持ちが悪くなった。<br>無表情で、無感情な目がボーっと私たちを見つめている。</p>



<p>その顔も視線も微動だにせず、タケシはその手に持った箱だけをこちらに差し出してきた。<br>誰もしゃべることはなく、ひたすら静かだった。</p>



<p>誰が受け取るかを無言で争い、私が受け取ることになったようだ。<br>私は箱に手を掛けると、わずかな明かりしかなかったので確かではないが、タケシの爪が剥がれているように見えて息を飲んだ。</p>



<p>そっと箱を受け取り、そのまま二人に目を向ける。<br>「お前が開けろ」<br>二人の顔にはそう書いてあるようで、私は無言のプレッシャーに負け、箱の蓋に手をかけた。<br>誰も言葉を発さなかった。<br>この静寂を崩すと、辺りを漂う冷たい気配が動き出す気がしていた。</p>



<p>タイムカプセルは十年も眠っていた割には簡単に開いた。</p>



<p>シンジが恐る恐る中身を照らす。</p>



<p>明かりが灯った箱の中に、かつて消しピンで使っていた最強の魔改造消しゴムが見え懐かしさが込み上げたが、私の目を引いたのはそれではなく、一番上に置いてあった写真だった。<br>四人でピースしている写真は、おぼろげな記憶だが確かに入れた覚えがある。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/05-min-1.jpg" alt="【怖い話｜実話】長編「タイムカプセル」不思議怪談（静岡県）-画像05" class="wp-image-5562" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/05-min-1.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/05-min-1-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/05-min-1-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/05-min-1-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/05-min-1-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/05-min-1-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption>image photo</figcaption></figure>



<p>他に恐ろしいものも入っていないようなので、私は安心して箱の中に手を入れ写真を取った。<br>スマホを動かしながら写真に映るそれぞれの顔を見ると、まだ幼さの残る表情に思わず顔がほころびかけた。</p>



<p>その時、写真の中に変化が起こりだした。</p>



<p>一番端に写るタケシの足が黒く変色し始めたのだ。<br>まるで絵具の染みが広がるように、黒はそのまま上に向かって浸食を続け、すぐに写真に写るタケシの全身が焦げたように真っ黒になった。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/06-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】長編「タイムカプセル」不思議怪談（静岡県）-画像06" class="wp-image-5563" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/06-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/06-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/06-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/06-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/06-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/06-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption>image photo</figcaption></figure>



<p>「な、なんだよ…これ…」</p>



<p>それまで声を出すことを躊躇していたが、この時ばかりはふと口に出てしまった。<br>それに続くようにシンジとヒデオからも「気持ちわりぃ……」「意味わかんねぇ」と次々と声が漏れ出した。</p>



<p>「なんのつもりだよ、なんだよこれ……！」<br>私はタケシに言った。<br>今までの恐怖が怒りに変わったような気がした。<br>周囲を囲む冷たい気配にも変化が見られないことで安堵したのかもしれない。</p>



<p>タケシはいつの間に後ずさったのか、辺りの暗闇に同化して表情がよく見えない。<br>思い切って私はタケシに詰め寄り遂にその肩を掴んだ。</p>



<p>「おい！……って…っえ？」</p>



<p>私が追い詰めた相手は、全身が真っ黒だった。<br>真っ黒なタケシだった。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/07-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】長編「タイムカプセル」不思議怪談（静岡県）-画像07" class="wp-image-5564" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/07-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/07-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/07-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/07-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/07-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/07-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption>image photo</figcaption></figure>



<p>私は声も出せずに腰を抜かし、その場に座り込んでしまった。</p>



<p>「……どうだった？」</p>



<p>どこが口かも分からないタケシが喋った。<br>その気味の悪さに私は吐き気を催した。<br>後ろにいる二人も同じようにしているのが分かる。</p>



<p>すると突然その黒い人型が頭を抱えたかと思うと絶叫を上げた。</p>



<p>「だめだったああぁぁぁあああぁぁぁあああ」</p>



<p>その声はこの世のものとは思えない程おぞましく、体が芯から凍り付くような絶望感を覚えた。<br>その途端、辺りを漂う冷たい気配が動き出すのを感じた。</p>



<p>「おい！逃げよう！」</p>



<p>ヒデオが私の肩を叩き立ち上がらせてくれた。<br>シンジは既に走り出していて、私とヒデオはその背中を追いかけた。</p>



<p>すぐそこの家の門がとんでもなく遠く感じた。<br>なんとか門をくぐり抜け命からがら道路に飛び出した瞬間、耳元で再びタケシの絶叫が聞こえ、記憶が途切れた。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/08-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】長編「タイムカプセル」不思議怪談（静岡県）-画像08" class="wp-image-5565" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/08-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/08-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/08-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/08-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/08-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/08-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption>image photo</figcaption></figure>



<p>私は駅前のビジネスホテルで目を覚ました。<br>スマホを確認すると、翌日の日曜日になっていた。</p>



<p>意味が分からなかったが、シンジやヒデオと連絡先を交換していたことを思い出し、とりあえず二人に電話してみることにした。<br>すると二人ともワンコールも鳴り切らないうちに電話にでた。</p>



<p>三人の話を整理すると、三人とも全く同じ体験をし、全く同じところから記憶が途切れ、予約していたホテルで目を覚ましたのも一緒だった。<br>念のためタケシの家にも連絡してみたが、誰かが出ることはなかった。</p>



<p>私たちは再び三人で集まり、タケシの家に行くことにした。<br>明るければ怖いこともないはずだ。</p>



<p>駅前に集合し、歩いて行く。<br>昨晩ぶりに会った二人からは、明らかに覇気が消滅していた。<br>言葉数が少なく、不安そうな顔をしていた。</p>



<p>歩いていると、私はすぐに異変に気付いた。<br>明らかに街の様子が昨日と違うのだ。<br>昨日見たはずの駄菓子屋は一般の住宅に変わっていて、公園はマンションに、ラーメン屋はコンビニになっていた。<br>他の二人も混乱しているようだった。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/09-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】長編「タイムカプセル」不思議怪談（静岡県）-画像09" class="wp-image-5566" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/09-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/09-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/09-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/09-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/09-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/09-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption>image photo</figcaption></figure>



<p>私はコンビニに入り、店員に「この店は何年前からありますか？」と聞いた。<br>すると「六年前からです」と言われた。<br>店長にも聞いてみたが答えは一緒で、ラーメン屋のことは知らないようだった。</p>



<p>歩くほど私たちはますます混乱していった。<br>街の風景がまるで違う。</p>



<p>昨日の街はどこにいったのか、幻覚でも見ていたのか。<br>結論は出ないまま、私たちはタケシの家に向かった。</p>



<p>タケシの家に着くと、私たちは呼吸すら忘れて呆然としてしまった。</p>



<p>そこには、過去に火事で焼けたのだろうか、焦げた廃墟が風に晒されるままになっていた。</p>



<p>私たちは近くにいた近所のおじいさん、らしき人に声を掛けた。</p>



<p>「すみません。この家について聞きたいんですけど、何かご存じありませんか？」</p>



<p>「ええ？この家か？う～ん、昔からこんなもんじゃなかったかな～？。そんなこともあるもんなんだな～ははは」</p>



<p>曖昧な記憶に疑問を持つこともなく、朗らかに笑っているおじいさんに私たちは何とも言えない気持ち悪さを感じた。</p>



<p>その日は更にあちこち歩き回ったが、結局何も分からなかった。<br>もやもやした気持ちを抱えたまま、翌日には仕事があるからと私たちは帰ることにした。</p>



<p>シンジ「結局何だったんだろうな。」</p>



<p>ヒデオ「マジで意味わからん。俺ら異世界転生でもしたのかな」</p>



<p>私「タケシはどうなったんだろうな？」</p>



<p>タケシの名前を出すと、二人は不思議そうな顔をして私を見た。</p>



<p>私「え？なに？」</p>



<p>ヒデオ「タケシって、誰だっけ？」</p>



<p>シンジ「同級生にそんなやついる？」</p>



<p>私「は！？俺らタケシに誘われて集まったんだろ！タケシと連絡とれないってさっきまで話してたじゃん！」</p>



<p>シンジ「？？？・・・すまん、マジで分からん」</p>



<p>ヒデオ「これって誰が誘ったんだっけ？シンジ……じゃなさそう。じゃあお前だろ。なんだよ、怖がらせようとしてんの？ｗ」</p>



<p>私「は……？なんでついさっきまで話してたこと覚えてないんだよ。冗談でも面白くないぞ。」</p>



<p>ヒデオ「さっきまで？さっきって、思い出の場所ツアーのこと？」</p>



<p>シンジ「その名前マジダサいなｗ」</p>



<p>そのあと、私が何度タケシのことを話しても二人は分からないと言うだけだった。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/10-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】長編「タイムカプセル」不思議怪談（静岡県）-画像10" class="wp-image-5567" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/10-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/10-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/10-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/10-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/10-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/10-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption>image photo</figcaption></figure>



<p>結局、私が変な目で見られたまま、微妙な空気感を残し別れることになった。</p>



<p>あの日のことも、タケシのことも、今では私だけしか覚えていないようだ。<br>卒業アルバムを見ても、タケシはどこにもいなかった。<br>どうやら存在していないらしい。</p>



<p>私は、私の青春時代の思い出と、あの異様な夜の事を忘れたくない。<br>せめてもの抵抗として、ここに残すことにした。<br>私の話が、誰かの記憶に残ることを祈る。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「庭の野菜」心霊怪談（兵庫県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 09 Sep 2022 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[地縛霊]]></category>
		<category><![CDATA[兵庫県]]></category>
		<category><![CDATA[家族]]></category>
		<category><![CDATA[家・土地]]></category>
		<category><![CDATA[廃墟]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：えりか さん（20代/女性/webライター）体験場所：兵庫県Ｋ市Ｏ町の住宅街 私が社会人になった頃、中学の頃の同級生Ａと近所の道端で偶然再会しました。 「久しぶり！」と明るく声をかけたのですが、彼女はどことなく暗 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-1519363211" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/08/niwanoyasai-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「庭の野菜」心霊怪談（兵庫県）" class="wp-image-5403" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/08/niwanoyasai-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/08/niwanoyasai-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/08/niwanoyasai-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/08/niwanoyasai-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/08/niwanoyasai-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/08/niwanoyasai-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></figure>


<div class="blank-box sticky">投稿者：えりか さん（20代/女性/webライター）<br>体験場所：兵庫県Ｋ市Ｏ町の住宅街</div>


<p>私が社会人になった頃、中学の頃の同級生Ａと近所の道端で偶然再会しました。</p>



<p>「久しぶり！」と明るく声をかけたのですが、彼女はどことなく暗い表情をしています。<br>会わない間に何かあったのかと思い尋ねてみましたが、彼女は黙ったまま。</p>



<p>「こんなところで立ち話もなんだから、とりあえず私の家に来ない？」</p>



<p>と、半ば強引に彼女を引っ張り家に向かいました。</p>



<p>私の家は兵庫県Ｋ市のＯ町という住宅街にあります。<br>築数十年の古い民家が立ち並び、最近でこそ多少は新築の家が増えたものの、その街並みはいたってレトロなものです。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-01-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「庭の野菜」心霊怪談（兵庫県）-画像1" class="wp-image-5468" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-01-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-01-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-01-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-01-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-01-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-01-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></figure>



<p>そんな街並みを横目に家に向かって歩いていると、Ａがとある民家の前で急に立ち止まったのです。私の認識では、そこは誰も住んでいない空き家のはずなのですが…</p>



<p>「ここ、怖い…」</p>



<p>Ａはそう言って、その家から目を背けるようにしたまま足が止まってしまいました。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-02-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「庭の野菜」心霊怪談（兵庫県）-画像2" class="wp-image-5469" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-02-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-02-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-02-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-02-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-02-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-02-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></figure>



<p>やっぱり何かＡの様子がおかしいと思いながら、</p>



<p>「どうしたの？何もないよ。」</p>



<p>と言って、そのまま彼女の手を引きながら家に向かいました。</p>



<p>私の家に着くと、彼女はさっきまでの表情が嘘だったように明るくなりました。<br>楽しそうに好きなアニメや最近できた好きな人の話をする彼女。<br>その態度の豹変ぶりに驚いていると、彼女がこんな話を始めました。</p>



<p>「最近なんかおかしくて。気持ちが急に沈んだり、それが急に晴れたり。ちょっと気分が不安定になってるんだ。」</p>



<p>それは彼女の様子からも見て取れます。</p>



<p>「そっか、そういう時ってあるよね。」</p>



<p>私はそう言って、出来るだけ明るく微笑みました。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-03-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「庭の野菜」心霊怪談（兵庫県）-画像3" class="wp-image-5470" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-03-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-03-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-03-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-03-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-03-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-03-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></figure>



<p>Ａが帰った後、私の母が帰宅しました。</p>



<p>「あら、Ａちゃん来てたの？久しぶりねｗ」</p>



<p>今日のことを話すと、母は笑顔でそう答えました。</p>



<p>そんな母に、私はさっきＡが怖いと言っていた近所のあの家のことを聞いてみたんです。</p>



<p>「ああ、あの家ね…」</p>



<p>と、母はちょっと困った顔をしながら、こんなことを話してくれました。</p>



<p>以前はあの家には5人家族が住んでいたそうです。<br>それが、十年程前に大黒柱だった祖父が他界した後、家族の姿を見かけることも減ったと言います。</p>



<p>「それまでは毎日のように庭で子供さんやお母さんの姿を見かけていたのよ。つい数年前までお母さんの姿は見かけた気がするけど、最近では全く見ないのよね。」</p>



<p>それを聞いて私は、</p>



<p>「え？あの家って子供いたの？っていうか人が住んでいたの？」</p>



<p>既にこの地域で20年近く暮らしていましたが、あの家に人の姿を見た記憶が私にはありませんでした。</p>



<p>母からそんな話を聞いてからと言うもの、私は通勤であの家の前を通る度に、気になって自然に目が行くようになりました。</p>



<p>ですが、夜になっても電気一つ点きませんし、昼間もカーテンは閉まったまま。<br>家はまるで廃墟のように、人が住んでいる気配は一切感じられませんでした。</p>



<p>ただ、なぜか庭だけは綺麗にされている印象があり、その片隅にはトマトやきゅうりなどの野菜が植えられていて、それが順調に育っているのです。<br>その野菜を手入れする家人の姿は一切見かけたことがないのに…</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-04-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「庭の野菜」心霊怪談（兵庫県）-画像4" class="wp-image-5471" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-04-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-04-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-04-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-04-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-04-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-04-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></figure>



<p>（もしかしたら、今も誰か住んでいるのかな…）</p>



<p>と、なんだか私までその家のことを気味悪く思い、それでＡに電話をかけて聞いてみたんです。</p>



<p>「ねえ、あの時Ａが怖いって言った家なんだけど…」</p>



<p>息を飲むようにしてそうＡに聞いてみると、</p>



<p>「ああ、あれね。あの家って・・・何かあったの？」</p>



<p>逆にそう聞き返されたので、母から聞いた話や、ここ最近あの家を見ていて感じた印象を伝えると、Ａはこう言ったんです。</p>



<p>「・・・やっぱり」</p>



<p>Ａは、私の家に来たあの日以来、体調を崩してしまったらしく、それで会社の同僚に相談していたそうなのです。<br>どうやらその同僚というのが、いわゆる「視える」人らしく、あの家のことをこう言ったそうなのです。</p>



<p>「その家の人って、大黒柱に当たる人が亡くなった後に一家心中したみたいだね。家にその家族の霊が憑いているみたい。多分、祓った方が良いと思うよ。」</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-05-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「庭の野菜」心霊怪談（兵庫県）-画像5" class="wp-image-5472" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-05-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-05-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-05-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-05-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-05-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/09/niwanoyasai-05-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></figure>



<p>一家全員が亡くなり今では誰も住まない家…</p>



<p>でも、だったらなぜ庭先は綺麗にされていて、その片隅には野菜が植えられ、しかもそれが育っているのか？<br>まさか、家族の霊が野菜を手入れしているのでしょうか？</p>



<p>正直、幽霊がどうこういう話は分かりませんが、実際に、未だに野菜は育っていて、気味悪く思いながらも、私は今もあの家の前を通って通勤しています。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「空き家の害虫駆除」心霊怪談（三重県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 26 Aug 2022 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[家・土地]]></category>
		<category><![CDATA[廃墟]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[音・声]]></category>
		<category><![CDATA[三重県]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：たいしろう さん（33歳/男性/会社員）体験場所：三重県Ｎ市（だったと思います。） 今からおよそ10年ほど前の話になります。私には2つ年の離れた兄がいるのですが、その兄が当時働いていた仕事で実際に体験した話になり [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-1148752769" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：たいしろう さん（33歳/男性/会社員）<br />体験場所：三重県Ｎ市（だったと思います。）</div>


<p>今からおよそ10年ほど前の話になります。<br>私には2つ年の離れた兄がいるのですが、その兄が当時働いていた仕事で実際に体験した話になります。</p>



<p>兄の前職は、シロアリ駆除の現場作業員でした。<br>主な仕事内容は、クライアントからシロアリ被害の確認依頼があると、現地に赴き、そのご家庭の家屋の床下に潜って調査を実施、後日施行に係る見積書を作成するといったものでした。</p>



<p>調査の際は、キッチンや台所によくある点検口から床下に潜り、家屋の床と地面の間の狭い空間で調査を行います。場所が場所だけに、ゴキブリは当然のこと、ムカデやカマドウマなど気色の悪い害虫がたくさんいて、それが明かりに反応して顔面に向かって飛んでくるし、夏場は尋常じゃないほど暑いしで、非常に大変な仕事だということを私もよく聞かされておりました。</p>



<p>兄の勤めていた会社は奈良県のシロアリ駆除業者だったのですが、その日、クライアントから依頼された調査内容は、隣県の三重県Ｎ市にある一戸建ての空き家に関するものでした。<br>その頃、兄はもう仕事にも慣れ、余程大型の物件でもない限り一人で現場に赴くことが多く、その日も兄が一人でその空き家へと向かったそうです。</p>



<p>いくら空き家とは言え、調査の際はクライアントが現場に立ち会うのが通例です。<br>ですが、どういう訳かその案件の依頼主からは「一人で調査に行って欲しい。報告は電話で構わない。」と言われ、現場となる空き家の住所だけが伝えられたそうです。<br>この時点で、兄は何か嫌な予感をがしていたみたいです。</p>



<p>隣県とは言え、三重県Ｎ市の現場までは高速を使っても2時間程かかる上に、その日は他の案件をこなしてからの移動となった為、実際に依頼された空き家に到着したのは、日も暮れかけた夕方のことでした。</p>



<p>人里から少し離れた場所にあった依頼物件は、2階建てのよくあるタイプの1軒家で、空き家なので痛んでいたのも確かなのですが、壁面に鬱蒼と絡みついた蔦を見るに、人が住まなくなってからかなりの時間が経過しているように思われました。</p>



<p>そんな家屋の様相に薄気味悪さを感じながらも、さっさと調査を済ませて帰ろうと、兄は早速その空き家の中に入りました。</p>



<p>既に日の暮れかけた夕方だったこともあり、家の中は真っ暗でした。<br>歩くと床がきしみ、あちこち老朽化して埃まみれでしたが、荒らされたり散らかっているような形跡はなかったそうです。</p>



<p>ひとまず点検口があるであろう台所を探そうと、兄は家の中の探索を始めました。<br>玄関を入ってすぐに2階へ上がる階段があり、階段の横には1階の廊下が続き、奥には浴室、途中の右手に台所と居間があるというような間取りでした。</p>



<p>1階の大まかな探索を終え、そろそろ点検口へ向かおうとした時でした。</p>



<p>『ドンドン、ドンドン』</p>



<p>と、誰もいないはずの2階から、誰かが床を踏み鳴らすような音が聞こえてきました。</p>



<p>ビクッとしてそのまま固まってしまった兄でしたが、冷静に考えてみると、「もしかしたら依頼主の関係者の誰かが立ち合いに来ているのかもしれない。むしろ普段通りなら、その方が当たり前だ。」と思い直し、薄っすらと残る恐怖心を抑えながら、2階を確認しに行くことにしました。</p>



<p>ギシギシときしむ階段を上がり、2階を一通り確認してみたのですが、人の気配は全くありません。<br>背筋にスッと寒気が走った兄は、とにかく急いで調査を終わらせ、一刻も早くこの物件から離れようと決めたそうです。</p>



<p>点検口はやはり台所のキッチンシンク前の床にありました。<br>兄は早速ふたを開けて床下に潜り込みました。</p>



<p>調査ではヘルメットに装着されたライトの明かりだけが頼りなのですが、その照射範囲は視界のほんの一部分だけ。その先には真っ黒な暗闇が広がっています。その不鮮明で頼りない視野が、先程から感じている恐怖心を余計に煽りました。<br>それに狭い床下では思うように移動も出来ず、その束縛された状態が、その時の兄にとって何より不安に感じさせるものだったそうです。</p>



<p>床下に入り調査を始めて数分が経過した頃でした。</p>



<p>『ドンドン、ドンドン・・・』</p>



<p>再び2階から足音が聞こえ、またしても兄は凍り付きました。<br>暗い床下で自由が利かない状況は、上の階から何がが降りて来てしまうのではないかという恐怖に拍車をかけ、余計に体を強張らせます。</p>



<p>『ドンドン、ドンドン、ドンドン、ドンドン・・・』</p>



<p>音はさっきよりも強く、長い時間鳴り続けます。</p>



<p>『ドンドン、ドンドン、ドンドン、ドンドン・・・』</p>



<p>一体上に何がいるのか、そんなことを狭い床下で想像するほど鼓動だけが早まり、もはや恐怖が限界に達した兄は、</p>



<p>「調査はもういい。おおよその結果だけ報告することにして、ここはもう引き上げよう」</p>



<p>そう思って、点検口を目指して床下を必死で移動しました。</p>



<p>『ドン、ドンドン、トン、ドンドン、ドン・・・』</p>



<p>音は強弱を伴いながら、まだ鳴り続けています。</p>



<p>一心不乱に床下を這いつくばり、やっとの思いで兄は点検口まで辿り着きました。<br>まるで水中から顔を出すように、床下からブハッと床上に顔を上げた時、かぶっていたヘルメットのライトが照らすした1階天井を見て、兄は絶句しました。</p>



<p>天井一面に余すことなく真っ赤な手形が貼り付いていたそうです。</p>



<p>「ひぁ　ぁぁ～あぁ～ぁ～」</p>



<p>兄は声にならない悲鳴を上げ、無我夢中で空き家から転がり出て、車に飛び乗り一目散に帰ったそうです。</p>



<p>翌日、兄は職場の同僚や上司に昨日のことを話したそうです。<br>すると、三重県での案件は多いものの、誰もそんな物件を担当したことはないと言っていたそうです。</p>



<p>とりあえず、兄は昨日の空き家物件に関する報告を済ませようとクライアントへ電話を掛けたそうなのですが、受話器から聞こえてきた声は「現在その電話番号は使われておりません…」というアナウンスだったそうです。</p>



<p>クライアントからの調査依頼は電話だけのやり取りだったため、結局、その依頼主が何者だったのかは分からずじまい。<br>この案件の真相については何も分からないまま、とにかく気味の悪さだけが残ったそうです。</p>



<p>兄によると、一階の天井一面い貼り付いていた真っ赤な手形は、心なしか少し小さめで、大人のものではないように見えたとのことです。</p>
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