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	<title>お墓にまつわる怖い話（実話） | 怖い話（実話）｜恐虫リリー</title>
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	<description>怖い話（実話）｜恐虫リリー kowamushi-lily.com 『恐虫リリー』では怖い話（実話）の配信を行っております。心霊・都市伝説・怪談・人間・不思議・心霊スポット等、投稿頂いた実話体験談をご紹介しています。</description>
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	<title>お墓にまつわる怖い話（実話） | 怖い話（実話）｜恐虫リリー</title>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「寝たふり」不思議怪談（新潟県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 31 Oct 2025 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[お墓]]></category>
		<category><![CDATA[山]]></category>
		<category><![CDATA[新潟県]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：cross さん（40代/男性/会社員）体験場所：新潟県長岡市と新潟市の間の山道 私が大学生の頃だから、もう20年も前になるだろうか。肌寒かったがまだ雪はなかったから、おそらく秋の終わりくらいだったと思う。 新潟 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-2709832432" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：cross さん（40代/男性/会社員）<br />体験場所：新潟県長岡市と新潟市の間の山道</div>


<p>私が大学生の頃だから、もう20年も前になるだろうか。<br>肌寒かったがまだ雪はなかったから、おそらく秋の終わりくらいだったと思う。</p>



<p>新潟県長岡市から新潟市へ車で遊びに行っていた私は帰りが遅くなってしまった。しかし宿泊するお金もないので、仕方なく眠い目をこすりながら暗く細い山道を自宅へ向けて車を走らせていた。</p>



<p>民家もなければ街灯も頼りにならない山道で、時折すれ違う対向車のヘッドライトだけが刹那的に道を照らしてくれるが、すれ違うとすぐに闇が戻る。そんな山道をひたすら進んでいた。</p>



<p>しかし、やはりというか、遂に私の眠気は限界に達した。<br>カーブの多い山道では一瞬の気の緩みが命取りになる。少しでも居眠りしようものなら確実に事故を起こすだろう。</p>



<p>時刻はAM2:00を回っていた。<br>早く帰ってベッドで眠りたいという気持ちもあったが、まだ1時間以上の道のりだ。仕方なく私は少し仮眠を取ることにした。</p>



<p>少し先でちょうど駐車場らしきスペースを見つけた。周囲には特に建物も見当たらないため、店舗の駐車場ではなさそうだ。他に駐車している車もないので、ここに駐車させてもらっても大丈夫だろうと考えた。言っても2,3時間仮眠を取るだけだ。</p>



<p>私はそのスペースに車を止めると、少し迷ったがエンジンも切った。秋の終わり、夜の寒さがきついとはいえ、今さっきまでエアコンをかけていたので車中には暖気が残っている。それにエンジンがかかっていると音が気になってしまう。<br>ただ、眠っている間に車内の温度も下がるだろうから、私は上着を頭から毛布のように被ると、シートを倒して目を閉じた。</p>



<p>やはり疲れていたのだろう。すぐに私は眠りに落ちたと思う。直ちに記憶は途切れた。</p>



<p>どのくらい時間が経ったのか分からないが、私はふと目が覚めた。<br>いや、目は閉じたままだったが、眠りからは覚めた。</p>



<p>なぜなら、頭から上着を被っていても分かるくらい、外から誰かに照らされているのを感じたからだ。</p>



<p>しまった。もしかしたらこの駐車場の持ち主が、勝手に停めている車を見つけ、懐中電灯で車の中を照らして覗いているのかもしれない。</p>



<p>外から差し込む光は様々な位置や角度から車内を照らしている。おそらく車の周りをうろついているのだろう。ただ、逆に言うとその光源はどこか一か所に留まることがなく、それに常にユラユラと光量が変化しているように感じられるのが不思議だった。</p>



<p>しかし私は寝ぼけていたのだろう。恐怖や不安を覚えることはなく、むしろ眠いし面倒くさいという気持ちが勝っていた。</p>



<p>きっとこちらが身を起こした途端、向こうの小言が始まるだろう。それを聞かされた上でハイすみませんでしたとここを去るほどの元気は私に残っていなかった。</p>



<p>このまま上着を被ったまま寝たふりを続けていれば、案外万事うまくいくのではないか。そんな無精に駆られ、私は外の光を無視して眠り続けることに決めた。</p>



<p>するとしばらくして、外で揺らめいていた光が消えたのが分かった。</p>



<p>（やっぱり上手くいった）そう目を閉じたままほくそ笑むと、私は光の消えた静寂の中でもう一度安心して眠りについた。</p>



<p>それから数時間ほど経っただろうか、外はすでに明るくなっているようだ。<br>私は目を覚ますと同時に、寒さに身がすくみ両手で体をさすった。</p>



<p>横になったまま被っていた上着を取ると、フロントガラスの向こうに曇天の空が見え、なんだか朝から気が滅入った。</p>



<p>ん～っと伸びをして起き上がると、今度はフロントガラスの向こうに、一面の墓地が広がっていた。</p>



<p>どうやら昨晩から私が車を停めていた場所は、山間にある墓地の駐車場だったらしい。<br>そんな場所で車中泊してしまうとは、今更ながらゾッとした。</p>



<p>それと、同時に思うことがあった。</p>



<p>昨夜私の車を照らしていた誰かは、この墓地の管理人だったのだろうか？<br>しかし辺りを見渡す限り、どこにも事務所や詰所のようなものが見当たらない。</p>



<p>そしたらわざわざあんな夜中に車で見回りに来たのだろうか？<br>いや、しかし昨夜は光が消えたあと車の音など一つも聞こえなかった。そもそも明かりが車の周りをウロウロしている間も一切音などしなかったような気がする。</p>



<p>本当に誰か来たのか？<br>だいたい本当に「誰か」だったのか？</p>



<p>そういえばあの時、光が妙に揺らめいているのが気になったことを思い出した。光量がユラユラと揺れて安定しない。それは懐中電灯の明かりというよりは、まるで炎のような揺らめきだった。</p>



<p>目の前の墓場を見渡すと、昨夜の光が『人魂』だったとしか私には思えなかった。</p>



<p>そこまで思い至ったあと、私は暑くもないのに汗ばんだ手でエンジンをかけ、振り返ることなく車を出した。</p>



<p>この時ほど私は寝たふりをした自分を褒めたことがない。</p>
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		<item>
		<title>【怖い話｜実話】短編「多磨霊園の滅臭トイレ」人間が一番怖いと思う話（東京都）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 Nov 2024 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人間]]></category>
		<category><![CDATA[匂い]]></category>
		<category><![CDATA[トイレ]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[お墓]]></category>
		<category><![CDATA[東京都]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：リアルゴリラ さん（30代/男性/無職）体験場所：東京都府中市多磨霊園 あれは約20年前の暑い夏の日のことです。 当時高校生だった私はちょうど夏休みの最中にいたのですが、夜中に突然図書館で借りたビデオを返さなくて [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-3718371371" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：リアルゴリラ さん（30代/男性/無職）<br />体験場所：東京都府中市多磨霊園</div>


<p>あれは約20年前の暑い夏の日のことです。</p>



<p>当時高校生だった私はちょうど夏休みの最中にいたのですが、夜中に突然図書館で借りたビデオを返さなくてはならないことを思い出しました。</p>



<p>そのビデオは通っていた学校の近くの図書館で借りたものであり、本来であれば夏休みに入る前に通学のついでに返すつもりでした。</p>



<p>しかしうっかり借りたまま夏休みに突入してしまい、そのままその存在すら忘れていたのです。</p>



<p>既に返却期間が過ぎていたこともあり、今すぐ返却ボックスに返さなくてはいけないと考えた私は、深夜にも関わらず自転車で図書館に向かって走り出しました。</p>



<p>確か深夜の1時とか2時だったと思います。外はもう真っ暗であり、普段使い慣れた通学路もいつもと違う雰囲気を醸し出していたので、私は少し怯えていました。</p>



<p>そんな中、とある道に差し掛かった時、私は1つの選択肢に迫られました。</p>



<p>東八道路という大きな道に沿って真っすぐ進むか、もしくは手前の坂を下って多磨霊園を突っ切るかの2択です。</p>



<p>多磨霊園というのは日本最大級の霊園であり、中には夥しい数のお墓が連立しています。</p>



<p>当然状況が状況なので出来ることなら後者は選択したくないのですが、普段よく使うのは多磨霊園ルートであり、そっちの方が近道という体感もあったので、結局この時も深く考えることは止めて多磨霊園の方を選択しました。</p>



<p>いざ多磨霊園の入り口に着くと、とてつもない暗闇が目の前に広がっていました。</p>



<p>それは普段使い慣れている昼の多磨霊園とは別物であり、入り口にある「子猫をここに捨てないでください、カラスに殺されてしまいます」といった看板もその不気味さを増しています。</p>



<p>しかし、今更進路を変更するのも面倒です。<br>私は恐怖を紛らわせるためにイヤホンでHIPHOPを聴きながらペダルを漕ぎ始めました。</p>



<p>地面から生えている標識が人影に見えたり、曲が変わる一瞬に広がる静寂に怯えたりしながら、私はお墓だらけの道を進んで行きました。</p>



<p>時折曲を口ずさんだり、家に帰ったらミルクティーを飲もうなどと考えて気を紛らわせながら必死に自転車を漕ぎ続けていると、ちょうど霊園の真ん中に差し掛かった辺りで問題が起きました。<br>急に便意を催したのです。</p>



<p>もちろん霊園のトイレなんて使いたくないので抜けた先にあるサークルＫで済まそうと必死にスピードを上げましたが、どうにも間に合いそうにありません。</p>



<p>むう～南無三、と、私は仕方なく自転車を止め、十字路の角にある霊園のトイレを使うことにしました。</p>



<p>イヤホンをつけたまま、歩いて自転車からトイレへと向かう途中、嫌な臭いが鼻を衝きました。</p>



<p>まあ公衆トイレなんて臭くて当たり前だろうと特に気にせず、しかしその臭気に垣間見える毒気に怯えながら、私は一歩一歩トイレに近づいて行きました。</p>



<p>トイレに到着し、いざ中を見回した時でした。<br>私はその異様な光景に思わず息を飲みました。</p>



<p>トイレの中の鏡には「滅臭」「消臭」などと書き殴るように赤いスプレーで落書きされ、手を洗う洗面台や床一面には小さな黒い玉がたくさんばら撒かれていたのです。</p>



<p>私はそのわけの分からない状況に茫然としながらも、迫りくる便意に追い立てられるように恐る恐る大便所の方へと向かいました。</p>



<p>大便所の扉には鏡と同様の赤いスプレーで大きく「殺臭」と書かれていました。</p>



<p>もう恐怖の限界でした。が、同時に便意も限界だったので、私は殺臭の文字に顔を背けるように止む無く大便扉を開けました。</p>



<p>その途端、それまで感じていた嫌な臭いが数倍強烈になって襲ってきました。</p>



<p>もげるほど鼻を押さえながら、後ろに背けていた顔を前方に戻して便器を確認すると、そこには流されずに残っている大便、そして先ほどの黒い玉がまた大量にばら撒かれていました。</p>



<p>もはや嘔吐寸前で絶望に暮れる私でしたが、聴きなれたHIPHOPの歌詞が耳を刺激してくれたおかげで正気を取り戻すことができ、それから一目散にトイレを後にしました。</p>



<p>そのまま自転車に飛び乗ると、結局私は多磨霊園を抜けた先のサークルＫでトイレを済ませ、その後ビデオも無事に返却。そして行きとは違う道で帰路についたのです。ちなみにその時借りていたビデオは「キッズリターン」でした。</p>



<p>この時の体験は今思い出しても意味不明ですが、黒い玉の正体はほぼ間違いなく正露丸だったと思います。</p>



<p>あの時は恐怖で気が付きませんでしたが、後にお腹が痛くなって正露丸を服用した際に「あっあの臭いだ…」と記憶が蘇ってきたのを覚えています。</p>



<p>あの状況を無理に解釈するとしたら、もしかしたら誰かがトイレを利用した後、自分の便の臭いに嫌気がさして正露丸をばら撒いたのかもしれません。</p>



<p>しかし、便を流せば臭いもいつか落ち着くでしょうに、それにスプレーの落書きや正露丸のばら撒き行為は結局どこまでいっても意味不明です。</p>



<p>臭いというものに異常に執着しておかしくなってしまった人の仕業と考えれば無理やり納得はできますが・・・</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「祖父の墓参り」心霊怪談（東京都）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 16 Feb 2024 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[神社・お寺]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[お墓]]></category>
		<category><![CDATA[東京都]]></category>
		<category><![CDATA[家族]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：とらお さん（30代/性別その他/フリーランス）体験場所：東京都浅草 何年前だったかは忘れてしまったのですが、家族でお墓参りに行った時の話です。 コロナ禍もあり、この何年かはすっかり足が遠のいてしまっていましたが [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-487691390" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：とらお さん（30代/性別その他/フリーランス）<br />体験場所：東京都浅草</div>


<p>何年前だったかは忘れてしまったのですが、家族でお墓参りに行った時の話です。</p>



<p>コロナ禍もあり、この何年かはすっかり足が遠のいてしまっていましたが、以前は月命日の度に行ったりと、私の実家は割とお墓参りに行く家だったんじゃないかと思います。</p>



<p>その日もお墓のある浅草のお寺さんに到着すると、いつものようにご住職とそのご家族にご挨拶をし、本堂でのお参りも済ませ、さてお墓の掃除をしよう、となった時のこと。</p>



<p>なんせ都内のお寺の墓地です。<br>お墓が並んでいるところの道が、ものすっごく狭いんです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-1-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「祖父の墓参り」心霊怪談（東京都）-1" class="wp-image-6347" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-1-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-1-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-1-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-1-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-1-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-1-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>人ひとり通るのがやっと、どころか、もしかしてふくよかな人は通れないのでは……と思うくらいで、そんな狭いところで墓参りするものですから、一度祖母の上着にお線香の火が燃え移って慌てて消したり、なんてこともありました。</p>



<p>そんな道の狭い墓地なので、本当にあるお墓参りのお作法なのかどうかは分かりませんが、私の実家では、「お墓では一方通行で進まなくてはいけない」「後ろに戻る時は、そのまま進んで出口を出て、もう一度入り口から入ってこなくてはいけない」というルール（？）があって、それを律儀にみんな守っていました。</p>



<p>そうやってものすっごく狭い道を出たり入ったりしながらなので、ただお線香の灰を片づけて、水を替えて花を活けるだけでもずいぶん時間がかるんです。</p>



<p>更にうちは祖父と祖父の弟の折り合いが悪かったため、お墓が二つに分かれていたこともあり（祖父の代で新しく別のお墓を建てた）、一度の墓参りで30分～1時間くらいはゆうに掛かっていたように思います。</p>



<p>そんな墓参り中のことでした。</p>



<p>母と伯母がお線香の灰をほうきとちりとりで掃く横を通り過ぎ、私は手桶に水を汲みに行きました。</p>



<p>このくらいあれば大丈夫だろう、というところまで手桶に水が溜まったあたりで、ふと、自分の後ろに誰かが並んでいることに気がつきました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-2-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「祖父の墓参り」心霊怪談（東京都）-2" class="wp-image-6348" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-2-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-2-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-2-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-2-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-2-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-2-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>「すみません」</p>



<p>と言いながら脇によけ、しかし……</p>



<p>振り返るとそこには誰も立っていませんでした。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-3-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「祖父の墓参り」心霊怪談（東京都）-3" class="wp-image-6349" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-3-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-3-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-3-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-3-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-3-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-3-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>ぼやっと誰かいたような気がして、なんとなくその背格好も記憶にあるんですが、よくよく考えてみれば自分の背中の向こうに立つ人の姿が見えるわけがありません。</p>



<p>ただ、場所が場所だし、もしかして……見てしまったのかも……？と思いながら、お墓を掃除している家族の元に戻り、早速さきほど見たような人影のことを話しました。</p>



<p>「灰色のスラックスに、黄色いポロシャツを着ててさ。背中越しなのにそんなに細かいところまで見てるのもヘンだよねえ？」</p>



<p>すると伯母が、「もしかしてお父さんじゃない？そういう服よく着てた気がするよ。帰って写真見てみようか」とか言うので、みんなして「おじいちゃん寂しかったのかねぇ～？お盆でもないのに会いに来てくれたのかねぇ」なんて呑気なことを言っていたのですが……</p>



<p>墓参りを終えて家に帰った時のことでした。</p>



<p>なんと留守番をしていた私の弟が倒れているではありませんか。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-4-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「祖父の墓参り」心霊怪談（東京都）-4" class="wp-image-6350" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-4-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-4-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-4-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-4-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-4-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2024/01/sofunohakamairi-4-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>みんな大慌てで救急車を呼ぶやら病院へ行くやらで、そのあとは大変な騒ぎになりました。</p>



<p>書き添えておくと、弟は無事で、今も元気に過ごしています。ご安心ください。</p>



<p>今では家族の間で、私が墓場で見た？謎の人影のことを、「あれは祖父が早く帰れ！と知らせてくれたに違いないね」ということになっています。</p>
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		<item>
		<title>【怖い話｜実話】短編「決起集会」不思議怪談（佐賀県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 09 Jun 2023 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[お墓]]></category>
		<category><![CDATA[田舎・村・集落]]></category>
		<category><![CDATA[店・施設]]></category>
		<category><![CDATA[佐賀県]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：han-kun さん（30代/男性/休職中&#60;交通事故&#62;）体験場所：佐賀県の田舎の公民館 私が20歳になってすぐぐらいのお話になります。 佐賀県の私の地元では、一年中、色々なスポーツ大会が催されています [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-1229234875" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/04/kekkisyuukai-min.jpg" alt="【怖い話｜実話】短編「決起集会」不思議怪談（佐賀県）" class="wp-image-6034" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/04/kekkisyuukai-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/04/kekkisyuukai-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/04/kekkisyuukai-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/04/kekkisyuukai-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/04/kekkisyuukai-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2023/04/kekkisyuukai-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></figure>


<div class="blank-box sticky">投稿者：han-kun さん（30代/男性/休職中&lt;交通事故&gt;）<br />体験場所：佐賀県の田舎の公民館</div>


<p>私が20歳になってすぐぐらいのお話になります。</p>



<p>佐賀県の私の地元では、一年中、色々なスポーツ大会が催されています。</p>



<p>卓球にバドミントン、バレーボールや野球にソフトボール、他にも町の運動会なんかも開催されます。</p>



<p>そんな中で、私が住んでいた地区が特に力を入れて取り組んでいたのがソフトボールでした。</p>



<p>大会二週間前ともなると、地区のみんなが仕事帰りに集まって練習を致します。</p>



<p>その年も例年通り大会の二週間前には、「今年も優勝目指して明日から練習を始めるからな」と、私にも監督から連絡が入りました。</p>



<p>嫌だなと思いながらも「了解です」と返事をし、翌日から仕事終わりに練習に参加します。</p>



<p>本番一週間前ともなると、決起集会と称し、公民館でみんなでお酒を飲みながら「お前のポジションは何処何処だから」「サインはこんな感じでいくから」などと話し合うのが恒例行事となっております。</p>



<p>その年も、本番一週間前の練習終わり「決起集会をするから公民館集合な」と監督に言われ、みんなダラダラと会場に向かいました。</p>



<p>そんな中、Ｍさんという男性が、「すんません。ちょっと俺、今、仕事でトラブルになってるから、後で合流しますんで先に始めておいて下さい」と、監督に申し出ました。</p>



<p>監督は少し機嫌悪そうに「じゃあ先にやってるからな」と言いました。</p>



<p>公民館の周辺には民家など全くなく、いくら騒いでも問題ないのですが、その代わりというか、建物の一方には墓場が広がっていて、正直一人では居たくない場所です。</p>



<p>一階の玄関から建物の中に入り、廊下の先の小さな階段を上ると六畳ぐらいの個室があり、そこを宴会場としてみんなで飲み始めました。</p>



<p>始まってしばらく経った頃、お墓が広がる方の窓から「トントン・トントン」と、ノックするような音が聞こえてきました。</p>



<p>曇りガラスの窓にはハッキリと人の影が写っております。</p>



<p>みんな一瞬ギョッとして静まり返ったのですが、一人の男性が「Ｍが驚かせようと思ってノックしているのさ」と言うと、なるほどと笑い声が上がり、次に監督が大声で言いました。</p>



<p>「そんなのにビビらんから、早く入ってこいよＭ！」</p>



<p>すると誰か男性の高笑いが聞こえたかと思うと、窓の影が消えていきました。</p>



<p>「あいつ、ビビらせるの下手すぎだろ！」などと、再びみんなが笑い声を上げて話していると、監督の携帯電話が鳴りました。</p>



<p>電話に出ると、相手はＭさんからでした。</p>



<p>「仕事が終わらなくて、今日の集会には参加できません。すみません。」</p>



<p>申し訳なさそうにそれだけ伝えると、Ｍさんの電話は切れたようでした。</p>



<p>「え…？…じゃあ、さっきノックしたのは、誰だ？」</p>



<p>と、またみんな静まり返りましたが、すぐに誰かが「それなら、どうせ近所のヤツが俺たちをビビらせようとして立ち寄ったんだろ」と言ってまた笑い声が上がった瞬間でした。</p>



<p>「トントン・トントン」</p>



<p>と、再び窓をノックする音が聞こえました。</p>



<p>曇りガラス越しに、やっぱり人の頭の影も見えます。</p>



<p>すると監督が私に「お前裏に回って見て来い」と言うので、正直とても怖かったのですが、若輩の私に断ることなど出来ず、仕方なく窓裏の様子を見に行くことにしました。</p>



<p>外から回り込み、目の前には墓場が広がる窓の前をソーッと覗いてみると、誰もいません。</p>



<p>「よかった～」っと、ホッとしたのも束の間、私はふと気が付いてしまいました。</p>



<p>窓の位置が高いのです。</p>



<p>そういえば宴会をしている部屋は、一階玄関から入った後、階段を数段上がった場所にあります。</p>



<p>その分、外から見ても部屋の窓の位置が高いのは至極当然のことで、つまりそれは、外からその部屋の前に立ったとしても、普通の人間が窓から影を覗かせる事など有り得ない高さなのです。</p>



<p>スーっと、目の前に広がる墓場から、何だか得体の知れない冷気を感じた気がしました。</p>



<p>急いで私はそこを離れ、慌てて部屋にいるみんなにそのことを報告すると、</p>



<p>「そんな事あるか！だってみんな頭の影を見てるんだぞ」</p>



<p>監督がそう言った直後、また男性の高笑いする声が聞こえてきます。</p>



<p>すぐに窓際にいた男性が窓を開けたのですが、やっぱり、外には誰もいないんです。</p>



<p>窓を開けた男性が、そのまま窓の下を覗き込んで言いました。</p>



<p>「本当だ…確かにこれは、脚立でもないと頭は出せないな…」</p>



<p>その言葉に引き寄せられるように、みんなは窓から顔を出し、下を覗き込んだまま、しばらく呆然としていました。</p>



<p>私は、下を覗くみんなの頭の上から、暗闇に鎮座するたくさんの墓を見ていました。</p>
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		<item>
		<title>【心霊スポット】石川県｜野田山墓地の怖い話「墓地の声」実話怪談・短編</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 24 May 2022 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊スポット]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[お墓]]></category>
		<category><![CDATA[石川県]]></category>
		<category><![CDATA[肝試し]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：カコイ さん（30代/男性/会社員）心霊スポット：石川県金沢市「野田山墓地」 この話は今から10年前、私の身に起きた少し不気味な体験になります。 場所は私が住んでいる石川県内の金沢市にある野田山墓地。高台で景色が [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-474774605" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/04/nodayamaboti-min.jpg" alt="【心霊スポット】石川県｜野田山墓地の怖い話「墓地の声」実話怪談・短編" class="wp-image-5111" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/04/nodayamaboti-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/04/nodayamaboti-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/04/nodayamaboti-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/04/nodayamaboti-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/04/nodayamaboti-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/04/nodayamaboti-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption>image photo</figcaption></figure></div>


<div class="blank-box sticky">投稿者：カコイ さん（30代/男性/会社員）<br />心霊スポット：石川県金沢市「野田山墓地」</div>


<p>この話は今から10年前、私の身に起きた少し不気味な体験になります。</p>



<p>場所は私が住んでいる石川県内の金沢市にある野田山墓地。<br>高台で景色が綺麗な所ですが、地元の有名な武将一族のお墓があるという事もあり、</p>



<p>「落ち武者の霊を見た」<br>「白い着物を着た霊を見た」<br>「帰り道、車の上に人がしがみついている霊を見た」</p>



<p>などの怖い噂が絶えない地元では有名な心霊スポットです。</p>



<p>当時の私は高校を卒業し、自動車の免許を取得したばかりで、少し大人になれたような嬉しさもあって、夜な夜な友人と家を抜け出してはドライブを楽しんでいました。</p>



<p>幽霊なんか万に一つも信じていなかった私は、当時、友人達と気になる女の子を誘って心霊スポットを訪ね歩き、男女ペアになって肝試しに赴くという、ストレートに吊り橋効果を狙った遊びに夢中になっていました。なんといっても男の子ですからね。</p>



<p>その日も男女３：３で、心霊スポットを巡るドライブに出ました。<br>女の子が怖がる姿にドキマギしながら色々な心霊スポットを巡り、最終目的地である野田山墓地に到着した頃には深夜３時を過ぎていました。</p>



<p>余りに時間も遅いので、長居はせず、墓地から少し歩いた所から見える夜景を眺めたら帰ろうということで話はまとまり、駐車場に車を停めて私たちは6人で歩き出しました。</p>



<p>すると、墓地に近付くに連れ、遠くの方から何やらボソボソと『声』のようなものが聞こえてきました。空耳ではありません。私だけではなく、みんなに聞こえていましたから。</p>



<p>「もうムリ！！」</p>



<p>そう言って女の子たちは怖がって、やっぱり車に戻って行ってしまいました。</p>



<p>ただ、私たち男連中は気になってもう少しだけ進んでみたのですが、すると、直ぐに声の出所が判明しました。</p>



<p>声は、そこにあった建物から聞こえていて、もう少しだけ建物に近付いたところで、それが『お経』だということが分かりました。</p>



<p>建物には灯りが点いていて、おそらく2～3人くらいの声が、一定のリズムでお経を唱えているのが中から聞こえてきます。</p>



<p>まわりの空は少しずつ明るんできていました。</p>



<p>「お坊さんはこんな朝早くからお経あげて、大変やなぁ。なんか俺たち遊びまわってるのが申し訳なくなってきたわ。」</p>



<p>そんな友人の一言もあって、私たちは直ぐに回れ右をして駐車場に戻り、そのまま帰路に就いたのです。</p>



<p>翌日、私は別の友人の家に誘われ遊びに来ていました。<br>そこで昨夜の出来事を話すと、その友人はこんなことを言いました。</p>



<p>「俺、けっこう野田山墓地に肝試しに行ってて、その時間帯も行ったことあるけど、お経なんか聞いたことないぞ？それに、そもそもそんな建物あったか？」</p>



<p>その日は私も友人も他に用もなかったので、私たちは確認がてら、二人で再び野田山墓地に向かってみることにしました。</p>



<p>到着したのは深夜23時過ぎ。<br>車から降りると、深夜とは思えない生暖かい空気が頬を撫で、やっぱり気味の悪さを覚えます。</p>



<p>駐車場から少し歩くと、やはりそこに昨日の建物がありました。</p>



<p>「ほら！やっぱりあるじゃん！あの建物で昨日お坊さんがお経あげてたんだよ」</p>



<p>そう言って、私は勝ち誇ったように建物を指差すと、一気に友人の顔が引き攣っていくのが分かりました。</p>



<p>「いや…お前、あの建物って…まあ後でいい。とりあえず帰るぞ」</p>



<p>友人はそう言うと、私の手を強引に引っ張って駐車場まで戻り、急いで車に乗り込むと、無言のまま坂を下って行きました。</p>



<p>坂の下の赤信号で止まると、ようやく友人は一呼吸いて、こちらに怪訝な目を向けこう言いました。</p>



<p>「お前、あの建物、ただの公衆便所だぞ。」</p>



<p>私たちが聞いたあのお経は一体、誰が誰に向けて上げていたものなのでしょうか？<br>無念のまま死んでいった落ち武者への供養なのか？</p>



<p>肝試しに行った6人が全員聞いていたのです。<br>おそらく勘違いとかではないはずです。</p>



<p>ただ、その件について、私にはそれ以上調べる勇気はありませんでした。</p>



<p>それ以来、私はきっぱり肝試しに行くことはなくなりました。</p>



<p>以上が私が体験した不気味な話です。</p>
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		<item>
		<title>【怖い話｜実話】短編「日没の墓参り」不思議怪談（大阪府）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 01 Apr 2022 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[家族]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[お墓]]></category>
		<category><![CDATA[音・声]]></category>
		<category><![CDATA[大阪府]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：なの さん（30代/女性/会社員）体験場所：大阪府Ｋ市の墓地 「夜にお墓参りをしてはいけないよ」 理由は分かりませんでしたが、よく大好きだった祖母から言われていた言葉です。その祖母も10数年前に他界してしまいまし [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-169088962" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/02/nitibotunohakamairi-min.jpg" alt="【怖い話】実話怪談｜短編「日没の墓参り」不思議体験談（大阪府）" class="wp-image-4798" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/02/nitibotunohakamairi-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/02/nitibotunohakamairi-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/02/nitibotunohakamairi-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/02/nitibotunohakamairi-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/02/nitibotunohakamairi-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2022/02/nitibotunohakamairi-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></figure></div>


<div class="blank-box sticky">投稿者：なの さん（30代/女性/会社員）<br>体験場所：大阪府Ｋ市の墓地</div>


<p>「夜にお墓参りをしてはいけないよ」</p>



<p>理由は分かりませんでしたが、よく大好きだった祖母から言われていた言葉です。<br>その祖母も10数年前に他界してしまいました。</p>



<p>祖母のお墓は大阪府Ｋ市の実家から自転車で15分程の距離にあり、実家で暮らしていた頃、私は月に1回ほどのペースで祖母のお墓参りに行っていました。</p>



<p>私が高校生の頃に父と離婚した母は、毎日朝早くから働きに出ており、お墓参りどころではありませんでした。<br>1つ下の弟は、どういう訳か祖母とは反りが合わず、やはりお墓参りにも行きたがりませんでした。<br>結局、祖母のお墓を訪れるのは家族の中で私一人でした。</p>



<p>やがて、そんな私も30代になり結婚すると、地元大阪を離れて広島で暮らし始め、そこで仕事にも就きました。</p>



<p>広島で暮らし始めてしばらくは祖母のお墓は誰が見ているのかと心配していましたが、実家から離れ忙しい毎日を送るうちに、私は次第にそんな心配事も忘れていってしまいました。</p>



<p>一年ほどが経ち、広島での生活にもようやく慣れてきた頃でした。</p>



<p>「そういえば、実家に顔を出さなくていいの？」</p>



<p>夫にそう言われたことが切欠で祖母のお墓のことを思い出し、その年の年末、お墓参りも兼ねて私は約1年ぶりに帰省することにしたのです。</p>



<p>広島から大阪までは新幹線で約1時間ちょっと、そう大した距離でもないため私は昼過ぎには実家に到着していました。</p>



<p>ですが、間の悪い事に母は夕方までパート。一人で実家にいても特にやることもないので、私は早速祖母のお墓へと足を運ぶことにしました。</p>



<p>自転車を走らせて間もなく、墓地にはすぐ着いたのですが、それからしばらく私は焦っていました。<br>祖母のお墓の場所が分からなかったのです。</p>



<p>以前は毎月のように足を運んでいた祖母のお墓を、なぜか見つけられないことに困惑しました。</p>



<p>「この辺りのはずなんだけど…」</p>



<p>そう呟きながら、記憶の中で祖母のお墓があるはずの場所を私はしばらくウロウロしていました。</p>



<p>そうして数十分が過ぎた頃、ようやく私は気が付いたのです。<br>やっぱりそこに祖母のお墓があることに。</p>



<p>墓の場所を私が記憶違いしていたわけでもなく、もちろん祖母のお墓がなくなったわけでもありませんでした。</p>



<p>ただ、祖母のお墓は、背の高い草に取り囲まれ見えなくなっていたのです。</p>



<p>そのことを理解した瞬間、私はヒヤリとしたものを感じました。恐らく1年の間、訪れる者は誰もなく、手入れも全くされていなかったのだと悟りました。<br>私は申し訳なさと寂しさに胸が締め付けられ、しばらく呆然と荒れた墓らしきものを眺めていました。</p>



<p>ハッと我に返り時計を確認すると、時刻はまだ14時前。<br>私は直ぐに近くのホームセンターへと自転車を走らせ、軍手と小さめの草刈り鎌を購入してお墓に戻りました。</p>



<p>早速草むしりを開始し、墓地の共有バケツに刈った草をどんどん詰め込んでいきました。</p>



<p>ようやく祖母のお墓が見えてきた頃、時刻は既に16時を回っていました。<br>ですが、草刈りに夢中だった私は全くそんなことは気にしていませんでした。</p>



<p>真冬の夕方、一気に辺りが暗くなる頃でした。</p>



<p>ふと耳を澄ますと、少し遠くの方から『ザーッ』『ザザーッ』という大きな塊が移動するような音が聞えてきました。</p>



<p>近くの道路を車が走っているのだろうと思いました。<br>でも、そんなはずは無いと直ぐに思い直しました。</p>



<p>そもそも墓地の周辺には車が走るような広い道路はありません。それに墓地に続く道に至っては、私が自転車を漕いできた狭く細い道しかないのです。</p>



<p>『ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ…』</p>



<p>さっきまで塊が移動するように聞こえていた音は、いつの間にか間隔がバラバラになっていて、それが墓地に敷き詰められた砂利道を歩く人の足音だと気付きました。<br>それも明らかに1人の足音ではなく…10人か、それ以上はいます。</p>



<p>気が付くと辺りは真っ暗でした。<br>こんな時間に集団で墓参りに来るとは思えません。</p>



<p>雑踏は徐々にこちらに近付いて来るように感じられ、私は音に背を向けるようにして固まっていました。その間も明らかに雑踏はこちらに向かってきており、それがすぐそこまで来たと思った瞬間、</p>



<p>『ザッ、ザ』</p>



<p>私のすぐ後ろで一斉に立ち止まったのが分かりました。</p>



<p>呼吸も出来ず、私はただそこで小さく丸まって震えていました。</p>



<p>すると、</p>



<p>「◎＄×△￥○＆？＃$！」</p>



<p>よく聞き取れませんが、ブツブツと何か言っている低い老人のような声がたくさん聞こえてきました。</p>



<p>恐怖のあまり振り返ることも視線を上げることも出来ず、私はただ地面だけを見つめていました。</p>



<p>すると突然、後ろから両肩を凄い力で掴まれました。</p>



<p>「何やってるの！早く帰るわよ！！！」</p>



<p>その声で咄嗟に振り返ると、そこには鬼のような形相をした母がいました。</p>



<p>その顔を見て気が緩んだのか、腰が抜けて立ち上がれなくなってしまった私は、母に言われるがまま引き摺られるように家まで連れて帰られました。</p>



<p>「16時を過ぎたら、お墓参りに行ったら駄目だって…おばあちゃんから何回も聞いたでしょ！？」</p>



<p>実家に帰り着くと、母にそう叱られました。<br>日没後にお墓参りをしていると何かよくないものに連れていかれると、母も祖母から聞かされていたようでした。ただ、私の中では『暗くなったら』という認識でしたが、母は『16時を過ぎたら』と言っていました。</p>



<p>母が言うには、パートが終わり家に帰ると帰省したはずの私がいないことを知り、突然祖母のことを思い出したのだそうです。それで何となく私がお墓にいるような気がして来てみると、祖母の墓の前で下を向いて座り込んでいる私がいたのだと。</p>



<p>その様子があまりに異常だったので、慌てて声を掛けたのだということでした。</p>



<p>また、母には私が聞いた足音も聞こえなかったし、どこにもそれらしい人影は見なかったそうです。それに、辺りは私が言うほど真っ暗ではなく、まだ多少日が残るくらいの薄暗さだったと…</p>



<p>私が祖母の墓前で体験した出来事は一体なんだったのでしょうか？<br>勘違いとか白昼夢といったものとは絶対に違う、現実感があったのは確かだと思うのですが…</p>



<p>それからというもの『16時以降のお墓』には、私は絶対に近付かないようにしています。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「寺向いのアパート」心霊怪談（新潟県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 10 Dec 2021 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[お墓]]></category>
		<category><![CDATA[新潟県]]></category>
		<category><![CDATA[神社・お寺]]></category>
		<category><![CDATA[アパート・マンション・団地]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：Nana さん（30代/女性/派遣社員）体験場所：新潟県新潟市 これは、私が初めて一人暮らしをした時に体験した話です。 長年一人暮らしに憧れていた私は、社会に出たら一度は一人暮らしをしたいと思っていました。 その [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-2904649322" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：Nana さん（30代/女性/派遣社員）<br />体験場所：新潟県新潟市</div>


<p>これは、私が初めて一人暮らしをした時に体験した話です。</p>



<p>長年一人暮らしに憧れていた私は、社会に出たら一度は一人暮らしをしたいと思っていました。</p>



<p>その念願が叶ったのは、新社会人となって新しい生活にもそれなりに慣れてきた頃のこと、遂に憧れの一人暮らしをすることに決めたのです。</p>



<p>希望としては、実家からもそう遠くなく、会社へのアクセスも良いところに部屋を借りたいと思っていて、まずは親と一緒にいくつかの物件を内見し、候補を2つにまで絞りました。</p>



<p>一つは、築5年と割と新しく綺麗なお部屋でした。出窓もあったりして、とても可愛らしいお部屋でしたが、空いていた部屋は1Fで、オートロックもなくセキュリティーがイマイチだったため、親はあまりいい顔をしませんでした。</p>



<p>もう一つの物件は、真向いに大きなお寺がある築15年のお部屋でした。こちらはオートロック付きの3Fで、近隣の人通りも割と多く安心できる部屋でした。<br>内見中も隣で心配そうにしている両親の気持ちも邪険に出来ず、結局、私はセキュリティー面が充実したこちらの部屋を借りることに決めたのです。</p>



<p>一つ嬉しかったのは、この部屋はペット可の物件だったこと。なので最近実家で飼っている猫が産んだ子猫を連れて、1人と1匹の生活が始まったのです。</p>



<p>真向いがお寺なので、窓からの景色がお墓なのは少し気になりましたが、初めての一人暮らしは毎日が新鮮で、子猫と一緒に楽しい生活を送っていました。</p>



<p>間もなく一人暮らしを始めて1年が経とうという時のことです。</p>



<p>その夜、猫が玄関ドアに向かって威嚇するように、シャーっと声を上げていました。猫は音や気配に敏感なので、虫か何かに反応したのだろうと思い、そのまま猫を抱きかかえて部屋の方に戻りました。<br>ですが、その次の日も、またその次の日も、毎日毎日同じ時間帯に玄関に向かってシャーッと威嚇を繰り返すようになったのです。</p>



<p>やっぱり何かあるのかなと、インターホンのカメラで玄関の外を確認してみるのですが、特に何もありません。それなのに、毎日同じような時間に猫が玄関に向かって威嚇するので、私も少し気味悪く思い始めました。</p>



<p>そんなことが2週間ほど続いていたある夜。<br>また猫が玄関に向かって威嚇していたので、私は思い切って玄関ドアを開けて外を確認してみました。</p>



<p>すると、なんとなくなのですが、外にお線香の香りが漂っています。<br>真向いがお寺ですので（そんなこともあるかな…）と、あまり気に留めず私はドアを閉めました。</p>



<p>するとその日を境に、猫が玄関ドアに向かって威嚇している間、微かにお経を唱える声が聞こえるようになったのです。</p>



<p>いくら真向かいがお寺だとはいえ、お経まで聞こえてくることはこれまでありませんでした。<br>（何かおかしい…）と思いながら、その日も猫が威嚇を始めたので、私はもう一度玄関ドアを開けてみたのですが、やっぱり外には何もありません。僅かにお線香の香りがするだけです。</p>



<p>すると、お隣に住む私より少し年上の女性が部屋から顔を出し、声を掛けてきたのです。</p>



<p>隣「…何かありました？」<br>私「いえ、あのー。なぜか猫が毎日玄関に向かって威嚇していたで、何か変だなと思いまして。うるさかったですか？」</p>



<p>隣「いえ、全然。迷惑とかそういうことじゃなくて・・・・ちなみに、何か変なこと、起きてないですか？」<br>私「…変な事？…というか・・・目の前がお寺だからかもしれないですけど、お経ってここまで聞こえてくるものですか？」</p>



<p>隣「あー。やっぱり。なるべく早めに時間作って、向かいのお寺の住職さんにそのこと話した方がいいですよ。」</p>



<p>女性はそれだけ言い残すと、自分の部屋に戻ってしまいました。<br>お隣さんは一体何を言いたかったのか、私は頭の中の整理がつかないまま、その日は眠りに就きました。</p>



<p>新生活で初めての年度末を迎えていて、毎日残業で疲れ果てて帰る日々を送っていた私は、そんなお隣からの助言もすっかり忘れたまま、1か月が過ぎていました。</p>



<p>その日も私は残業でクタクタになり、部屋に帰るなりそのままベットに倒れ込むように眠ってしまいました。</p>



<p>その夜中のことです。<br>猫が威嚇する声で目が覚めたのです。</p>



<p>（あ～またか…）と思って、もう一度眠ろうと目を閉じると、その日は少し感じが違うことに気が付きました。</p>



<p>いつもなら微かに聞こえてくるお経の声が、その日はハッキリと聞こえてきます。</p>



<p>（こんな夜中に一体誰がこんな大声でお経をあげているのだろう？）<br>そう思うと、なんだか腹も立ってきて、窓から睨みつけるように向かいのお寺を見下ろしました。</p>



<p>お寺の電気はすっかり消えていました。<br>つまり、お寺では誰もお経を上げていないのです。</p>



<p>（え！？それなら一体誰が？どこでお経を唱えてるの！？）<br>（それがどうしてウチに聞こえてくるの！？）</p>



<p>その理不尽な現象に鳥肌が立ち、私は混乱したまま勢いに任せて玄関扉を開けました。</p>



<p>外にはもくもくとお線香の煙が漂っていました。</p>



<p>直ぐにドアを閉め、頭から布団を被りましたが、その夜は一晩中どれだけ耳を塞いでもお経が聞こえ、眠ることが出来ませんでした。</p>



<p>翌朝、その日は幸いにも仕事が休みだったので、私は着のみ着のまま一目散に向かいのお寺へ行き、これまでの経緯を住職に話したのです。</p>



<p>すると、住職は何事かをすぐに察したようで、私の部屋の前まで来てお経を唱えた後、そのわけを聞かせて下さいました。</p>



<p>それによると、アパートが建っている土地は、元々は寺の敷地だったらしく、そこは幾つもの墓が立ち並ぶ墓地だったそうなのです。</p>



<p>しかし、新しい市道の開発と住宅地の造設を理由に土地の明け渡しを求められ、先代の住職は墓地の埋め立てに大反対しましたが、半ば無理やりその土地を明け渡すことになってしまったそうなのです。</p>



<p>先代の住職はそのことを怒り、悔やみ、そのまま病気でこの世を去られたそうです。</p>



<p>その亡くなった先代の住職が、アパートの下に眠っていた仏さまを不憫に思い、今でも供養のためにお経を唱えに現れるそうです。そしてアパートに越してきた新しい住人にも、この土地の歴史を知ってもらうために、部屋の前でお経を唱えるそうなのです。</p>



<p>話を聞いた後、現住職から頂いた御札を玄関に置いてからは、猫の威嚇も治まり、お経も聞こえなくなりました。</p>



<p>その後、お隣に住む方にも改めてお話を伺ったところ、やはり越してきて直ぐに同じような体験をしたそうです。</p>



<p>私は既にその部屋からは引っ越しています。<br>先代の住職のお気持ちを察すると、決して怖がるべきものではないのかもしれませんが、今でもその近所を通りかかった時などは、生々しくあのお経の声を思い出して鳥肌が立ってしまいます。</p>



<p>今では物件を探す際は、もう少し踏み込んで探すように心掛けています。</p>
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			</item>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「うちの墓」心霊怪談（三重県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 03 Sep 2021 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[家族]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[お墓]]></category>
		<category><![CDATA[憑依]]></category>
		<category><![CDATA[三重県]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：あす さん（35歳/女性/会社員）体験場所：三重県Ｏ市の大きな木がある空き地 これは、私の母から聞いた話です。母がまだ若く、23歳になる頃の事だそうです。 当時、母は三重県O市にある小さな商店で働いていたそうです [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-3987396599" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：あす さん（35歳/女性/会社員）<br />体験場所：三重県Ｏ市の大きな木がある空き地</div>


<p>これは、私の母から聞いた話です。<br>母がまだ若く、23歳になる頃の事だそうです。</p>



<p>当時、母は三重県O市にある小さな商店で働いていたそうです。<br>田舎の為か、店には暇を持て余した常連客も多く来店し、母はよくその話相手をしていたそうです。</p>



<p>その日も母が店番をしていると、見慣れない60代くらいの女性客が買い物に来たそうです。<br>小さな田舎町のため、殆どのお客さんが顔見知りだったので、母は「珍しいな…」と思いながらその女性客を接客したそうなのです。</p>



<p>ですが、その女性客は母の接客に反応することなく買い物を続け、けれどその間、ずっと母の事を凝視していたそうです。</p>



<p>母を見て、母の少し後ろを見て、そしてまた母を見て…</p>



<p>その視線に母は少し怯えながら、</p>



<p>「あの、お会計は〇〇円で…」</p>



<p>と言いかけた母に、</p>



<p>「貴女、お墓ちゃんとしてる？」</p>



<p>と、母の言葉を遮るように、その女性が怖い顔をして話し掛けてきたのだそうです。</p>



<p>「えっ？あの…お墓なら両親が綺麗にしているはずですが…？年に何回かは私もお墓参りに行ってますけど…」</p>



<p>と、母はその女性の異様さに圧倒され、しどろもどろ答えると、</p>



<p>「お墓に行っているとか綺麗にしているとか、そんな話ではないの。貴女のね、後ろにいる人がそう言って騒いでいるのよ…『まだ家族のお墓が別の場所にあるよ。一緒にして、一緒にして…』って、私にしきりに懇願してくるのよ。」</p>



<p>すると女性はある住所を口にし、</p>



<p>「貴女、この住所に心当たりはない？そこには1本の大きな木があって、その木のすぐ傍にある丸い石を2つ積んだお墓がそうだと言っているわ」</p>



<p>と、その土地や墓の特徴までも詳細に語ったそうです。</p>



<p>（自分の後ろにそんな事を叫ぶ何かが憑いている？そんな馬鹿な…でももしかしたら本当に…）</p>



<p>見知らぬ女性の奇妙な話に、母は動揺しながら答えました。</p>



<p>「分かりません。聞いたことないです、そんな住所…」</p>



<p>すると女性は一言、</p>



<p>「そう…」</p>



<p>と言うと、自分のバッグからメモ帳を取り出し、そこに先ほどの住所を書いて母に渡したそうです。</p>



<p>「そこに行ってあげて。本当に悲しそうに訴えているから…」</p>



<p>女性はそう言い残し、早々に買い物を済ませて去って行ったそうです。</p>



<p>その後は仕事も手に付かず、母は、</p>



<p>（私の後ろに…）</p>



<p>と、恐る恐る後ろを振り返っては、</p>



<p>（そんなはずない、そんなはずない…）</p>



<p>と、上の空のまま仕事を終えました。<br>母は急いで家に帰ると、今日あった事を母の母（つまり私からしたら祖母ですね。以下祖母と表記します）にあたふたと話し始めました。</p>



<p>「お母ちゃん！今日、変な人が店に来て、〇〇って住所にある墓をうちの墓と一緒にしろって言われた！しかも、私の後ろに憑いとるもんがそれを叫んどるんやって！」</p>



<p>それを聞いた祖母は、半ば呆れながら、</p>



<p>「そんなわけないでしょ。からかわれただけよ。」</p>



<p>と、取り合うこともなかったのですが、その女性が残した住所や、その場所の風景やお墓の特徴など、妙に具体的なのが何だか聞いている内に薄気味悪く思ったらしく、</p>



<p>「そしたら次の土曜日に、お父ちゃん（私の祖父。以下祖父と表記します。）とその住所に行ってみましょう。」</p>



<p>と言って、母と祖父母の3人で、その住所の場所に行ってみる事にしたそうです。</p>



<p>因みに、最初にその話を聞いた祖父は、</p>



<p>「騙されたんだ！」</p>



<p>と言って、やはり取り合うつもりはなかったようなのですが、必死に訴える母に次第にほだされ、</p>



<p>「それでお前の気が済むなら、一度行ってみるか…」</p>



<p>と、押し切られるような形で了承したそうです。</p>



<p>そして迎えた土曜日。<br>その住所に到着した3人は驚きました。</p>



<p>そこには一本の大きな木がそびえ立ち、その傍らにひっそりと母方の苗字が彫られた小さな墓がありました。<br>更に、それに並ぶように、大きな丸い石を2つ積み重ねた墓のようなものが合計6つ。</p>



<p>そこには正に、あの女性が言っていた通りの景色が広がっていました。</p>



<p>その時の恐怖は今でも忘れられない、と、母は少し目を細めて話していました。</p>



<p>目の前の光景を唖然と眺めながら、言い知れぬ恐怖を感じた母と祖父母でしたが、もはやその女性の話を信じざる負えないと観念したそうで、直ぐに業者を手配し、いつもお参りしている墓の隣にそれらを全て移動させたそうです。</p>



<p>私が小さい頃、母方のお墓参りに行くと、立派なお墓の隣に並んだ小さく赤茶色い墓と、2段に積まれた少し大きな石のことを不思議に思っていました。<br>中学の時にこの話を聞いて、納得はしたものの、当時はとても気味悪く感じたものです。</p>



<p>因みに墓を移した後、女性に言われた背後に憑いている人のことが気になって、母は直ぐにお祓いしてもらいにお寺に行ったそうなのですが、</p>



<p>「何も憑いていません」</p>



<p>そう住職に言われたのだそうです。<br>ですが、母は住職の言葉を信じきれず、その後も店番をする度に、名前もしらないあの女性が再び現れることを来る日も来る日も待ち続けました。</p>



<p>しかし、結局その女性には会えないまま、私の父と出会い、店を辞めて別の町に引っ越すことになったのだそうです。</p>



<p>もしかしたら母の背後には、今もその何かが憑いたままなのでしょうか…</p>



<p>それともお墓を移したことに満足して、成仏してくれたのでしょうか…</p>



<p>結局その女性に会えないままなので、その真相も分からないままなのだそうです。</p>
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		<item>
		<title>【怖い話｜実話】短編「女の記憶」心霊怪談（長野県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 25 Jun 2021 00:09:52 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[女性]]></category>
		<category><![CDATA[長野県]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[お墓]]></category>
		<category><![CDATA[霊感]]></category>
		<category><![CDATA[憑依]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：椿 さん（23歳/女性/無職）体験場所：長野県I市 これは1年ほど前の夏に体験した話です。 ちょうどお盆の時期の終わり、送り盆が済んだ頃でした。 当時、私は車で通勤していました。勤め先は駐車場から少し離れていて、 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-2651681769" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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</script></div><div class="blank-box sticky">投稿者：椿 さん（23歳/女性/無職）<br />体験場所：長野県I市</div>


<figure class="wp-block-image aligncenter size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/06/onnanokioku-1-min.jpg" alt="【怖い話】心霊実話｜長編「女の記憶」長野県の恐怖怪談" class="wp-image-4115" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/06/onnanokioku-1-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/06/onnanokioku-1-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/06/onnanokioku-1-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/06/onnanokioku-1-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/06/onnanokioku-1-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2021/06/onnanokioku-1-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></figure>



<p>これは1年ほど前の夏に体験した話です。</p>



<p>ちょうどお盆の時期の終わり、送り盆が済んだ頃でした。</p>



<p>当時、私は車で通勤していました。勤め先は駐車場から少し離れていて、車を停めた後、そこから歩いて職場に向かうという日々でした。</p>



<p>徒歩で職場に向かう途中、墓石数20基ほどの小さな霊園がありました。</p>



<p>もともと多少霊感のようなものがあった私は、その霊園の前を通る度に謎の違和感を感じていました。ですが私の霊感なんてそんな大それたものではなく、「何か分からないけど何かいる…」というボンヤリとしたようなものでした。</p>



<p>そんなある日の仕事帰り、いつも通り駐車場までの道を歩いていると、件の霊園の方から誰かに見られているような気配を感じました。<br>すぐにそちらに視線を向けましたが、誰もいません。<br>でも変な寒気もしますし、私は気味が悪くなって足早に車へ向かい家路に付きました。</p>



<p>その日から、私は異様な感覚に悩まされるようになりました。</p>



<p>寝ても起きても近くに何かがいる感覚が抜けず、お風呂や台所、鏡の前、パソコン作業中など、いつでもどこでもその感覚が付いて回りました。</p>



<p>時には視界の隅を&#8221;何か&#8221;黒いものが通り過ぎることもありました。それはちょうど大型犬と似た大きさの、毛むくじゃらの塊のようなものでした。慌ててそちらに目をやっても、やっぱり何もいない。代わりに変な寒気に襲われるという毎日が続いていました。</p>



<p>そんなことがしばらく続いたある日、職場で仕事をしていた時です。</p>



<p>突然その&#8221;何か&#8221;が体の中に入り込む感覚に襲われました。<br>それと同時に私の体感温度が壊れ始めました。</p>



<p>暑い、寒い、暑い、寒い、が繰り返され、さらに上半身の皮膚の内側を虫が這っているようなムズムズとした感覚を覚えたんです。</p>



<p>私は咄嗟に「体が奪われる…」という思いに駆られ、これから起こる可能性を次々と想像して、恐怖とむず痒さに身悶えました。</p>



<p>すると周りの同僚が私の様子がおかしいのに気付いてくれ、私は同僚たちに促されるまま会社のベットで少し休憩させてもらいました。</p>



<p>しかし横になったとはいえ不安が消えることはなく、とにかく体の中を虫が這うような気持ち悪さで、ベットに体を擦り付けてのたうち回るしかありませんでした。</p>



<p>でも、しばらく経つとその感覚が消えました。</p>



<p>「ようやく落ち着いた…」</p>



<p>そう思い、体を起こそうと頭を上げた時でした。</p>



<p>&#8220;何か&#8221;によって体が勢いよくベッドに押さえつけられました。</p>



<p>そこは同僚たちがいる職場とは簡単なカーテンで仕切られているだけだったので、すぐに声をあげて助けを呼ぼうとしました。</p>



<p>でも口は動くのに何故か声が出せません。</p>



<p>すると今度は私の首が勝手に回転を始めました。抵抗すると首に耐え難い痛みが走ります。そのまま無理矢理に顔を横に向けられたかと思うと、その正面からざらついた声が話しかけてきました。</p>



<p>「助けて…」<br>「寂しい…」<br>「ひとりぼっち…」<br>「なんで…私…だけ…」</p>



<p>ボソボソと話すその声は初めて聞く声でしたが、その主が私に取り憑いている&#8221;何か&#8221;だということは分かりました。</p>



<p>目を閉じると、目の前にぼんやりと立っている女性の姿が見えました。</p>



<p>背丈は私がベッドに腰掛けた時の高さと同じくらいで、かなり低かったと思います。</p>



<p>青白い顔を長い髪が覆い、僅かに見える頬の辺りを涙が流れていました。</p>



<p>その痕を辿ると、目玉がえぐられたような黒い穴があり、そこから涙が溢れていました。</p>



<p>白い和装姿でしたが、その1枚しか着ていないのか肩の線が浮き出ています。</p>



<p>視線を足元に向けると、その姿は更にぼやけていてよく見えませんでした。</p>



<p>すると、女性はこちらに手を伸ばし、その指先が私の肩に触れました。</p>



<p>触られたところにヒンヤリとした感覚が走り、それと同時に私の頭の中に何かが流れ込んできました。</p>



<p>それは女性の記憶のようでした。</p>



<p>随分と裕福そうな家の中に、細身で髭の生えた男性と化粧の濃い女性がいて、その二人の向かいに小太りの少年が座っているのが見えます。</p>



<p>しかし私に取り憑いている女性はそこにはいません。女性がいたのは別の離れのようなところで、古びた建物の中にござのように薄い布団が敷かれ、そこに寝そべって泣いていました。</p>



<p>女性の身体は垢まみれで、その匂いに引き付けられたのか、虫が布団の上まで這い上がってきていました。</p>



<p>それは私が体験したこともないような、凍えるように冷たくて寂しい、病気に苦しむ記憶でした。</p>



<p>目を開けると、体の自由が効くようになっていました。</p>



<p>どうやら私は1時間ほどその記憶を見ていたようでした。</p>



<p>ようやく解放されて安心したはずなのに、頭の中には女性の記憶がはっきりと焼き付いていて、私はしばらく涙が止まりませんでした。</p>



<p>嗚咽が出るほど泣き続けていた時、私の異常に気が付いた同僚が駆けつけてくれて、直ぐに早退の手続きをしてくれました。</p>



<p>職場を飛び出した私は、霊園の方に顔を向けないように車まで走りました。</p>



<p>「今は早く、母に会いたい。」</p>



<p>それは毎日顔を付き合わせている母に対して抱いたこともない感情でした。</p>



<p>通院中だった母は、その時間、病院にいるはずでした。</p>



<p>どうにか車の運転は出来たので、私はすぐに母がいる病院に駆け込みました。</p>



<p>そこには欠伸をして診察を待っている母の姿がありました。</p>



<p>母は私の姿を見て驚いたものの、私が困惑しながらさっきの体験を話すと、横やりも入れずにそのまま聞き入ってくれて、私はまた涙が出てきました。</p>



<p>母が抹茶アイスを買ってくれて、1口、2口と食べていたら、ふっと体から何かが抜ける感覚がしました。</p>



<p>辺りを見渡すと、すぐ横にあの女性が立って私を見ています。</p>



<p>もう体に入るつもりは無いようでした。</p>



<p>すると「ごめんなさい…」と一言聞こえ、女性の姿は消えて気配だけが残りました。</p>



<p>ようやく私は安堵したのと一緒に、女性への同情が溢れ返り、また涙が流れてきました。</p>



<p>その後、「このままには出来ない」と思い、私は家の近くのお寺に行って、住職にその話を聞いて頂くことにしました。</p>



<p>すると住職は私の顔を見るなり、</p>



<p>「成仏されたのですね。」</p>



<p>と、一言呟きました。</p>



<p>そこでお経をあげて頂き、私は心からあの女性の成仏を願いました。</p>



<p>以上が私の体験談です。</p>



<p>因みにこれは後日談になりますが、あの件があって以来、私の霊感は覚醒してしまったのか、今では意思のある霊ならしっかりと見えるようになってしまいました。</p>



<p>ですがあそこまでの霊障は後にも先にもありません。</p>



<p>今はその女性が空の上で穏やかに過ごしていることを願って、時々お寺に行ってはお経を上げて頂いています。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「水難」不思議怪談（栃木県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 24 Nov 2020 00:05:41 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[お墓]]></category>
		<category><![CDATA[田舎・村・集落]]></category>
		<category><![CDATA[栃木県]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：藤岡葵 さん（40代/女性/主婦）体験場所：栃木県Ｏ市のとある墓所 これは私の父がまだ若い頃、母と結婚するよりも以前に体験した話です。 当時、父が住んでいた栃木県Ｏ市にある父の実家は、スーパーに行くにも車で20分 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-440934026" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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</script></div><div class="blank-box sticky">投稿者：藤岡葵 さん（40代/女性/主婦）<br />体験場所：栃木県Ｏ市のとある墓所</div>


<p>これは私の父がまだ若い頃、母と結婚するよりも以前に体験した話です。</p>



<p>当時、父が住んでいた栃木県Ｏ市にある父の実家は、スーパーに行くにも車で20分ほど走らなければならないような田舎にありました。</p>



<p>ある時、設備会社に勤める父の元に、実家の近所に住むＡさんから連絡がありました。<br>「突然井戸水が出なくなったから見てくれないか」という仕事の依頼でした。</p>



<p>当時、その辺りの地域では、配水管を引いて井戸水を利用している家もまだ多かったそうです。</p>



<p>何かが詰まったか、いずれにせよ配水管の問題だろうと思った父は、仕事道具一式を用意してＡさんの家へ向かいました。</p>



<p>到着して早速配水管を調べてみましたが、特に何か詰まっていることもなければ、水漏れしているわけでもありませんでした。</p>



<p>不思議に思いながら元となる井戸を調べた時、父は驚いたそうです。<br>水が全くありません。<br>井戸自体が枯れ上がっていたのです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-1-min.jpg" alt="枯れた井戸を覗く" class="wp-image-2524" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-1-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-1-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-1-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-1-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-1-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-1-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>これでは確かに家の蛇口から水が出るはずがありません。<br>あまりお目にかかったことのない現象に、父は戸惑いました。</p>



<p>とりあえず、他に井戸水を利用している近隣の家を確認してみると、どの家も全く問題なく井戸水が湧いているとのことでした。<br>同じ地域の井戸水なのに、なぜＡさん宅の井戸だけが枯れているのか、父は不思議に思ったそうなのですが、</p>



<p>「自然の井戸だから、そんなこともあるか。」</p>



<p>と、それ以上の調査はせず、とりあえずＡさんの家では町の水道も引いているようだったので、生活用水には困らないだろうと、そのまましばらく様子を見ることにしたそうです。</p>



<p>それからしばらく経ったある日、再びＡさんから父の会社に連絡がありました。</p>



<p>「庭から水が溢れてきて困っている」</p>



<p>今度はそんな相談内容でした。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-2-min.jpg" alt="庭にあふれ出る水" class="wp-image-2525" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-2-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-2-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-2-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-2-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-2-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-2-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>父は会社の同僚を数人連れて、再びＡさんの家に駆け付けると、どうやら水道管が破裂して水道の水が庭に漏れ出しているようでした。</p>



<p>その場で新しい管に交換して、その日の作業は問題なく完了したのですが…</p>



<p>それから1ヶ月程すると、再びＡさんから連絡があり、「また庭から水が溢れ出している」と言うのです。</p>



<p>慌てて再度Ａさん宅へ向かうと、またしても水道管が破裂していたそうです。</p>



<p>（新しい管に交換したばかりなのに、どうしてまた…。そもそも水道管の破裂なんてそうあることではないのに…）</p>



<p>と、父は思ったのですが、いくら近所のよしみとは言えあくまでＡさんはお客様であり、お客様を相手に何を言っても言い訳になってしまうと考え、お金はもらわず、Ａさんに確認してもらった上で再び新しい管に交換しました。</p>



<p>するとＡさんが「今まではこんな事なかったのにな～。家で急に雨漏りするようになったり、最近ついてないよ」と言うのだそうです。</p>



<p>「水難だね～」</p>



<p>その時は父もそう言って、笑いながら話していたのです。</p>



<p>そんなことがあってしばらく経った頃、父の実家の菩提寺で、檀家さんのお墓を幾つか動かすことになったのだそうです。</p>



<p>田舎の山の中にあるお寺で、墓所のすぐ後ろは急な斜面になっており、そこは崖崩れなどの心配もあったため、仕方なく幾つかのお墓を移動することになったのだそうです。<br>ちなみに移動予定のお墓の中には、Ａさんの家のお墓も含まれていたそうなのですが…</p>



<p>檀家さんの代表者や、Ａさんらお墓の所有者さん達と一緒に、当時はまだ若かった父も手伝うことになりました。</p>



<p>機械を使って墓石をずらし、中に収めている骨壷などを取り出すという作業を繰り返し行いました。<br>古い家のお墓の中には、土葬で埋葬されていた頃のものもあり、その遺骨を拾い集めるのが大変だったそうです。</p>



<p>時間をかけて丁寧に作業を進め、とうとうＡさんの家のお墓が開けられる番になったのですが…</p>



<p>機械を使って慎重に墓石をずらし、徐々にＡさんのお墓の中が見えてきた時です。<br>一瞬、そこにいた誰もが手を止め息を飲みました。</p>



<p>Ａさんの家のお墓の中には、たっぷりと水が溜まっていたのです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-3-min.jpg" alt="墓石の中に溜まった水" class="wp-image-2526" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-3-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-3-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-3-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-3-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-3-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-3-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>暫しの間、Ａさんも、他の誰も声を発さず、ただただ呆然とお墓を見ていたそうです。</p>



<p>ですが、Ａさんのお墓からも遺骨を取り出さなければなりませんので、作業を中止するわけにもいかず、気を取り直して、まずはお墓から水を抜き、それから遺骨を取り出しに掛かりました。</p>



<p>Ａさんの家のお墓もだいぶ古いもののようで、中には骨壷ではなく棺が安置されてありました。<br>水に浸かっていた為か、棺はまったく腐っておらず、綺麗な状態のままだったそうです。</p>



<p>慎重にその棺を取り出し、釘を抜き、蓋を開けた時、再びそこにいる全員の顔が青ざめました。</p>



<p>棺の中にあったものは、骨ではなく、水死体のようにぶよぶよになったご遺体だったそうです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="600" height="338" src="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-4-min.jpg" alt="水死体のようなご遺体" class="wp-image-2527" srcset="https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-4-min.jpg 600w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-4-min-300x169.jpg 300w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-4-min-150x85.jpg 150w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-4-min-120x68.jpg 120w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-4-min-160x90.jpg 160w, https://kowamushi-lily.com/wp-content/uploads/2020/11/suinan-4-min-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">image photo</figcaption></figure>



<p>誰もが驚きで言葉を失い、遂にそこで作業は一時中断となったそうです。</p>



<p>後から調べてみると、どうやらＡさんのお墓には、山から流れ込む冷たい水が入り込み、中のご遺体は常に冷水に浸かり続けていたため腐食することもなく、まるで水死体のような状態をそのまま維持し続けたのだそうです。</p>



<p>後から思えば、Ａさんの家の井戸が突然枯れたり、配水管が破裂したり、家が雨漏りしたりなどの水難は、全てご先祖様が墓の中の惨状を伝えたかったのではないか…<br>「苦しいから出してくれ」と、そう伝えていたのではないかと、父は思ったそうです。</p>



<p>実際に、棺から出てきたご遺体を改めて荼毘に付し、再び墓に納骨してお経を上げてもらったところ、Ａさんの家の井戸から再び水が湧き出したのだそうです。</p>



<p>そんな話を父から聞いた時、私はなんとなく行き場の無い孤独感のようなものを覚えました。<br>暗い墓の中、山から流れ込む冷たい水に晒され続け、そのご遺体はどれほど心細かったことでしょう。<br>そんなことを思うと、冷たい手で心臓をぎゅっと握られたような、寂しい気持ちになるのです。</p>
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