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	<title>東京都で体験した怖い話（実話） | 怖い話（実話）｜恐虫リリー</title>
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	<description>怖い話（実話）｜恐虫リリー kowamushi-lily.com 『恐虫リリー』では怖い話（実話）の配信を行っております。心霊・都市伝説・怪談・人間・不思議・心霊スポット等、投稿頂いた実話体験談をご紹介しています。</description>
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	<title>東京都で体験した怖い話（実話） | 怖い話（実話）｜恐虫リリー</title>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「確認、お願いします」不思議怪談（東京都）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 Apr 2026 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[アパート・マンション・団地]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：やわりん さん（30歳/女性/デザイナー）体験場所：東京都大田区・京急○○駅から徒歩10分の古いマンション これは、私が昨年の秋に自宅マンションで体験した出来事です。 場所は東京都大田区、京急線のとある駅から徒歩 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-670975797" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：やわりん さん（30歳/女性/デザイナー）<br />体験場所：東京都大田区・京急○○駅から徒歩10分の古いマンション</div>


<p>これは、私が昨年の秋に自宅マンションで体験した出来事です。</p>



<p>場所は東京都大田区、京急線のとある駅から徒歩10分ほどの古いワンルームマンションでした。<br>夜は人通りの少ない静かな場所にあり、それぞれの部屋への出入りは外廊下と外階段を使うタイプの建物です。私の部屋は3階でした。</p>



<p>その日も仕事で遅くなり、帰宅したのは夜23時を過ぎていました。<br>コンビニで買った夕食を片手に、外階段を上がって3階の外廊下に着いた瞬間、なぜか空気がひんやりしているように感じました。季節的に寒い時期でもないので、ただただ妙な違和感があったのを覚えています。</p>



<p>外廊下を歩いて自室の305号室の前まできて、鍵を取り出した時でした。<br>背後から小さく、しかしはっきりと声が聞こえました。</p>



<p>「……確認、お願いします」</p>



<p>驚いて振り返りましたが、廊下には誰もいませんでした。<br>階段の方を見ても人影はなく、物音もしません。</p>



<p>最初から誰もいないつもりで廊下を歩いていたので、一瞬どきりとしましたが、気のせいかと思い直し、もう一度ドアに鍵を差し込もうとした瞬間でした。</p>



<p>「……305、確認お願いします」</p>



<p>今度もはっきりと、しかも自分の部屋番号まで呼ばれたのが聞こえました。<br>その時はさすがに背筋が冷えました。</p>



<p>「何ですか？」</p>



<p>思わず私もそう声を返したのですが、返事はありませんでした。</p>



<p>ちょうどその時、隣の部屋の住人の方がドアを少し開けて、「今、声がしませんでしたか？」と私に尋ねられました。<br>どうやらその方にも声が聞こえたそうです。しかも、「305」という言葉も聞いたと。<br>やはり私の聞き違いではない、と思うしかありませんでした。</p>



<p>二人で廊下や階段まで確認しましたが、結局誰もおらず、スピーカーのような音を出す装置なども見当たりませんでした。</p>



<p>翌日、念のため管理会社に連絡しましたが、「私たちも特に夜間の巡回などしていませんので分かりかねますが、もしかしたらですが、建物が古いので、配線の誤作動や音の反響かもしれませんね」という説明でした。</p>



<p>理屈としては納得できなくもありません。<br>ただあの声は、すぐ近くから直接発せられた人の肉声にしか聞こえませんでした。<br>それに業務連絡のような、まるで感情のこもっていない言い方だったことも、今も妙に引っかかっています。</p>



<p>それ以来、私は夜に帰宅してあの外廊下を歩くたび、無意識に周囲を気にするようになりました。何かしらの答えを見つけないと落ち着かなかったのだと思います。<br>特にあの体験から数日間は、廊下で一度立ち止まり、静かに耳を澄ませたりもしましたが、自分が何か怖いことをしているような気がして、余計に落ち着きませんでした。</p>



<p>結局、声を聞いたのはあの一度きりでした。</p>



<p>直接的な被害があったわけではありませんが、「説明はできるけれど、納得はできない出来事」という印象だけが強く心に残っています。</p>



<p>今振り返ると、もしあの時録音でもできていれば何か分かったのかもしれませんが、あの場ではとてもそんな心の余裕も時間の猶予もありませんでした。</p>



<p>誰かのいたずらだとしても、全く足音も気配もありませんでしたし、もし設備の誤作動なら同様の現象がたまに再現されてもいいと思うのですが、結局あの声を再び聞くことはありませんでした。</p>



<p>その半年後、私は部屋の更新をせずに引っ越しました。直接の理由は仕事や生活の都合ですが、あの廊下での体験が頭の片隅に残っていたのも事実です。</p>



<p>今でもあの外廊下と似たような場所を歩いたりすると、無意識に背後が気になってしまいます。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「ドアノブ」不思議怪談（東京都）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 06 Mar 2026 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[音・声]]></category>
		<category><![CDATA[東京都]]></category>
		<category><![CDATA[ホテル・旅館・温泉]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：秋田数こ さん（33歳/女性/会社員）体験場所：東京都足立区〇〇〇駅西口周辺のビジネスホテル これは10年ほど前、私が都内の中小企業で営業として働いていた頃の話です。 その夜は、翌日の展示会の手伝いで遅くなり、終 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-2680382374" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：秋田数こ さん（33歳/女性/会社員）<br />体験場所：東京都足立区〇〇〇駅西口周辺のビジネスホテル</div>


<p>これは10年ほど前、私が都内の中小企業で営業として働いていた頃の話です。</p>



<p>その夜は、翌日の展示会の手伝いで遅くなり、終電を逃してしまいました。仕方なく会社の経費で泊れる範囲の安宿を探していると、足立区○○○駅の西口側に古いビジネスホテルを見つけました。</p>



<p>くすんだベージュ色の外観で、入口の自動ドアの開閉音がやけに大きく響くのが印象的でした。<br>フロントには50代くらいの男性がいて、無愛想というよりは、ずっと眠そうな顔をしていました。その男性から「3階の一番奥の部屋です」と言われて渡された鍵は、カードキーではなく、鍵穴に刺してガチャッと回す昔ながらのタイプのものでした。</p>



<p>カーペットが敷かれた廊下を歩いて部屋に向かう間も、空気が重たく感じます。換気が悪いのか、タバコとカビと古い香水が混じったような匂いがして、正直あまり気持ちのいい環境ではありませんでした。</p>



<p>部屋はごく普通のシングルタイプでした。ユニットバス付きで、ベッド、机、テレビ、小さな冷蔵庫が設置されていました。古くはありましたが、不潔ということはなく、「安いしこんなもんだろう」と納得して、シャワーを浴びて、すぐに寝ました。</p>



<p>問題は深夜に起こりました。</p>



<p>午前3時頃だったと思います。<br>突然ドアノブが「ガチャ……ガチャ……」と静かに回される音で目が覚めました。</p>



<p>夢かと思ってしばらく目を閉じたままでいると、どうやらそれが現実の音だと気が付きました。</p>



<p>部屋のドアノブを誰かが外側から回す音。<br>他の宿泊客が勘違いしてるのかな？と思って「部屋間違えてませんか？」と声を掛けようとした時、ドアノブの音が止まりました。</p>



<p>でも、廊下からは人が立ち去る足音が聞こえません。<br>自分の心音が聞こえるほどの静寂でした。</p>



<p>気になってベッドから起き上がり、ドアスコープから廊下を覗きましたが、ドアの前には誰もいませんでした。廊下の照明だけが点いていて、そこから人の気配だけが抜け落ちたような、不自然な空間に感じました。</p>



<p>そのまま布団に戻り、無理やり目を閉じました。</p>



<p>それだけでは終わりませんでした。<br>それから十数分後のことです。</p>



<p>今度はドアノブが、さっきよりもゆっくりと回されました。</p>



<p>「……ガ……チャ……」</p>



<p>明らかに様子をうかがうような動きでした。<br>ガタガタと強引にドアを開けようとするのではなく、、静かに、しかし確実にノブを下げようとする動き。</p>



<p>一度ならず二度までも、さすがにおかしいと思い、思い切ってドアへ向かいました。</p>



<p>「……誰ですか？間違ってますよ」</p>



<p>そう言った瞬間、ノブの動きがピタリと止まりました。</p>



<p>数秒の沈黙があり、次に聞こえたのは、小さな吐息のような音でした。<br>声でも咳でもなく、ただ空気の擦れるような呼吸音。</p>



<p>酔っ払い？それか寝ぼけた他の客だろうと思おうとしましたが、体だけは正直で、背中を冷たい汗が伝うのがはっきり分かりました。</p>



<p>その夜は結局、電気を点けたままで、ほとんど眠れませんでした。</p>



<p>翌朝、チェックアウトの時にフロントの男性にさりげなく聞いてみました。</p>



<p>「昨日の夜、廊下で物音がしませんでしたか？」</p>



<p>すると男性は一瞬だけ私の顔を見て、すぐに視線を落とすと、「ああ……たまに、ありますね」とだけ言いました。</p>



<p>「え？……誰かいたということですか？」と再び聞くと、フロントの男性は一度だけ首を横に振り、「部屋、間違えて泊まらせちゃったかもしれないですね」と、よく分からない返事をしました。それ以上、何を聞いても答えてくれませんでした。</p>



<p>後日、同僚にこの話をすると、「そのホテル、昔自殺があったって聞いたことがあるよ」と言われました。それが本当なのかどうかは調べていません。</p>



<p>正直、あの体験が何だったのか分かりません。<br>ただ、ドアノブは確かに誰かに回されていた、その感覚だけは今でもリアルに記憶に残っています。人だったのか、そうでなかったのか。今でもはっきりとは判断できないままです。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「3時15分」心霊怪談（東京都）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 20 Feb 2026 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[心霊]]></category>
		<category><![CDATA[アパート・マンション・団地]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[東京都]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：哀愁のゴン さん（30代/男性/WEBエンジニア）体験場所：東京都中野区新江古田〜沼袋の住宅街のアパート 去年の7月、仕事で大型案件に携わっていた頃、毎日徹夜続きで精神的にも肉体的にもボロボロで、そんな忙しい時期 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-1645790442" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：哀愁のゴン さん（30代/男性/WEBエンジニア）<br />体験場所：東京都中野区新江古田〜沼袋の住宅街のアパート</div>


<p>去年の7月、仕事で大型案件に携わっていた頃、毎日徹夜続きで精神的にも肉体的にもボロボロで、そんな忙しい時期になぜか引越しをしてしまい、その時のアパートで体験した話です。</p>



<p>場所は東京の中野区、西武新宿線の沼袋駅から徒歩7分くらい。大通りから一本入った静かな住宅街にひっそりと佇む木造2階建てのアパートでした。築40年以上は経っていましたが、1K、ユニットバス付で家賃5万円台と格安。内見時に「古いけど日当たりいいし、駅から近いし、まあとりあえず1年だけ」って軽い気持ちで即決しました。</p>



<p>引っ越して初日の夜、疲れ果てて23時くらいに寝落ち。<br>で、何かの音で目が覚めたのが夜中の3時15分。</p>



<p>最初はスマホのアラーム音かと思ったんですけど、よく聞くとインターホンの音なんですよ。</p>



<p>ピンポーン……ピンポーン……って、妙にゆっくりした間隔で2回。</p>



<p>「誰だよこんな時間に……」って寝ぼけながらモニター見たら、誰もいない。外灯がぼんやりと玄関前と錆びた階段を照らしてるだけ。気味悪かったけど、「近所の酔っ払いが間違えたのかな？」ってことにして、すぐまた寝ました。</p>



<p>でも次の日、また同じ時間にインターホンが鳴ったんです。<br>同じ鳴り方で、ゆっくりと2回。ピンポーン……ピンポーン……って。</p>



<p>「え？・・・なんで？」って疑問ばかりでしたが、気味が悪いし、その日は無視したんです。</p>



<p>それから3日目も、4日目も、やっぱり同じ時間にインターホンが鳴る。<br>ピンポーン……ピンポーン……って。</p>



<p>それが1週間続いた頃にはもう完全にパターンだと分かってて、3時10分くらいになるとドキドキし始めて、時計見ながら「来るな来るな……」って念じてました。</p>



<p>でも必ず3時15分ジャストに鳴る。<br>秒すら狂わない。<br>ピンポーン……ピンポーン……って。</p>



<p>翌日、さすがに耐え切れなくなって管理会社のおばちゃんに電話したんです。</p>



<p>「202号室なんですけど、夜中の3時15分に毎日インターホンが鳴るんです」</p>



<p>って言ったら、明らかに電話口の向こうの空気が変わったのが分かりました。</p>



<p>「ああ……その部屋ねぇ……」</p>



<p>って、ため息混じりで、おばちゃんの口からポロッと出てきたのが、</p>



<p>「前の住人、去年の夏にそこで亡くなっててね。発見されたのが亡くなって1週間後でさ……」</p>



<p>死因は熱中症による孤独死。40代後半の独身男性で、発見時はもう……かなり酷い状態だったそうです。<br>で、僕が入居したのが、その人の命日からほぼちょうど1年後。それ聞いた瞬間、背筋が凍りました。</p>



<p>でもまだ「偶然だろ」って自分に言い聞かせていたんですけど、8日目の夜が決定的でした。<br>いつものように3時15分にインターホンが鳴って、今までは無視してたけど、その日はなんか「今日は違う」気がして、恐る恐るモニターを見たら……</p>



<p>・・・映ってたんです。</p>



<p>玄関前に、ワンピースみたいな白い服を着た女の人が立ってて、長い髪で、顔が……真っ黒。</p>



<p>モニターの故障、それとも目の錯覚かと思って目をこすったら、モニターの映像がザザッと乱れて、次の瞬間もう誰もいませんでした。</p>



<p>でも、僕ははっきり見たんですよ。<br>肩のあたりに、ナースキャップみたいな白い影があったのも。</p>



<p>それで完全に頭パニックになって、その夜は電気つけっぱなしで朝まで一睡もできず、翌朝には友達の家に転がり込んで、それから荷物まとめて実家に逃げ帰りました。</p>



<p>その後アパートには一度も戻ってないです。</p>



<p>あとで近所のおばあちゃんに聞いた話なんですが、そのアパート、昔は近くの病院の看護師寮だったそうなんです。<br>で、当時、夜勤明けで帰ってきた20代の看護師さんが、部屋で心臓発作起こして亡くなったらしく、発見されたのが……確か3時15分頃だったとか。それが30年くらい前の話。<br>それ以降、毎年夏になると「誰か訪ねてくる」って、近所で噂になってたらしいです。</p>



<p>つまり、僕が見た白い人って、前の住人じゃなくて、もっと昔に亡くなったその看護師さんだったのかもしれません。だって、モニターに映ってた人の服、よく考えたら白いワンピースじゃなくて、看護師さんの白衣だったように思えて……。</p>



<p>今でもあの映像がフラッシュバックして、夜中にインターホンが聞こえると条件反射で飛び起きてしまいます。新しいマンションに引っ越した今でも、インターホンの電源は常に切ってるし、宅配便もボックス指定にしています。</p>



<p>変な話ですけど、あれ以来「3時15分」って数字見るだけでゾワッと全身の毛が逆立つんです。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】長編「共鳴」不思議怪談（東京都）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 02 Jan 2026 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[家・土地]]></category>
		<category><![CDATA[音・声]]></category>
		<category><![CDATA[東京都]]></category>
		<category><![CDATA[長編]]></category>
		<category><![CDATA[神社・お寺]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：ももん さん（30代/女性/会社員）体験場所：東京都北区 私が東京都の北区に住んでいたのは、まだ在宅勤務が一般的になる少し前のことだ。○○銀座の外れにある木造二階建ての古い長屋の住居を、友人の紹介で安く借りられる [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-194270965" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：ももん さん（30代/女性/会社員）<br />体験場所：東京都北区</div>


<p>私が東京都の北区に住んでいたのは、まだ在宅勤務が一般的になる少し前のことだ。<br>○○銀座の外れにある木造二階建ての古い長屋の住居を、友人の紹介で安く借りられることになった。</p>



<p>長屋の各玄関先は細い路地に面していて、路地を挟んで向かいには古い家が軒を連ねていたが、空き家も多かった。路地の先は、片方は長屋の奥で行き止まりになっていて、もう片方はすぐ先でＴ字路に突き当たる。そこを右に折れると大通りへと続く路地が伸びていた。Ｔ字路の突き当りには小さな稲荷があり、赤い鳥居の奥には年季の入った狐が二体座っていた。</p>



<p>二階建ての長屋はどの住居も間口が狭く、開き戸の玄関を開けて中に入ると、すぐに二階に続く急な階段がある。階段を上った先には短い廊下と、障子戸で仕切られた六畳一間があるだけ。私はその二階の部屋を寝室に使っていた。一階には台所と便所と風呂があるといった具合。私の住居はその長屋の一番端だったため、二階の窓からは路地の突き当りにある稲荷がすぐそこに見えた。</p>



<p>最初の違和感は、夜になると必ず聞こえる「二階の足音」だった。いや、正確には私が一階にいる時は二階で足音がし、二階に上がると今度は一階で軋む音がする。家鳴りだろうと私は自分に言い聞かせていた。</p>



<p>ある晩、コンビニの帰りに大通りから路地に入ったところでスマホが鳴り、足を止めた。ふとスマホから顔を上げると、すぐ先にある稲荷の前に人影が見える。路地に入ると途端に街灯が弱くなるため、人影の輪郭しか見えないが、おそらく細身の男のようだった。鳥居の柱の陰からこちらを窺っているように見えた。</p>



<p>私はなんとなく頭を少し下げ、会釈するようにその前を通り過ぎると、Ｔ字路を曲がってすぐの長屋住居に鍵を差し込み中に入る。軋む玄関扉を閉めようとした瞬間、背後で「ジャリ…」と玉砂利を踏む音が鳴った。稲荷ではなく玄関のすぐ前でだ。</p>



<p>もう一度玄関を開けて外を覗いてみたが、路地には誰もいないし、先ほどまで稲荷にあった人影もなくなっていた。<br>気のせいか、と靴を脱いだ時、階段の上から「ギ…ギ…」と床が押される音が聞こえた。二階に誰かいる。いつもの家鳴りではあるが何となく胸がざわつく。私はゆっくりと階段を上がって六畳間の障子を開けた。部屋には畳と布団、それと折りたたみ机がぽつんとあるだけ。窓は締まっているし、いつも通りの静寂がそこにはあった。私は胸をなでおろし、一階へ下りると、また天井が鳴った。やはり二階を誰かが歩いているように感じた。「そこにいるの？」と独り言のように言ってみると、返事はないが、音は止んだ。</p>



<p>数日後、友人の佐伯（同じく北区在住）を呼び、晩飯を作って飲んだ。<br>二人で階下の流しに立っていると、また例の音がした。二階で「トン、トン」と、端から端まで規則正しく歩く気配。<br>私は佐伯を見て聞いた。</p>



<p>「聞こえる？」</p>



<p>「…聞こえる。上に誰かいるの？」</p>



<p>私たちは二人で階段を上がり、六畳の部屋の真ん中まで行くと、しばし立ち尽くした。<br>畳は冷たく、天井の裸電球が少し揺れているように見えた。</p>



<p>沈黙に耐えかね、私はスマホを取り出すと、ボイスメモを起動し、「今、録音してる」と言った。<br>すると廊下の先の階段の影で、「シャッ」と、衣擦れのような音がした。</p>



<p>佐伯が小声で、「帰ったのかな？」と耳打ちをした。<br>私たちはなんとなく笑って、何かごまかすように二階で酒を飲み直した。</p>



<p>コプッ、コッポッポッポッポッ…と、コップにビールを注ぐ音に耳を澄ませていると、どこからともなく線香の匂いが流れてきた。部屋に線香はない。匂いの元をたどると、開いた窓の外からだった。窓際から路地の先の稲荷を覗くと、かすかな灯りが揺れていた。誰かが夜に参拝しているのだろうか。しかし稲荷で線香を、と思うが。</p>



<p>決定的だったのは別の夜、深夜の二時過ぎだった。寝入りばな、階段を上がる重い足音で目が覚めた。一段ごとに古い木がきしむ。「ギ…ギ…ギ…」。足音は部屋の前で止まり、障子を指で押すような「ピシ」という音がした。私は声を出せず、呼吸だけが浅くなった。<br>やがて足音は階下へと降りていき、部屋の中に入ってくることはなかった。残ったのは釘の緩んだ踏み板の微かな振動と、離れた大通りを流している車の走行音だけだった。</p>



<p>翌朝、私は階段を点検した。段裏の釘、手すり、踏み板と、丁寧に観察してみると、踏み板の縁に黒い煤のような筋が左右に擦れているのを見つけた。誰かが夜に何度もそこを踏んでいるのだと思った。私自身も踏む場所だが、筋が異様に濃いのが気になった。洗剤で拭いても全く落ちなかった。</p>



<p>いよいよ心配になって、たまに挨拶を交わす長屋の斜向かいの古道具屋店主（70代くらい）に話を聞いた。</p>



<p>「ああ、あの突き当りの稲荷がね～」</p>



<p>店主はそう言って、こんなことを教えてくれた。</p>



<p>今は稲荷になっているが、十数年前そこには古い家が建っていて、そこで独り暮らしの男性が亡くなった。しかし、しばらく遺体は発見されることなく、最初に異変に気が付いたのは深夜の見回りをしていた近所の人だったという。</p>



<p>「その家の男性の姿を最近見かることがなく、夜も家には照明が灯らない。なのに夜中の見回りでその家の前を通ると、暗い二階を誰かが歩いている音が聞こえる、ってね。警察が来て、中で倒れてるのが見つかった。それからも、その家の前を通ると時々誰かの足音を聞くって言う人がいたんだよ」</p>



<p>後に家は取り壊され、今の稲荷が建てられたとか。店主は、稲荷は地元の人が管理しており、毎月朔日に線香を上げるのだと言った。</p>



<p>その夜、私はボイスメモを録音したまま寝た。<br>翌朝、聞き返してみると、午前二時四分に階段の音が記録されていた。</p>



<p>木が軋む音に続き、「…ただい…」と声が聞こえる。少なくとも私にはそう聞こえた。音量を上げて何度も再生すると、声は単なる軋み音に聞こえる気もした。人の言葉に聞こえるのは、私の脳が意味付けをしているだけかもしれない。</p>



<p>だが、私が一番引っかかったのはその直後、私の寝息にかぶさるように、「カチッ」とガスメーターのような小さな金属音が入り、続いて畳を素足で歩くような「スーッ…スーッ…」という摩擦音が二歩分だけ記録されていたことだ。寝ている私が立てた音ではないはず。</p>



<p>私は臆病ながらも理屈を求める性分で、今家で起こっている現象にいくつかの仮説を立てた。<br>家鳴り、配管の熱収縮、外を通るトラックの振動、路地の反響、隣家の生活音など、考えられる可能性は十分多い。</p>



<p>しかし、長屋も含め路地には空き家が多く、私の隣の長屋住居も誰も住んでいない。路地の住居や隣家からの音である可能性は低いと感じる。配管やトラックの音にしても音の性質がだいぶ違う。あくまで録音されたのは人の出す音に限りなく近いものに気こえた。或いはやはり家鳴りなのか・・・</p>



<p>いっそ引っ越そうかと考え始めた頃、最後の出来事が起きた。</p>



<p>梅雨の明けた蒸し暑い夜、私は帰宅前に稲荷の前で足を止めた。路地に私以外誰もいないことを確認して、「すみません、ここに住ませてもらってます」と小声で言って手を合わせた。<br>それから玄関の鍵を開けた時、背後で「ジャリッ」と、玉砂利を踏む音がまた聞こえた。同時に家の中から外に向かって、微かに風が通った。</p>



<p>家に入ると、あの足音が一切しない。<br>その夜は静かで、久しぶりにぐっすり眠れた。</p>



<p>翌朝、気になってあの階段の煤を確認してみると、以前よりもよりだいぶ薄くなっている気がした。もちろん拭いた覚えはないし、ただの偶然だと言われればそれまでだが。ただ、私はそれきり、家の中を歩く足音を聞くことはなかった。</p>



<p>それから数週間後、私はわけあって北区を離れることになった。<br>引っ越しの前日、古道具屋に挨拶に行くと、店主が小さな鈴をくれた。</p>



<p>「稲荷の前を通る時、鳴らしてごらん。生きてる人にも、そうじゃない人にも、ここにいるよって合図になるから」</p>



<p>と、店主は言った。<br>私は深々とお礼を伝えると、鈴を受け取った。</p>



<p>その最後の夜、鳥居の前で一度だけ鈴を鳴らしてみた。<br>澄んだ音が路地に広がり、どこかで犬の吠える声が一度だけ聞こえた。</p>



<p>引っ越して数ヶ月後、あの夜録音した音声データのことを思い出し、処分しようと思った。その前に、例の「ただい…」と、人の声のようなものが聞こえた部分だけ再生してみた。初めてイヤホンではなくスピーカーで聞いたところ、「ただい…」と人の声に聞こえた音は、階段の段鼻をこする軋み音と、私の布団が擦れる音の重なりだと分かった。脳は意味を欲しがる。私が“物語”を作っていたのだろう。</p>



<p>それでもあの長屋に住み始めてから、人の気配や足音が聞こえ続けたのは確かだし、それらが稲荷に挨拶して以来スッと止んだことも。それに階段の煤にしてもそうだ。長屋を去るその日まで、いくつも説明のつかない体験をしたことは全て事実だ。</p>



<p>もしかしたら、現象の多くは家鳴りや近隣の反響音で説明できるのかもしれない。<br>しかし今になって考えると、私はあの場所にまつわる記憶や気配を感じていたのかもしれないと思う。今も毎月朔日に焚かれる線香、それを営む路地の人々の暮らし、人は場所と共鳴するのだと思う。私の体験はそういった場所の持つ空気が特定の『意味』を示した形なのかもしれないと。</p>



<p>今でも用があってあの近くに行った時は、懐かしくてあの路地を通ることがある。その度に私は稲荷に軽く会釈をする。そこに“誰か”がいるからではなく、あの場所が誰かの「ただいま」を受け止め続けている気がするからだ。</p>
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			</item>
		<item>
		<title>【怖い話｜実話】短編「謎のお香」人間が一番怖いと思う話（東京都）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 26 Dec 2025 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人間]]></category>
		<category><![CDATA[アパート・マンション・団地]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[東京都]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：オオモリ さん（40代/男性/会社員）体験場所：東京都新宿区西新宿 これは私が10年ぶりに高校時代の友人と偶然再会した時の話です。 今から3年ほど前、私は新宿に買い物に来ていました。電化製品など色々と物色したので [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-1879674711" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：オオモリ さん（40代/男性/会社員）<br />体験場所：東京都新宿区西新宿</div>


<p>これは私が10年ぶりに高校時代の友人と偶然再会した時の話です。</p>



<p>今から3年ほど前、私は新宿に買い物に来ていました。電化製品など色々と物色したのですが、結局値段に納得できず、何も買わずに帰ることにしました。</p>



<p>新宿駅に着き、小田急線で自宅に帰ろうとしていると、改札付近で「◯◯君」と突然誰かに声をかけられました。振り向くと、そこには高校時代の友人Ａ君がいました。</p>



<p>Ａ君とは10年ぶりの再会でした。前に会ったのは確か数人の友人で集まった時だったと記憶しています。</p>



<p>私は懐かしさと嬉しさで「久しぶり」と声をかけると、「だね」とＡ君は明るく返してくれました。「どうしたの？こんなところで？」と聞くと、Ａ君は「ウチ、すぐ近くなんだよね」と言います。私は何だかＡ君の現状が気になってしまい、「今から、家行ってもいい？」とダメ元でお願いしてみました。するとＡ君は「別にいいよ」と快く答えてくれました。</p>



<p>新宿駅の外に出ると、「ここからバスに乗るんだ」とＡ君に促されるままバスに乗車。7分ほど行った先の停留所でＡ君は停車ボタンを押しました。降り立ったのはどこにでもありそうな普通の住宅地。そこを少し歩いた先に、Ａ君の住むマンションがありました。</p>



<p>「ここの3階」とＡ君は事もなげに言います。私からすると新宿のマンションに住むなんてハードルが高すぎて考えたこともありません。「ここってやっぱり家賃高いの？」と聞いてみると「そんなに高くないよ」とＡ君はあっけらかんと答えました。</p>



<p>私はとにかく家賃について気になってしまい、しつこく「いくらなの？」と畳み掛けると、Ａ君はあっさり「6万円」と答えたのです。意外すぎました。（この立地でこの建物だったら普通に10万円とか軽く超えそうだけどな…）と、私はちょっと不信に思いました。</p>



<p>マンションのエントランスを抜けてエレベーターに乗り込み3階に到着。Ａ君が部屋の扉を開ける時、私は少し身構えました。家賃の安さから想像するに、そういった物件かもしれませんから。</p>



<p>中に入ると、第一印象としては特に変わった様子はありませんでした。それどころか普通に綺麗な1LDKで、男の一人暮らしとしては合格点です。</p>



<p>「リビングに座って適当にくつろいでてよ」</p>



<p>そう気遣ってくれると、Ａ君はお茶を沸かしにキッチンへ。Ａ君の部屋に興味津々の私は、その間も飾ってあるものなどを物色。リビングの片隅に本棚があったので、Ａ君がどんな本を読むのか色々見ていると、やたらと自己啓発の本が多いことに気が付きました。</p>



<p>「Ａ君ってこういう本読むんだ？」</p>



<p>キッチンにいるＡ君にそう声を掛けると、</p>



<p>「この部屋に引っ越してきてから、なんだか落ち込むことが多くてね。だから少しでも前向きにならないと、ってね」</p>



<p>そんなことをＡ君は言います。</p>



<p>（この部屋に引っ越してから落ち込むことが多い？それってもしや…やっぱりここって…）</p>



<p>私はこの部屋の家賃が異様に安い理由が分かった気がしました。</p>



<p>『事故物件』</p>



<p>その可能性が否応なしに私の中で高まっていきました。実は都内には結構な数の事故物件が存在するということを、何かで聞いたことがあったので。</p>



<p>そうこうしていると、Ａ君がキッチンからお茶を持ってリビングに戻ってきました。<br>なんだか改めて見ると、10年ぶりに会うＡ君は以前より少しやつれたように見えます。</p>



<p>久しぶりにＡ君に会って舞い上がっていた私の感情も、事故物件に住んでやつれてしまった本人を前にどこか冷めてしまったようで、それどころか、むしろ10年のブランクのせいで部屋全体によそよそしい気まずい空気が流れました。（何か話をしないと）咄嗟にそう思い、私は他愛ない世間話や共通の知人の話などをして間を繋げました。</p>



<p>すると、30分くらい経った頃でしょうか。</p>



<p>「お香焚いていい？」</p>



<p>突然Ａ君はそう言って立ち上がりました。</p>



<p>「えっ、そんな趣味あったっけ？」<br>「知り合いから貰って、それ以来ハマっちゃったんだよね」</p>



<p>そんなやりとりをする間にも、手慣れた様子でお香を焚くＡ君。次第に独特の匂いが辺りに漂い、私は不思議な感覚に襲われました。</p>



<p>数分後、私はなんだか頭がボーっとして気分が悪くなってしまい、ひとまずベランダに出ました。新鮮な空気を吸い、しばらくしてようやく冷静になれた私は、帰るタイミングを失っていることに気が付きました。というか早く帰りたいと思いました。</p>



<p>部屋に戻りＡ君に「そろそろ帰ろうかな」と伝えました。するとＡ君は何故か焦った様子で、「え？え？もう帰るの？じゃ、じゃあこれお土産、これあげる！」そう言って謎の紙袋を差し出されました。その場で中を確認したかったのですが、「失礼かな」と思い、Ａ君の部屋を出るまで袋は開きませんでした。</p>



<p>部屋を出てエレベーターに乗っている時、お土産にもらった紙袋を開けてみると、中にはおそらく先ほどＡ君が使用していたであろうお香が入っていました。お香のパッケージを確認すると、それはどうやらタイのお香らしく、箱には馴染みのない文字が沢山羅列されていて、なんだか急に気味が悪くなりました。</p>



<p>ふと腕時計を見て時間を確認すると、Ａ君の部屋を訪ねてから3時間も経過していて驚きました。私の感覚としては1時間も経っていないつもりだったので、本当に不思議です。というか怖いです。</p>



<p>新宿駅から電車に乗り、自宅に向かう間もずっとＡ君からもらったお香のことが気になって仕方がありませんでした。あの独特な匂いが本当に苦手で、たぶん一般的にも決して良い香りではないと思います。Ａ君には悪いと思いましたが、数日後にそのお香は捨てることにしました。</p>



<p>なぜＡ君はあんなお香にハマったのか？<br>そして私の前であのお香を焚いた事に、何か作為的なものはなかったのか？<br>それにあの物件に住み続けていて、Ａ君は本当に大丈夫なのだろうか？</p>



<p>10年ぶりに再会したＡ君が謎すぎて、今は少し気味の悪い再開だったように感じ、ここに書いてみました。</p>



<p>あれ以来、今のところＡ君とはまだ会っていません。</p>
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			</item>
		<item>
		<title>【怖い話｜実話】短編「おじさんの謎行動」人間が一番怖いと思う話（東京都）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 05 Dec 2025 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人間]]></category>
		<category><![CDATA[ストーカー]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[人形・ぬいぐるみ]]></category>
		<category><![CDATA[東京都]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：タカモト さん（40歳/男性/会社員）体験場所：東京都豊島区東池袋 これは私が池袋のとあるアニメグッズのお店に行った時の話です。 私は昔からアニメが大好きで、大人になった今でもその気持ちは変わっていません。 今か [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-3872679488" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：タカモト さん（40歳/男性/会社員）<br />体験場所：東京都豊島区東池袋</div>


<p>これは私が池袋のとあるアニメグッズのお店に行った時の話です。</p>



<p>私は昔からアニメが大好きで、大人になった今でもその気持ちは変わっていません。</p>



<p>今からかれこれ5年くらい前、友人のＡくんから突然「今度、池袋のアニ〇イトに行かない？」と誘われました。有名なアニメショップでしたが、私はそれまで一度も行ったことがなかったので、すごく嬉しくて「行く行く」と即答しました。</p>



<p>約束の日曜日、池袋駅でＡくんと待ち合わせました。<br>私は最寄り駅から電車を一つ乗り継いで池袋駅に到着。駅前で待っていると少しして「お待たせ」と言ってＡくんがやってきました。この日が楽しみで仕方なかった私は「全然待ってないよ」とご機嫌に返しました。</p>



<p>目的地のアニ〇イトは駅からすぐのところにありました。歩いて大体5分で到着。私は高鳴るテンションを抑えＡくんに「ここがアニ〇イト？」と聞くと「そうだよ」と答えてくれました。</p>



<p>店内に入ると、本当にアニメグッズの宝庫でした。たくさんのグッズで溢れかえっていて、正直興奮しましたね。ふとＡくんを見ると、彼もまた興奮している様子で瞳がキラキラ輝いていました。</p>



<p>お互いに好きなアニメが違っていたので、「1時間後に入口で待ち合わせよう」と約束して、一旦その場で別れました。</p>



<p>まず私が向かった先は、日常系アニメというジャンルのブース。しげしげとグッズを吟味していると、その中に目星のキャラのフィギュアを発見しました。ただちょっと値段が高かったので、いったん買うのを躊躇しました。</p>



<p>どうしようかと悩み、しばらく推しのフィギュアを凝視していると、</p>



<p>「これ、いいな～」<br>「買っちゃおうかな～」</p>



<p>私の横に50代中盤くらいのおじさんがいて、ブツブツ独り言を言っています。</p>



<p>その姿を見て私は（何、この人、気持ち悪っ）と思い、すぐさまそこから離脱。他にも見たいアニメのブースがあったし、また新作アニメのグッズも探したかったので、とりあえず店内をウロウロすることにしました。その途中、推しアニメの可愛いクリアファイルとボールペンを発見し（これなら値段も安いし買える！）と購入を決断。</p>



<p>そんな時、ふと背後に気配を感じ、何の気なしに振り返ると、すぐそこに先ほどのフィギュアのおじさんがいてめちゃくちゃ驚きました。私は気持ちを落ち着けて（偶然、好きなアニメが被っただけだろう）と、それ以上は詮索せず他のブースへ移動しました。</p>



<p>一通り回っていると、気がついたらあっという間に一時間が経過していました。Ａくんとの約束の時間なので、私は一階の入り口へと足早に向かいました。</p>



<p>入り口には既に買い物を済ませたＡくんが待っていました。<br>「ごめん、待った？」と言うと、Ａくんは「全然」とあっけらかんと返してくれました。</p>



<p>Ａくんもかなり本気の買い物に臨んだようで、大量のアニメグッズが詰まった袋を両手に持っていました。「結構買ったね」と言うと、Ａくんは「ちょっと買いすぎちゃった」と苦笑い。そのまま二人とも満足して店を後にすると、私はまたしても不穏な気配を感じ取りました。</p>



<p>辺りを見回すと、近くの駐輪場に先ほどのおじさんがいて、今度は間違いなく私のことをジーッと見つめています。</p>



<p>（え？なんなのホントに？ストーカー？付きまとい？）</p>



<p>なんだか気味が悪いなと思いながら、私はおじさんと目が合ってしまったことを後悔し、すぐに視線を逸らしました。</p>



<p>「ちょっと、近くでお茶しない？」</p>



<p>この状態で一人になるのが心細かったので、私はそう言ってＡくんを誘いましたが、</p>



<p>「ごめん、この後ちょっと用事があって」</p>



<p>Ａくんはそう言うと、すぐにタクシーを止めて行ってしまいました。</p>



<p>一人になってしまった私は、仕方ないので帰ることにしました。おじさんの視線は未だ感じてはいましたが、私は敢えて何食わぬ顔で平静を装い、駅方面へ足を向けました。</p>



<p>駅に向かっている間もなんだか嫌な気配を感じるのですが、また目が合ってしまったら怖いので、後ろを確認することもできません。すると運悪く、横断歩道の赤信号に捕まってしまいました。</p>



<p>（後ろは一体どうなってるんだろう？まさか付いて来てないよなぁ…）</p>



<p>そんな不安に駆られ、私は一秒でも早く信号が切り替わってくれることを祈っていました。</p>



<p>するとすぐ背後から、自転車の走行音が近付いてきました。</p>



<p>（まさか、あのおじさんじゃないよな…）</p>



<p>祈るような気持ちでゆっくりと頭半分だけふり返り、横目で後ろを覗くと、案の定、あのおじさんが付いて来ています。嫌な汗が流れます。正面を向き直し、フーッと溜め息を吐くと同時でした。<br>キッ！と、おじさんの自転車が私の横に止まりました。</p>



<p>私にはそちらを振り向くことが出来ませんでした。願わくば、たまたまおじさんの帰り道がこっちなだけで、私とは関係ないことを切に願いました。</p>



<p>すると突然、おじさんが謎の小包を私の前に差し出してきたのです。</p>



<p>「これ、どうぞ」</p>



<p>そう声を掛けてきたおじさんの顔は何故かイキイキしています。</p>



<p>「…な、なんですか？これ」</p>



<p>怯えてしまって、私の声は自分でも驚くほどか細いものでした。</p>



<p>するとおじさんは、すこぶる元気に言いました。</p>



<p>「あなたが欲しがってたもの！」</p>



<p>内心（この場から一目散に逃げようか）と考えましたが、おじさんは自転車、徒歩のこちらは分が悪いと諦め、仕方なくその小包を受け取り、中を確かめました。そうしなければ、おじさんは立ち去ってくれそうもなかったので…</p>



<p>中に入っていたのは、先ほど私が店で買おうかどうか考えあぐね居ていたフィギュアでした。</p>



<p>「…え？どういうことですか？」</p>



<p>おじさんに聞くと、</p>



<p>「ずっと見てたから…」</p>



<p>そう一言呟くと、おじさんはそのまま自転車で横断歩道を渡って行ってしまいました。</p>



<p>「え？え…？何？どうするの、これ・・・」</p>



<p>フィギュアと一緒にその場に残された私は、なんだかとても気持ち悪くて、そのまま立ち尽くしてしまいました。確かにめちゃくちゃ欲しかったモノではありましたが、見ず知らずのおじさんから贈られると、正直これほどまで違ったモノに見えるのかと戸惑いました。</p>



<p>とりあえず、このフィギュアをどうしようかと考えながら、ひとまず駅まで歩きました。</p>



<p>「でも、やっぱり、気持ち悪いよな…」</p>



<p>という結論に達し、私はフィギュアを駅構内にあるゴミ箱に捨てました。</p>



<p>その後、自宅方面に向かう下り電車のホームへ行くと、私は再び驚いたのです。</p>



<p>そこに、同じホームで電車を待つおじさんの姿があったのです。</p>



<p>フィギュアは捨ててしまったし、今あのおじさんに自分の姿を見られたら絶対トラブルに発展すると思い、ひとまず私はホームの柱の陰に隠れ、おじさんが電車に乗り込むのを見届けることにしました。</p>



<p>数分後、電車が到着。<br>おじさんは、私と同じ方角の電車に乗り込み行ってしまいました。</p>



<p>その後、私も次の電車に乗り込み、無事自宅に帰ることができたのですが、ずっとモヤモヤした気持ちが残り、その夜はなかなか眠れませんでした。</p>



<p>あのおじさんは何が目的で私にフィギュアをくれたのか？<br>ただ善意での贈り物だったのか？</p>



<p>そのことを深く考えれば考えるほど、結局おじさんの目的が全くわからず、今でも漠然とした気味の悪さを拭えずにいます。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】短編「赤い玄関扉」人間が一番怖いと思う話（東京都）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 Aug 2025 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人間]]></category>
		<category><![CDATA[東京都]]></category>
		<category><![CDATA[ストーカー]]></category>
		<category><![CDATA[家・土地]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：マッキー さん（29歳/女性/WEBデザイナー）体験場所：東京都杉並区 高円寺 これは私がまだ大学生で、一人暮らしを始めた頃の話です。当時、私は東京都杉並区高円寺にあるワンルームマンションに住んでいました。古いけ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-1860700614" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：マッキー さん（29歳/女性/WEBデザイナー）<br />体験場所：東京都杉並区 高円寺</div>


<p>これは私がまだ大学生で、一人暮らしを始めた頃の話です。<br>当時、私は東京都杉並区高円寺にあるワンルームマンションに住んでいました。古いけど駅近で、学生に人気の物件でした。</p>



<p>ある日、講義の帰りに大学のサークル仲間と立ち話をしていた時、同じ学科だけどあまり接点のなかった男子学生のＡ君が私たちに近付いてきました。Ａ君はいつも一人でいて、正直あまり話したこともなかったのですが、なぜかその日は珍しく私たちの輪に入ってきて、やや強引に会話に加わってきたのです。</p>



<p>とは言っても、他愛ない会話はそのまま続いたのですが、彼がふいに言った一言がひっかかりました。</p>



<p>「〇〇さん（私）って、高円寺駅の南口の、赤いドアのマンションに住んでるよね？」</p>



<p>その場にいた全員が一瞬黙りました。</p>



<p>私は「え、なんでそれ知ってるの？」と笑いながら聞き返しましたが、Ａ君は「いや、なんか見たことある気がして」と曖昧にごまかしました。</p>



<p>誰も突っ込まないまま、いつの間にかその場の空気も元に戻ったのですが、私はずっと心の中がざわついていました。</p>



<p>私の住むマンションの玄関は「暗めの赤いドア」で、確かに目立ちます。でも、その物件は奥まった場所にあって、人が通りすがるような道沿いではなく、どこかに向かう途中で偶然目に入るような場所ではありません。そこに用のない人が立ち入るような場所ではないんです。もちろん私がＡ君に最寄り駅や自宅の場所を教えたこともありません。</p>



<p>なんだか腑に落ちないまま、それから数日が経った夜のことでした。<br>私はバイト帰りに、そこの角を曲がると直ぐ自宅のマンションというところまで来て、ふと違和感を覚えました。なにか視線を感じるんです。でも周囲に人の気配はない。首をかしげたまま角を曲がった瞬間でした。背後の駐車場の陰から、誰かが歩き去る音がしたのです。<br>その時は聞き違いかと思ったのですが…</p>



<p>翌朝、ポストの中に宛名のないメモが入っていました。</p>



<p>メモにはただ一言「昨日のワンピース、似合ってたよ。」とだけ書かれていたんです。</p>



<p>怖くなってすぐに管理会社に相談し、ポストに鍵をつけたり、防犯ブザーも持ち歩くようにしました。念のため大学にも相談し、Ａ君の名前も出しましたが、証拠もないし何かされたわけでもないから、大学として動くのは難しいとのことでした。</p>



<p>その後、すぐに私は引っ越しました。引っ越し先は誰にも言わず、SNSも一応鍵アカにして非公開にしました。<br>それ以来、変なことは起きていません。</p>



<p>でも、今でもたまに思い出します。<br>Ａ君はどうやって私の住むマンションの「赤いドア」を知ったんだろう？</p>



<p>ただの偶然？それとも……以前から私をどこかで見ていた？<br>証拠は何もないけれど、今でも赤いドアの家を見る度に、背筋がゾッとします。</p>
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			</item>
		<item>
		<title>【怖い話｜実話】短編「常連客Ａさんの噂」不思議怪談（東京都）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 01 Aug 2025 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[店・施設]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
		<category><![CDATA[東京都]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：みく さん（30代/女性/主婦）体験場所：東京都 新宿 歌舞伎町 私の友人が夜の仕事をしていた時に体験した、ちょっと不思議で怖い話です。 友人は、今でも思い出したくないって言うくらいなので、本人にとってはけっこう [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-1635521521" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：みく さん（30代/女性/主婦）<br />体験場所：東京都 新宿 歌舞伎町</div>


<p>私の友人が夜の仕事をしていた時に体験した、ちょっと不思議で怖い話です。</p>



<p>友人は、今でも思い出したくないって言うくらいなので、本人にとってはけっこう怖い体験だったみたいです。</p>



<p>その友達（仮に美香ちゃんとしておきます）は、20代のときに新宿歌舞伎町のキャバクラで働いていました。歌舞伎町の中ではわりと落ち着いた雰囲気のお店で、常連さんも多かったらしいです。</p>



<p>これは、その常連さんの中の１人、Ａさんに関するお話です。</p>



<p>Ａさんは、歌舞伎町のお客さんによくいるイケイケな感じでもなく、見た目も普通で、お仕事とかも普通そう（お金を持っていそうな感じではない）、清潔感もあるし、無茶な飲み方をしたりもしない、「無難な良いお客さん」って感じだったそうなのです。</p>



<p>ただ、Ａさんにはちょっとした噂がありました。</p>



<p>その噂というのが、「Ａさんに指名された女の子は、数か月で辞めていく」というもの。</p>



<p>最初は美香ちゃんも「たまたまでしょ？」くらいにしか思ってなかったみたいです。もともと夜の仕事って入れ替わりも多いそうなので。</p>



<p>でも、美香ちゃんが働き始めてからも、一緒に働いていた子たちが実際にＡさんに指名されたあと、次々と何人も同じように辞めていくのを見て、「あれ？偶然じゃないのかも？」って思うようになったそうです。</p>



<p>特にトラブルがあって辞めるでもないし、Ａさんから裏でお金をもらっているわけでもなさそう。どの子も普通に辞めていくことがむしろ不思議で、美香ちゃんは実際に辞めた子の中でも割と仲の良かった子に連絡して、その理由を聞いてみたそうです。</p>



<p>するとその子が言うには、「変なことされたわけじゃないんだけど、夜眠れなくなった」とか、「変な夢を見るようになって、怖い」とか、そんな話をしたそうです。その夢の内容というのも、「鏡に映った自分が笑ってた」とか、「部屋の隅に誰か立ってる気がする」とか、ちょっとゾッとするような感じで…。</p>



<p>その後しばらくして、遂に美香ちゃんにもＡさんからの指名が入る時が来ました。</p>



<p>さすがに少し「嫌だなぁ…」とは思ったそうですが、指名された以上は席に付かないわけにもいきませんし、とにかくその日は普通に接客することだけを心掛けたそうです。</p>



<p>でも、実際に接客してみると、やっぱりＡさんは普通で、優しいし、無理なことも言わないし、指名本数と売り上げもつくから、むしろラッキーと感じたんだとか。</p>



<p>ただ、その日から、美香ちゃんもやっぱり夜眠れなくなってしまいました。</p>



<p>さらにその数日後には、怖い夢を見るようにもなったのだとか…<br>夢の中で、鏡に映った自分が何か言っていたり、寝ている自分を誰かが見ている気がしたり。それで起きた時には空気がすごく重く感じられて、怖くて、さらに眠れなくなるそうです。</p>



<p>そんな日がしばらく続いて、美香ちゃんもお店を辞めてしまいました。</p>



<p>辞めた後で聞いたそうですが、その後もＡさんはフリーでお店に来ては、次の女の子を指名し、やっぱりその子も数か月で辞めてしまったのだとか。</p>



<p>お店を辞めてから美香ちゃんは、少しずつ前のように眠れるようにはなったそうですが、何年も経った今でも、夜に鏡を見ると、その頃のことを思い出して怖くなると言っていました。</p>



<p>美香ちゃんからそんな話を聞いてからというもの、私も夜中に鏡を見るのがちょっと怖くなりました。</p>
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			</item>
		<item>
		<title>【怖い話｜実話】短編「山手線で見た女性」不思議怪談（東京都）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 14 Mar 2025 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[東京都]]></category>
		<category><![CDATA[短編]]></category>
		<category><![CDATA[電車・バス]]></category>
		<category><![CDATA[女性]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：こぶらくだ さん（40代/男性/会社員）体験場所：東京都 JR山手線（新宿駅〜池袋駅間） 私の体験した不思議な出来事をお話しさせていただきます。 今でも時々思い出しては、あの時は何だったのだろうと考え込んでしまい [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-56137289" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：こぶらくだ さん（40代/男性/会社員）<br />体験場所：東京都 JR山手線（新宿駅〜池袋駅間）</div>


<p>私の体験した不思議な出来事をお話しさせていただきます。</p>



<p>今でも時々思い出しては、あの時は何だったのだろうと考え込んでしまいます。</p>



<p>当時、残業続きの日々を送っていた私は、その日も夜遅くまで会社に残っていました。</p>



<p>やっと仕事が一段落して、新宿駅から上野・池袋方面の山手線に乗り込んだのは23時45分頃だったと思います。</p>



<p>遅い時間のせいか、その日の山手線はいつもより空いていました。</p>



<p>私が乗り込んだ車両には、向かい合わせに並んだ座席にサラリーマン風の男性が2人と、若い女性が1人、それぞれ離れた場所に座っているだけでした。</p>



<p>私も空いている座席に座り、スマートフォンを取り出してLINEやメールのチェックを始めました。</p>



<p>隣の新大久保駅で先ほどの若い女性が降りていき、新たに40代くらいの女性が乗ってきました。</p>



<p>特に気にも留めず、私はそのままスマートフォンに目を向けていたのですが、なんとなく違和感を覚えて顔を上げると、その女性が私の斜め前の座席に座っているのが目に入りました。</p>



<p>最初に違和感を覚えたのは、その女性の服装でした。</p>



<p>11月末という寒い時期だったのに、薄手のワンピース姿で、上着も着ていません。</p>



<p>髪は肩くらいの長さで、若干湿っているように見えました。</p>



<p>そして、その女性の姿勢がどこか不自然でした。</p>



<p>背筋をピンと伸ばしたまま、両手を膝の上に置き、まるで人形のように動きがありません。</p>



<p>顔だけは、首をひねって後ろの窓を向いていたので、表情までは分かりませんでした。</p>



<p>見るともなく、その不自然な女性の様子を気にかけている間に、電車は次の高田馬場駅に到着し、サラリーマン風の男性2人が降りていきました。</p>



<p>車両の中には私とその女性だけが残されました。</p>



<p>やはりなんとなく気になって、とはいえ女性を直に凝視するのもためらわれます。<br>ですので私は、私の後ろの窓ガラスに映る姿を見て、その女性の様子を確認しようと後ろを振り返ったのですが、変なのです。</p>



<p>窓ガラスには私の姿しか映っていません。<br>その女性が座っているはずの場所に女性の姿がないのです。</p>



<p>慌てて直接その女性の方を見ると、確かにそこに座っています。<br>それなのに、窓ガラスには映っていないのです。</p>



<p>背筋が凍る思いがしました。<br>冷や汗が出てきて、手の震えが止まりません。</p>



<p>車両にはその女性と私の二人っきりです。</p>



<p>動揺しているのを悟られたくなくて、私はその場から動くことができませんでした。</p>



<p>そのうち、電車が次の目白駅に到着すると、その女性がゆっくりと首をひねらせ顔を前方に戻すと、私の方を向きました。</p>



<p>その顔を見た瞬間、私は思わず目を閉じてしまいました。</p>



<p>不思議なのですが、私はその表情を思い出すことが出来ません。<br>顔の輪郭ははっきりと覚えているのですが、その表情だけが今も思い出せないのです。</p>



<p>目を開けた時には、女性の姿はもうそこにはありませんでした。</p>



<p>目白駅に停車している電車のドアはまだ開いたままでしたが、誰かが降りて行った様子もありません。</p>



<p>目を閉じていたのは恐らくほんの2,3秒で、人が降りて見えなくなるほどの時間は経過していません。</p>



<p>まるで、最初からそこにいなかったかのように消えていたのです。</p>



<p>以上が私が遭遇した不思議な体験です。</p>



<p>その翌日、からかわれることを覚悟して、勇気を出して昨日の体験を会社の同僚に話してみると、実は似たような体験をした人が他にもいることが分かりました。</p>



<p>特に、遅い時間帯の山手線では、このような不思議な体験をした人が少なくないようです。</p>



<p>私自身、それまで幽霊や超常現象を信じる方ではありませんでしたが、この体験は私の中で「説明のつかない出来事」として明確に残っています。</p>



<p>都市伝説になっているような事故や事件との関連も調べてみましたが、決定的な手がかりは見つかっていません。</p>



<p>あれから1年以上が経ちましたが、時々夢に出てくることがあります。</p>



<p>その度に、あの女性の正体や、なぜ私の前に現れたのかを考えてしまいます。</p>



<p>窓ガラスに映らなかった女性の姿、そして記憶から消え去ってしまったその表情。</p>



<p>今でも遅い時間に山手線に乗る時は、つい車両の中を見回してしまいます。</p>
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		<title>【怖い話｜実話】長編「山の上の古い神社」不思議怪談（福島県）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[恐虫リリー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 21 Feb 2025 02:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[不思議]]></category>
		<category><![CDATA[神社・お寺]]></category>
		<category><![CDATA[山]]></category>
		<category><![CDATA[旅]]></category>
		<category><![CDATA[東京都]]></category>
		<category><![CDATA[長編]]></category>
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					<description><![CDATA[投稿者：わたこ さん（25歳/女性/会社員）体験場所：福島県 某所 私が大学生の頃、福島県へ旅行に行った時のお話です。 高校生の頃から仲がいい友人ＡとＢの二人とは、毎年一度はどこか温泉旅行へ出かけるのが恒例となっており、 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="kowam-1370322806" class="kowam- kowam-entity-placement" style="height: 200px;"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-6488115642226603"
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<div class="blank-box sticky">投稿者：わたこ さん（25歳/女性/会社員）<br />体験場所：福島県 某所</div>


<p>私が大学生の頃、福島県へ旅行に行った時のお話です。</p>



<p>高校生の頃から仲がいい友人ＡとＢの二人とは、毎年一度はどこか温泉旅行へ出かけるのが恒例となっており、その年は福島県を旅行先に選んでいました。</p>



<p>しかし、10月という季節が災いしてか、旅行当日に台風が接近。それでも行くのかと家族に心配され、宿泊予定の旅館からはキャンセル確認の電話もありましたが、なぜだか私たち三人は揃って予定変更のつもりは全くなく、あまり危機感も感じないまま当日を迎えました。</p>



<p>私「よーし、それじゃ出発出発ー！」<br>Ａ「台風ぜんぜん大丈夫そうちゃう？」<br>Ｂ「いけるいける、これやったら普通に観光できるで」</p>



<p>そんな会話をしながら地元大阪を後にして、私たちは当初の予定通りＡの車でのんびり福島まで向かうことにしました。</p>



<p>結局、心配されていた台風の影響も特になく、気付くと二泊三日の福島旅行初日を無事に終え、まだ17時頃と割と早い時間でしたが、私たちは早めに観光を切り上げて旅館に向かうことにしました。</p>



<p>Ａ「ナビ入れて、ナビ」<br>私「おっけー……あれ？なんかこの先、通行止めなってるっぽい。迂回して山道登らなあかんって」<br>Ａ「まじ？だる」</p>



<p>免許を持っているのはＡだけでしたので、Ａが運転、私が助手席、後部座席にＢが一人で乗っていました。</p>



<p>そのまま車のカーナビ通り山道の迂回路を進んでいくと、すれ違う車も民家もどんどん減っていき、気が付くと獣道のような細い未舗装路を走っていました。</p>



<p>Ｂ「え、なんかこわ」<br>Ａ「対向車きたらどうするん」<br>私「……」</p>



<p>この辺から私はなんとなく嫌な予感がしていました。予感というか、なんだか四方八方から視線を感じるような。</p>



<p>いつの間にか日も暮れて、空は真っ暗。周囲を木々に囲まれた獣道はハイビームでもほとんど前が見えないくらいの暗闇で、だんだんと他の二人の言葉数も少なくなっていくのが分かりました。</p>



<p>Ａ「引き返した方がいいんちゃう？」<br>私「いや、道狭すぎて戻られへんやろ。どっか広い場所に出ないと」<br>Ｂ「こわいこわいこわい」</p>



<p>ホラー抵抗の低いＡとＢは既に半ばパニック状態で、ホラー愛好の私だけがまだなんとか平静を保っていられる状況でした。</p>



<p>私「ナビ通りなら、この先にちょっと開けた場所があるからそこに行って引き返そ～」</p>



<p>私だけでも努めて明るく振舞い、二人を励ますようにしながらもうしばらく進むと、ようやく先ほど言っていた開けた場所に出ました。</p>



<p>そこで唐突に目に入ったのが「通行禁止」の看板と――</p>



<p>私「え、――鳥居？」</p>



<p>目の前に現れたのは随分と古びた神社でした。<br>名前は忘れてしまいましたが、確か「慶」の文字が入っていたと思います。</p>



<p>突然の神社の出現にＡの恐怖はマックスに達したようで、運転もできないくらい取り乱してしまいました。しかも困ったことにスマホの電波も圏外。</p>



<p>Ａ以外は免許を持っていないので、そのままＵターンして下山することもできず……。</p>



<p>私「とりあえず、神社に誰かおるかもしれんし、道聞いてくるわ」<br>Ａ「嘘やろ度胸どうなってるん？？絶対降りたら死ぬって」<br>Ｂ「こわいまじむりむり」</p>



<p>私「でもナビおかしなってるみたいやし、スマホも使われへんし、人に聞くしかないやん。大丈夫、死ぬ時は一緒やで」<br>Ａ「なんも安心できんが？？」</p>



<p>そんなやり取りを後に車を降りると、私はスマホの懐中電灯を照らして真っ暗な神社に入りました。</p>



<p>律儀に鳥居の前で一礼し、おそるおそる人を探します。</p>



<p>（幽霊よりも野生動物の方が怖いんよな〜。熊とかおらんよな？）</p>



<p>元々幽霊などは信じておらず、さっき感じた視線も野生動物のものだろうと思っていた私は、ある意味でびくびくしながら境内を回っていました。</p>



<p>社務所どこやろ、と思ってウロウロと彷徨っていたその時。</p>



<p>――カタン。</p>



<p>と、奥の方から物音が聞こえました。</p>



<p>明らかに人工物がぶつかる音で、人だ！と思った私は「すみませーん！」と大声を上げて音のする方へと向かいました。</p>



<p>到着したのは、なんと呼ぶのか知りませんが、神社でよく見る日本的な建物。<br>建物の襖越しに灯りが点いているのが分かったので、「すみませーん！」と、木の部分を叩いてノックし声を掛けました。</p>



<p>……が、無言。返事がありません。</p>



<p>聞こえてないんか？と思い、先程より大きな声でもう一度叫びましたが、やはり誰も答えてくれません。</p>



<p>このままでは拉致があかないと思い、中に入ることを決意した私は、「あー、えーと、お邪魔します」と、一応誰かに向けて断りを入れつつ、襖を開けた瞬間……絶句しました。</p>



<p>そこにあったのは、人形、人形、人形。</p>



<p>日本人形に海外の洋風な人形やら、ポップなぬいぐるみなんかもありました。<br>しかも、そのどれもがこちら側を向くように座らされていたのです。</p>



<p>私「やっっば！？」</p>



<p>幽霊を信じる信じないとか抜きに、さすがにこれには肝が冷えた私は「失礼しました！」と大声で謝罪してから襖を閉めて全力疾走。</p>



<p>そのまま車に走りこんで来る私を見て、ＡとＢは「なになに！？なに！？なに！？」と焦っている様子。</p>



<p>私「人はおらんかった。人は。とりあえず下りようそうしよう」<br>Ａ「待って怖いって。人『は』ってなに！？」<br>私「聞かん方がええで。とりあえず電波繋がるところまで下りたらあとはスマホのナビで旅館向かおう」<br>Ａ「怖すぎるってー！！」<br>Ｂ「こわいこわいこわい」</p>



<p>ほぼ無理やりＡに車を発車させて勢いよく下山。</p>



<p>山道を下りる間も、私は神社で見た先ほどの光景が忘れられず「やべー！！」と、もはや笑うしかありませんでした。後々Ａに聞いた話では、そんな私が一番怖かったそうな。</p>



<p>途中やはり民家や対向車もありませんでしたが、綺麗に舗装された道路に出た瞬間、スマホの電波が回復。それと同時にいままで一切降っていなかった雨が土砂降ってきました。</p>



<p>それは前が見えないくらいの強烈な雨で、このまま運転を続けるのは危険なため、道のど真ん中で往生することに。</p>



<p>その間に3人ともスマホの地図アプリを開いて確認すると、</p>



<p>Ａ「むりむり、マップ！マップ！……って、やっぱりさっきの山道指してるやん！」<br>Ｂ「私のスマホも山道に戻れってでてるー！！！」<br>私「まじ？私のいけてんで。このまま下って国道出ろってさ」<br>Ａ「なんで！？わけ分からんけど雨も小降りなってきたし、もう〇〇（私）のスマホナビを頼りに行くしかない！！」</p>



<p>と、半ばやけくそにＡが車の運転を続行すると、しばらくしてなんとか国道に出た私たち。そのまま私のスマホナビに従って、ようやく旅館に辿り着くことが出来ました。</p>



<p>旅館の方に事の経緯を話してチェックインの時間が大幅に遅れてしまったことを謝ると、「あー、あの山は危ないから滅多なことでは行かない方がいいよ」と言われました。詳しくは教えてもらえませんでしたが、度々あの山では事故が起こるそうです。</p>



<p>その日は全員震えながら眠りました。<br>が、一晩寝たからか、翌日には全員ケロッとして福島観光二日目を楽しく過ごし、そしてまた、いざ旅館に帰ろうとなった時。</p>



<p>私「……あれ？通行止めなくなってる」<br>Ａ「むりむりむり」<br>Ｂ「こわいってーー！」</p>



<p>と、車のカーナビが昨日と全く違う、山道など通らないルートをナビしていて、震えました。</p>



<p>後日、「そういえばあの山から下りて来た時、なぜ〇〇（私）のスマホだけが正常に動作したんだろうね」という話になった時。</p>



<p>Ａ「幽霊も怖かったんやろ。あんためちゃくちゃ自我強いし。気も強いし。幽霊も元人間やからな」</p>



<p>なんて言われたことも含めて、不思議な体験でした。</p>
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