【怖い話】実話怪談|短編「誰のお金?」北海道の不思議な恐怖体験談

投稿者:ペコちゃん さん(36歳/女性/会社員/北海道在住)
体験場所:北海道札幌市中央区

私が北海道札幌市の中学校に通っていた頃の話です。

当時、私はバドミントン部に所属しており、土日も部活動で学校に通う日々を過ごしていました。

土日の部活は午前の日と午後からの日があるのですが、午後からの日は終わるのが大体15時くらいなので、部活後はそのまま仲の良かった友人4人で遊んでから帰宅するというのがいつもの流れでした。

部活帰りに友人宅へ
image photo

その日も、部活帰りにいつものメンバーで、その中の一人の家に遊びに行きました。

その子の家は7階建ての白いマンションの5階にあり、4人の中では一番学校から近かったので、帰りに遊びに行くのは主にその家になっていました。

通い慣れた友人宅に到着すると、いつも通り各々自由にくつろいで遊んでいました。

そこに友人のお母さんが帰宅し、部屋を掃除するから外で遊んできてと言われ、私達はしぶしぶ外に遊びに行くことにしました。

エレベーターに乗り込み、たわいもない話をしていると、

「お金欲しい~!!」

と、ある子が言い出しました。

「1万円落ちてこないかなあ」

と、冗談で他の子がそれに乗ると、

「いや5千円でもいいよねー」

と、また別の子がふざけて言い、

「千円で…」
「いや500円でも…」

とだんだん金額が減っていき、ちょうどエレベーターが1階に着いたタイミングで、

「5円でもいいや~」

と、節操ない話の割にはみみっちい結論に至る自分達を笑いながら、私達は1階のフロアに降りて行きました。

外で遊ぶといっても、公園に行くとかではなく、マンションの前の道路で追いかけっこしてみたり、ふざけあったりしているだけでした。

外に出てからまだそんなに時間も経っていなかったと思います。

みんなで戯れて遊んでいると、

『チャリン♪』

とお金が落ちたような音が聞こえました。

私たちはふざけてじゃれあって遊んでいたので、その拍子に誰かが持っていたお金を落としたのだと思い、みんな我先にと音がした方へ駆け出しました。

1番最初にお金を手にしたのは、エレベーターで「お金欲しい!」と言い出した子でした。

「イエーイ!5円拾ったー」

5円拾った

と、ふざけながらも、

「誰の5円?」

と持ち主を探していると、

『チャリン♪』

と、またお金が落ちる音がしたのです。

また誰かが落としたんだと思いながら、音のした場所を確認すると、また5円玉が落ちているのです。

「また5円だよー!」

とはしゃぎながらも、4人のうちの誰かのお金のはずですので、当然「…誰の?」という話になります。

でも、みんな「違う」と言うのです。

それもそのはずで、部活帰りの私たちは、学校指定のジャージを着ているので、お金なんて持っているはずがないのです。

(でもそんなわけない。絶対誰かが落とした5円のはず…)
お金を拾った子も、他の子もみんなそう思ったはずです。

「ねー誰の?誰のさー、誰の5円なの?」

と誰かが言った瞬間、

『チャリン♪』

と、また音がしたのです。

4人とも同じ場所にいて、それぞれがそれぞれの様子を見ていました。
だから今回落ちてきたのは、4人の中の誰のものでもないことは明白でした。

「…チャリン♪って…みんな、聞こえたよね?」

そう言いながら、恐る恐る4人で音がした方に行くと、そこにはやっぱり5円玉が落ちてるんです。

また5円玉
image photo

私達もだんだん気味悪くなってきて、1番最初に5円玉を拾った子が真剣な顔で、

「ねーもう、誰のさー、ふざけてないで言ってよ!誰の5円なの?」

と言った瞬間、また、、、

『チャリン♪』

と聞こえたのです。

もう余りに不可解な現象に私達は「キャー」と悲鳴を上げ、持っていた5円玉も投げ捨て友人宅に走って戻りました。

転がり込むように家に上がると、

「あんたたち、何、わーきゃー大きな声で騒いでたの?」

と、友人のお母さんが言います。

今あったことを説明すると、

「誰かのいたずらじゃないの?あんたたちが騒いでるから、面白がってマンションの上から落としている人がいたんじゃない?」

とお母さんは言うのですが…

誰かのいたずら?それにしてはタイミングが良すぎる。

必ず誰かが「誰の5円?」と聞いた瞬間に次の5円玉が落ちて来るんです。
人のなせる業とは思えません。

余りにも荒唐無稽なその現象を、実際に目の当たりにした私達は、到底いたずらだと思う事は出来ませんでした。

でも、その後に何か起こるわけでもなく、徐々に落ち着いてきた私達は、

「あの時5円じゃなくて、毎回1万円って言ってれば良かったねー」

と、結局のところ笑い話になったのですが…

でも、本当に何だったんだろう?
未だに謎な出来事です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました