【怖い話】都市伝説・噂|長編「吹奏楽部の伝統」秋田県の某中学校で語り継がれる怪談

投稿者:しがないフルート吹き さん(31歳/女性/薬剤師/秋田県在住)
体験場所:秋田県 〇〇湖畔の某合宿所

これは私が中学1年生の夏に、部活の先輩から聞いたお話です。

私の所属していた吹奏楽部の大きなイベントの一つに、毎年夏休みに行われる2泊3日の強化合宿がありました。

そしてその夏合宿では、吹奏楽部に伝わるとある伝統行事が行われていたんです。

それは合宿初日の夜に、1年生は各々担当する楽器パートの先輩から『我が校の吹奏楽部にまつわる怖い話』を聞く、という変わった行事でした。

秋田県:吹奏楽部の伝統
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そんなこと知らずとは言え、私は人生初めての部活合宿が楽しみで、何日も前からワクワクしていました。

そして夏合宿当日、私たち吹奏楽部員120名は、大きなバスに乗り込み、秋田県の田沢湖にある合宿所に向かい出発しました。

この合宿所は様々な団体に利用されており、秋田県出身の方なら『部活の合宿』と聞くとすぐにピンっとくるところです。

到着したそこは、私たちが普段学校に通っている地域とは違って、青い山々がズラッと連なり、とても見晴らしの良い素敵な場所でした。

冬にはスキー場としても利用されており、硫黄の香りが強い温泉も湧き出ています。

初めての夏合宿は本当に楽しくて、みんなで食べる食事は美味しく、男子生徒は顧問の先生とどっちの方が沢山ご飯を食べられるか競争していました。

食事の後は、担当する楽器パートのメンバーごとにお風呂に入り、待ちに待った自由時間には仲のいい部員同士で集まって、楽しいおしゃべりに花が咲きました。

大体は好きな人の話や、学校の名物先生の話で盛り上がるんですよね。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、夜の8時を回った頃だったと思います。

「じゃあそろそろ、あの話をしないとだね。」

3年生の先輩がそう切り出したのを聞いて、私たち1年生は、何の話だろう?と、顔を見合わせ首をかしげました。

「私も1年生の時に先輩から聞いて…うちの部活で代々語り継がれてる話なんだけど…。」

そう言って先輩は、何年も前にこの吹奏楽部で実際に起きた、怖い話を語り始めたんです。

その年、この学校の吹奏楽部の先輩たちは、全日本吹奏楽コンクールでの全国大会金賞を目指し、日々の練習に励んでいました。

その年の自由曲には、ピッコロという小さな横笛による美しいソロ演奏がありました。

ピッコロは通常、フルートパートの誰かが担当することになるのですが、その年の自由曲のソロパートがあまりに美しく、フルートパートの全員がピッコロ奏者の担当を希望して名乗り出たんです。

思いがけず多くの立候補があった為、顧問の先生はしばらく選考する期間を設けることにしました。

するとフルートパートの彼女たちは、その期間中、他人を蹴落とすために陰口を叩いたり、くだらない陰湿ないじめで相手のモチベーションを下げさせたりして、お互いに足の引っ張り合いを始めたのです。

特に3年生にとっては、この大会が引退前の最後の大会となる為、他のメンバーよりも目立とうと必死でした。

2年生の後輩にはきつく当たったり、フルートが上手い子をこっそり呼び出しては、いわゆる「シメる」ということも中にはあったようです。

しかし、そんな風に周りが醜い争いで揉める中、そのようなことには一切加担せず、3年生の女生徒A子さんは、日々淡々と楽器の練習に励んでいました。

周りから何を言われても、されても、A子さんが仕返しをすることはありませんでした。
ただ、日々黙々と楽器の練習に励むのみでした。

基本的にピッコロは、大きな学校でも2本しか置いていないような希少な楽器なので、A子さんは家に帰った後はフルートを使って練習を続けていました。

自由曲が決まってから約2週間後のその日、顧問の先生はピッコロソロのオーディションを開催しました。

オーディション中は誰が演奏しているのか分からないように、部員全員に目を閉じさせ、希望者からランダムに選んでピッコロの演奏をさせました。

その結果、陰口やいじめなどにも加担せず、日々一生懸命に練習をしていたA子さんが、実力でピッコロ奏者を勝ち取ったのでした。

人間とは悲しいもので、自分を高める努力は怠り、周りを蹴落とし自分が優位に立とうとする者が多くいます。

ですが顧問の先生は、そんな周囲に振り回される事なく、ただ一生懸命に練習してきたA子さんを、誰よりも高く評価していたのです。

そして遂にコンクールのシーズンが始まりました。

地区大会、県大会、東北大会と、いずれも素晴らしい点数で我が吹奏楽部は勝ち進んでいきました。

県大会の時には、審査員の先生が評論にこう書きました。

『ピッコロソロ、ブラボー!!』

プロの奏者が特定のパートを名指しで評価することは稀なことで、本当に名誉なことです。

ですが、ピッコロソロを担当した当のA子さんは、それに胡坐をかくこともなく、練習の手を抜くことはありませんでした。

毎日家に楽器を持ち帰り、学校のテスト期間中もピッコロの練習は毎日欠かさなかったそうです。

この頃には、以前はピッコロ奏者を目指して足の引っ張り合いをしていたフルートパートのメンバーも、

「Aさんになら安心してピッコロを任せられる。自分たちも頑張って全員で全国金賞を取ってやるぞ!」

そう意気込んで、それぞれが自分のパートに真剣に取り組んでいました。

しかし、出場を勝ち取った全国大会まであと数週間という時、悲劇は起きたのです。

A子さんが階段から落ちて、右手首から指先までを骨折してしまったのです。

本番はもうすぐだというのに、この怪我は致命的でした。
もはや全国大会への出場は不可能です。

「原因は一体何なのか?」
「過度な練習による疲労で、足元がふらついてしまったのでは?」

誰もがそんな風に考えていました。

ですが、本当の原因はそんなことではありませんでした。

同じフルートパートだった3年生のB子さんが彼女を階段から突き落としたのです。

元々内気で優しいA子さんは、人を責めたり怒ったりできない性格です。そこに付け込んだB子さんは、彼女を突き落とした後で更にこう言ったそうです。

「先生にチクったら次はどうなるかわかんないよ?」

合宿所の大部屋にはキーンと張り詰めた空気が、夏とは思えないほど冷たく立ち込めていました。

先輩の話をここまで固唾を飲んで聞いていた私たち1年生は、部活の上下関係や、曲がった競争心に恐怖を感じていたんです。

隣に座っていた友人は、入部当初からピッコロを吹きたい、と話していたので、尚更怖いと思ったことでしょう…。

自分の動悸が少し早まっているのを感じながら、私は先輩の話に耳を傾けていました。

木管楽器奏者の命ともいえる手を故障してしまったA子さんは、残念ながら夢の舞台に立つことが出来なくなってしまいました。

ですが、吹奏楽部自体は悲しんでいる場合ではありませんでした。

まだコンクールは終わっていません。
本番までもう時間が無いのです。

幸い100名以上が在籍する大所帯の部だったので、急遽別の3年生がピッコロソロを担当し、足りないフルートパートに補欠の2年生を投入することになったんです。

手首を骨折してしまったA子さんはというと、ショックから不登校になってしまいました。

全国大会という華々しい舞台で、堂々と演奏することを目標に誰よりも練習を頑張ってきたのに、その夢をこんな形で絶たれてしまい、尚且つ同級生からは酷い仕打ちを受け、彼女は心身共にボロボロになってしまったのだそうです。

当時、全国大会の舞台となった会場は、東京都にある普門館という大ホールでした。

吹奏楽部を取り上げるドキュメンタリー番組でも度々登場した施設です。

私もこれまでに1度だけ、全国大会で訪れたことがあるのですが、ステージは黒く光り、そこで奏でる音は1~2秒差で跳ね返って自分たちに聞こえてくるのです。

残念ながら老朽化のため取り壊されてしまいましたが、全国の吹奏楽部員は、このステージにずっと憧れを抱いて練習したものです。

全国大会まで残すところあと2日となり、コンクール出場メンバー50名は一足先に都内に入りました。

私の代でもそうだったのですが、我が吹奏楽部ではコンクール出場メンバーだけが他部員より1日先にホテルに入り、その日の夕食に焼き肉を食べるという慣例がありました。

「しっかり食べて頑張れよ!」という顧問の先生の計らいで、この年もメンバーだけで宿泊した初日の夜、みんなで和気あいあいと焼き肉を食べたそうです。

この日まで心血注いで練習に精を出し、お腹いっぱい焼き肉を食べた先輩たちは、本番前の一時の安らぎからか、その日は殆どのメンバーが消灯前にも関わらず、早い時間に眠りに就きました。

その夜の事、23時を過ぎた頃でした。

ある男子生徒の一人が、不思議な音で目を覚ましました。

甲高い小鳥のさえずりのように可愛らしく、軽やかに転がるような音…

それは嫌になるほど毎日聴いている、自分たちの自由曲を奏でているようでした…。

神経を使った練習のし過ぎで遂に幻聴まで聞こえるようになったのかと、彼は思ったそうです。

翌日、その彼は隣の部屋で寝ていた友人に昨夜の話をしました。すると、

「それ…俺にも聞こえた!…あれって俺らの自由曲だったよな!練習のし過ぎって怖いよなー!」

「え!?お前も聞こえたの!?てゆうかさ、あの音、ピッコロっぽくなかった?あのソロの部分の!」

すると、彼らの会話が耳に入ったのか、周りにいたメンバーも次々に集まってきて、みな一葉にこう言うのです。

「私も聞いたけど…あれ、絶対ピッコロの音じゃん」

しかしあの時間、とっくに消灯時間は過ぎていましたし、そもそも他の宿泊客がいる深夜のホテルで、一体誰が楽器の練習を始めると言うのでしょう。

しかし音を聞いた人がこれだけいるなら、全てをただの勘違いとするのも不自然に思い、誰からともなく冗談半分で、後任のピッコロ奏者に聞いてみました。

「お前、昨日の11時頃、ピッコロソロ吹いてなかった?」

「は?なんで夜に楽器吹くの?てゆうかここホテルだし。有り得ないでしょ。」

「だよなー!」

ピッコロ奏者の予想通りの返答を聞いた上で、みんなが出した結論は、

『きっと自分たちは毎日練習しすぎたために、脳内で勝手にその音楽が再生されているのだろう』

そう思い直すことにしたんです。

しかし2日目の夜も、昨夜と同じピッコロのソロパートが再びどこからともなく聞こえてきたのです。

今度は全員がまだ起きている消灯前の時間でした。

更にこの日は、コンクールメンバー以外の部員たちもホテルに合流していたのですが、そのほとんどの部員があの音を聞いて、次々と部屋から出てきては廊下で騒ぎ始めたのです。

やや遅れて、その騒ぎを不思議に思ったフルートパートのメンバーも廊下に出てきました。

「みんなどうしたの?何かあったの?」

フルートパートのメンバーは何が起きているのか誰も気付いていませんでした。

しかし他の部員たちは口を揃えて、

「ピッコロソロが聞えるんだよ!しかも昨日よりハッキリ!」

「あの吹き方…どっかで聞いたことある吹き方なんだよね…」

「フルートパートのメンバーには聞こえないの?誰かドッキリで夜中に吹いてるんじゃないよな?」

誰かがそうフルートパートの面々に聞きました。

しかし、不思議なことに音はフルートパートのメンバーには聞こえていませんでした。

(これだけ多くのメンバーが聞こえている音が、どうして自分たちには聞こえないの?逆に自分たちがドッキリを仕掛けられているのでは?)

フルートパートのメンバーがそんなことを考えた時、誰かが言いました。

「もしかしてこれって…あいつが吹いてるんじゃないの!?」

さっきまで騒然としていた廊下が水を打ったように静まり返りました。

誰もが即座に理解しました。
あいつというのは手首を骨折し、無念のリタイアを余儀なくされたA子さんのことだということを。

「そんな訳ないじゃん!大体、ここに来てるはずないし!てゆうか、もしかして私たちにドッキリ仕掛けてるんじゃないよね?」

「ドッキリなんか仕掛けてないよ。でもなんて言うかさ…あいつ、俺たちを恨んでたりしてるんじゃないかな…とか思って。」

「…もしかして、フルートパートのお前らが、あいつに何かしたんじゃないよな?」

「は!?何もしてないし!!それって酷くない!?」

徐々に騒ぎが険悪なムードになり始めた頃、やっと顧問の先生が顔を出しました。

「何してるんだ、明日は本番だぞ!さっさと寝なさい!」

するとクラリネットパートの2年生が説明しました。

「先生、さっき急にどこかから自由曲のピッコロソロを演奏する音が聞こえてきたんです。こんな時間のホテルでおかしいと思いませんか?その音を聞いてみんな部屋から出てきたんです。でもフルートパートの子には聞こえてないみたいで…それで誰が吹いたんだ?とか、ドッキリなんじゃないか?って、段々喧嘩腰になってきちゃって…」

「ピッコロ…?お前ら練習のし過ぎじゃないか?まず話は後でゆっくり聞くから。今日は早く寝なさい。」

顧問の先生がそう言うのだから部員達は言う事を素直に聞くしかありません。

音の出所を不審に思いながらも、みんな渋々それぞれの部屋へと戻って行きました。
 
そして翌日。
全国大会当日の朝、衝撃の事件が起きました。

全員での朝食の時間、やや遅れて来たフルートパートの2年生が、青ざめた顔で顧問の先生に駆け寄りこう言いました。

「大変です!先輩の右手が…!」

彼女の言葉を聞いた瞬間、先生の顔からもみるみる血の気が引いて行くのが分かりました。

二人はすぐに走りだして、その『先輩』の元へ向かいました。

「お、おい…これは一体…」

顧問が『先輩』の右手首を見て絶句しました。

『先輩』の右手首は、通常の2倍近くまで赤く腫れあがっています。
これでは楽器なんて到底持つことができません。

「ピッコロソロなら何とかする!それよりも早く救急に行こう…!副顧問の先生に付いて行ってもらうから、そのままロビーで待ってなさい!」

顧問のそんな言葉にも、『先輩』はガタガタと震えるばかりで返事も出来ずにいます。

「どうしたんだ!大丈夫か!おい!」

顧問が何度か力強く声を掛けると、今にも消えてしまいそうなか細い声で『先輩』は答えました。

「…呪いです。…あの子の呪いなんです。私があの子を階段から突き落としてピッコロのソロを取ったから…それであの子が私を恨んだんです!夢に、昨日の夢にA子が出てきて、私にも同じ目に遭わせてやるって言って…!」

そう、この右手首を真っ赤に腫らした『先輩』というのは、A子さんを階段から突き落とし、後任のピッコロ奏者として後釜に乗ったB子さんでした。

その時のB子さんの顔は気味が悪いほどに白く、瞳孔が開いたその瞳は、虚空を漂うように右へ左へ彷徨い、腫れあがった右手を左手で抑えただただ震えていたのだそうです。

B子さんは救急車で搬送された先の病院で、やっぱりと言うべきなのか、右手首の骨折と診断されました。

コンクールは急遽代わりのメンバーでステージに立ったそうですが、結果は銅賞、全国金の夢は叶わなかったそうです。

ここで先輩の語りは一度止まり、スーッと私たち一年生の顔を横に流すように見回しました。

(お、終わり…かな…?)

先輩の語りに息も出来ずに耳を傾けていた私たち。

緊張で手はじっとりと汗ばみ、背中を指でなぞられるような気味の悪さにただただジッと座って先輩の口を見つめていると、その口が再びゆっくりと動きました。

「それでね、話にはもう少し続きがあってね…」

コンクールメンバーが1日先に東京入りしたその日、先任のピッコロ奏者だったA子さんは…

自宅で自殺を図ったのだそうです。

仲間に裏切られたあげく、夢までも奪われ、絶望に打ちひしがれたA子さんは、自ら命を絶とうとしたのです。

幸い発見が早く、すぐに病院に搬送されたA子さんは、2日ほど意識が無いまま生と死の間を行き来し…

コンクール当日の朝、B子さんの右手が赤く腫れあがったその日…

奇跡的にA子さんの意識は戻ったのだそうです。

「これが我が吹奏楽部に伝わる怪談話です。」

先輩のその一言で、固唾を飲んで話を聞いていた数人の一年生から、安堵の溜息が洩れました。

その瞬間、無色だった部屋にようやく色が戻るかのように現実に戻ることが出来たんです。

その後、先輩たちはこんなことを言っていました。

「あれは間違いなくA子さんの恨みだね~。私も1年生の時に先輩からこの話を聞いたんだけど、それからピッコロのソロ吹くのが怖くなっちゃった。」

「わかる~!私もそれでピッコロ希望するの辞めたんだよね。」

私の強化合宿は、こんな吹奏楽部にまつわる言い伝えから始まったのでした。

ここからは後日談なのですが…

そんな私も気付けば30代になり、約16年ぶりに中学時代の吹奏楽部顧問と同窓会で再会することになりました。

その先生は私の中学校ができて間もない時に赴任してきて、私が中学3年生に上がる時、他校へ異動してしまいました。

その為、私たちにとって先生とのお別れはとても辛く、泣きながら離任式に参加したのを今でもよく覚えています。

そんな大好きな先生にお酒を注ぎながら当時の思い出話をしていた時のお話です。

「先生、そう言えばずっと気になってたことがあるんですよ。1年生の時、先輩からあの学校の吹奏楽部に伝わる怖い話を聞いたことがあって…あれっていつの代の話なんですか?」

すると先生は少しの間をあけた後、急に何かを思い出したかのように笑い出しました。

「あれかー!あの話のオチはいつも3年生が引退した時にコッソリ教えてたんだけど、お前たちとは卒業まで一緒に居られなかったから教えられなかったもんな!あれは、実はなぁ…」

実はこのピッコロ奏者に関する怪談話は、顧問の先生の作り話だったのです。

というのも、いつの時代も陰口やいじめといった問題が後を絶たず、吹奏楽部員にはそんな馬鹿な事をしてほしくない、ではその為にどうしたら良いのだろうかと、若かりし頃の先生は悩んでいたそうです。

そこでたまたま思いついた作り話を生徒たちにした所、話に尾ひれが就いて、どんどん恐ろしい話に膨れ上がっていって、いつの間にか怪談話みたいになっていたのだとか。

しかしこれは逆に良い教えに変えられるかもしれない、そう思った先生は、敢えてその話を訂正することはせず、3年生が引退した時にやっと、この話は嘘だとカミングアウトするようになったと言います。

確かにこれが本当にあった話であれば、社会的に大問題ですよね。階段から同級生を突き落とすなんて、打ちどころによっては殺人です。

しかし幼いながらにこの話を聞いた当時の私は、密かにこんなことを学んでいました。

一つ目は、自分が利益を得たいがために誰かを陥れようとしてはいけないということ。

二つ目は、自分の努力を認めてくれる人は必ずいるから、物事を絶対に諦めたり投げ出したりしないこと。

三つ目は、たった一人の間違った行動が周りに大きな影響を与えるため、考えなしに軽率な行動を取ってはいけないということ。

今でもこの話が後輩たちに語り継がれているかは不明です。

ですが、私の中では人生の大事な教訓の一つとしてずっと覚えていたい「吹奏楽部にまつわる怖い話」なのです。

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