【怖い話】実話怪談|短編「ついてきた…」和歌山県の心霊体験談

投稿者:中野さん さん(40代/男性/会社員/和歌山県在住)
体験場所:和歌山県和歌山市の自宅

私は長い間、「霊」のようなものに取り憑かれています。

霊に取り憑かれている
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それは恐らく生霊のようなもので、コレといった実害はありません。
せいぜい私の睡眠時間が軽く削られることと、微妙なうっとうしさを感じる程度でした。

とは言えここしばらくは、その存在を感じることもなく忘れかけていたのですが、最近になって、「ああ…ついてきたよコイツ…」という体験をしたんです。

事の発端は今から20年程前に遡ります。

当時20代後半だった私には、交際中の彼女がいました。
多分この彼女が、私の霊体験の原因になっているんだと思うんですよね。

この彼女は今で言う強度の「メンヘラ」で、精神が凄く不安定な女性でした。

ちょっとした事で疑心暗鬼に陥り、私が浮気しているのではないか?と凄く悩むのです。
リストカットや大量の頭痛薬服用(睡眠薬を購入出来なかった為)等の自傷行為をしたり、勝手に私が浮気をしていると思い込んで、そのはらいせに彼女の方が浮気をした事もありました。

彼女の浮気が発覚してからは、私に対する過度なアプローチはなくなったものの、妙な現象が起き始めたんです。
それは深夜、誰かが自宅へ入ってきて、私の隣で添い寝するというもの。

添い寝する生霊
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これが何度も発生するんで、ある頃からは「いつもの事だな~」と慣れましたけど、最初の頃は「コレヤバイ!ヤバイ!」ともの凄い恐怖を感じたものです。

具体的に話しますと、大体夜中の4時ぐらいでしょうか、私は不意に目を覚ますんです。

目を覚ました瞬間、何者かが玄関のドアをバーンと開け入ってくる気配を感じるんですよね。
結構その音や気配が生々しく、(あ、これ強盗かも?ヤバイ奴だ!)と、最初は本当に焦りました。

その侵入者はリビングをうろついたりして、何かを探しているというのが足音や気配から分かります。

(そろそろ寝室へ来る!戦わねば!)
と私は体を起こそうとするんですが、身動き出来ないんです。
そう、金縛り状態になっているんです。

そしてその何者かは私の寝室へ入ってきて、私の真横で添い寝するんです。
ただそれだけ…他に何かされるわけでもありません。

ですが、そんな状態で寝続けるなんて出来ません。最初の頃は本当に怖くて、全然眠れませんでした。

で、この気配というのが、当時交際中の彼女と似ていたので、「生霊かな?」と感じているわけです。

彼女の気配
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ですが、これが何度も続くうちに、別に何か実害があるわけでもないので、(いつものヤツが来たな~)、と、あまり気にならなくなってきて、目が覚めてもすぐ眠れるようになったんですけどね。

でも、慣れたからと言っても、当然来ないでくれるのが一番ですし、(うっとうしいな~)と思いつつも耐え続けてました。

そしてこれは、彼女と別れて三年経過するまで続きます。
別れてからの三年間は、毎日というわけではなく、年数回というぐらいだったんですけどね。

因みに、なぜ別れてから三年間だったのか?ですけど、これは彼女のその後に関係していると後から知りました。
私と別れて3年経過したちょうどその頃、彼女は他の男性と結婚して出産をしたんです。

たまたまかもしれませんが、出産をしたことで私への未練のようなものが無くなったんだと思います。

まあこういう経緯も踏まえ、「やっぱりアレは彼女の生霊だった」と、私は確信しているのですけどね。

三年経過してからは数年に一回ペースまで減少し、最近はもうすっかりそんな現象のことは忘れかけていたのですが・・・今から半年前、私は引っ越しをしたのですけど、引っ越し先でもこの体験をしてしまったというわけです。

引っ越し先についてきた
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その日も、以前と同じ明け方の朝4時頃、不意に目を覚ましました。
と同時に何者かが玄関から入ってくる気配を感じるのです。

(あ・・久々に来たのかコレ?)
と思ってると、何者かはまっすぐこちらへ向かってきます。

長らくなかったので、すっかり油断していました。
(せっかく引っ越したのに付いてきたのかよ・・)
とガックリ。

相も変わらず金縛り状態なので、こちらからは一切何も出来ません。

ガラっと寝室の引き戸が開いたと思うと、何者かは以前と同じように私の背後に寄り添ってきたのです。

以前だと慣れていたのですぐ眠れましたけど、この時は恐らく10年くらいのブランクがありましたので、改めて、得も言われぬ気味の悪さを感じましたね。

久しぶりすぎて、その生霊の欲求も溜まっていたんでしょうね、以前と比べ、背中から感じるオーラというか気配が違うんですよね。
前は添い寝するようなソフトな感じだったのですが、今回は背中にベッタリ張り付いて密着するような感じでした。

べったり密着する生霊
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(ヤバイ…せっかく引っ越したのに…コイツ…またこれからも明け方に襲来してくるつもりなんだ…)

いつの間に気を失っていたのか、朝目覚めた時には気配は無くなっており、以前と同じ、気持ち悪さと睡眠不足からくる気だるさだけが残っていました。

後日、友人から、再び生霊が出はじめた原因であろう彼女の近況を知りました。

どうやら彼女は最近離婚したらしいです。

「だからアレが来たのか・・またこれからも来るんだろうな・・・」
と、今は心底ゲンナリしています。

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